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バックナンバータイトル644号
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昭和ロマン館がリニューアル

小松崎茂作品ほか昭和の挿絵、
雑誌など展示

 

リューあるオープンした昭和ロマン館

▲4月1日のオープンに向け展示の準備をする根本館長

本紙連載「私の昭和史」(3面に掲載)でおなじみの根本圭助さんが館長を務める「昭和ロマン館」が4月1日にリニューアルオープンする。また、3月31日には東漸寺でヴァイオリンのソリストとして活躍する川井郁子さんがコンサートを開き、美しいしだれ桜と「共演」する。昭和ロマン館と東漸寺はほど近い。歴史と文化が香る小金の街で春の一日を過ごしてみては。

【戸田 照朗】

浅草の賑わい

▲小松崎茂が描いた昭和11年当時の浅草映画街と代表作の戦艦大和(下)

 

戦艦大和
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「昭和」の雑誌を彩った挿絵や口絵、絵本などを一堂に展示する「昭和ロマン館」(浅野久理事長)は、2000年7月、新松戸に小松崎茂、松本かつぢの常設展を中心にオープン。「昭和の絵本展」「野口雨情展」「童画による金子みすゞ展」などを開催してきたが、03年夏、経営難などの理由でやむなく閉館。その後、浅野工務店本社(小金清志町3-59、JR北小金駅より徒歩12分)2階の一室で展示を続けていたが、今回、同社の社屋を改装し、再び広いスペースで展示できることになった。小松崎作品を常設し、昭和の雑誌や挿絵なども展示する。

同館は入館無料。木、金、土、日曜、祝日の午前11時〜午後5時開館(入館は4時30分まで)。その他の日は要電話連絡。根本館長は原則的に土・日・祝日に在館。

根本館長は「館内には座ってお茶を飲めるスペースもあります。若い人はもとより、昭和の懐かしいレコードを聴きながら、老人会などの集まりなどにも利用していただけたら」と話している。問い合わせは、1341・5211同館。

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川井郁子さん、東漸寺でコンサート

しだれ桜と「共演」

 

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有志でつくる小金の街をよくする会では、ここ3年、春と秋に東漸寺でコンサートを企画してきたが、今春は3月31日に人気ヴァイオリニストの川井郁子さんと、尺八奏者の渡辺峨山さんを招いて開催する。ステージは、午後1時30分からと、午後4時からの2回。全席自由5000円。問い合わせは、1349・5323(ユニバース)、1347・8001(東漸寺幼稚園)、1341・0500(丸山)へ。

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スペース 川井郁子さん

▲東漸寺で演奏する川井郁子さん


献血ルーム「ピュア」オープン

年間献血者1万7000人見込む

 

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千葉県赤十字血液センターでは、4月1日、県内5か所目となる献血ルームを松戸ビル(伊勢丹隣り)1階にオープンする。ルームの愛称は一般公募により募集され、市内の高校生から応募のあった「Pure(ピュア)」を採用。センターでは、年間1万7000人の献血受け入れを予定している。

松戸献血ルーム「Pure」は、施設面積338・41平方メートル(102・37坪)、採血ベット数は10床(成分ベット8床、全血ベット2床)。女性にやさしいルームを目指したといい、ベッドにはTV、DVDを装備、休憩用ロビーのソファーでは飲み物、お菓子のサービスのほか、雑誌等も楽しめるスペースとなっている。

センターでは、4月と5月の2か月間、オープン記念キャンペーンを実施。献血協力者に記念プレゼントが贈られる。また、県内献血ルーム共通で、「成分献血キャンペーン」、「水・木曜成分献血特別キャンペーン」も実施中。詳しい内容は、同センターのホームページ(http://www.chi
ba.bc.jrc.or.jp/)まで。

松戸献血ルーム「Pure」は、年末年始のみ定休。受付時間は、400(200)ミリリットルが午前10時〜午後1時・午後2時〜午後5時40分、成分献血が午前10時〜正午・午後2時〜午後5時10分。

問い合わせは、1043・241・8567千葉県赤十字血液センター企画課まで。

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スペース スペース献血の方法

自分にもできるボランティア。健康管理にも

──献血歴29年の辻本さん

 

29年間でのべ285回献血した辻本廉さん

▲29年間でのべ285回献血した辻本廉さん

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松戸商工会議所の辻本廉さんは、献血歴29年、のべ285回の献血をおこなっている献血リピーターの一人。なぜ献血するのか、松戸に献血ルームができることについてなど、お話を伺った。

辻本さんが献血を始めたのは、商工会議所に入所した27歳の時。松戸駅前に献血車が来ていて、初めは何かやっているな、という意識しかなかったという。そんな中、商工会議所の仕事で知り合った人が献血の呼びかけをおこなっていたことがきっかけで、初めて献血した。

「時間の制約もなく、これならいつでもできる。自分にもできるボランティア」。月に1回、土曜の仕事帰り、献血に行くことがライフワークとなっていった。
ただ、これまで献血を続けてきたのはボランティア、という気持ちだけではない。献血することは自分にとっても大きなメリットがあるからだという。

辻本さんは「献血した後、1週間以内に血液の分析結果の通知が来ます。そこには、コレステロールなどの数値があり、自分の健康状態がわかる。また、体調が悪い時は献血ができないので、献血に行く2〜3日前から健康状態を整える準備をする。つまり、献血は自分の健康管理にもってこいなんです」と話す。

辻本さんは現在、休みの日に柏の献血ルームに通っているが、これからは松戸のルームに通いたいという。「松戸に献血ルームができることで便利になりますね。11日に献血に行って来て、柏のルームの方とお別れのあいさつもしてきました」。

これまでも何人かの同僚を献血に誘ってきたが、「松戸にルームができるので、周りにももっとPRしていきたいと思っています。だって、人助けにもなるし、自分の健康管理にも最適ですから。献血はおすすめです」と、辻本さんは笑顔で話していた。

【竹中 景太】

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戦時中の食事を体験

「大根飯、意外においしい」

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戦時中の食事体験

▲戦時中の食事体験には親子で参加する人も多い

 

再現された戦時中の食事

▲再現された戦時中の食事

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「食料難を食べる 戦時中の食事体験講座」がこのほど市民会館で行われ、44人の市民が、戦時中の食料難の時代の食事を体験した。

この講座は世界平和都市宣言事業の一環で松戸市が開催しているもので、新松戸郷土資料館の大井弘好館長(75)が講師を務めた。

この日のメニューは、大根飯、すいとん、卯の花、京菜漬の4品。食料難の時代のお弁当(昼食)を再現した。京菜漬は調理時間の都合で、大井さんが事前に用意。京菜は、最近ではあまり食卓に上がることのない野菜だが、当時はよく栽培され、食べられていたという。また、松戸が皇室にもち米を献上するほどの産地だったことから、当時と同じ田で採れたもち米を使った赤飯も振る舞われた。

参加者らは、大根飯、すいとん、卯の花の3品を約1時間かけて調理。当時の質素な料理を味わった。

小学2年の男児とともに参加した主婦は、「子どもが好き嫌いが多いので、大変な時代もあったことを分かってほしくて参加しました。でも、意外とおいしくて、子どもも喜んで食べています」と話していた。

また、将来、小学校の先生になりたいので、子どもたちにこの経験を話したい、と参加した大学生もいた。

ドラマの「おしん」で有名になった大根飯だが、「もっとひどいのかと想像していたが、意外においしい」との声が多いことについて、大井さんは「当時はもっと米より、大根の割合が多かった。材料自体もずっと悪いものだったし。一番ひどかった昭和20年から22年まではこんなものも食べられなかった」と話していた。

【戸田 照朗】

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記念碑の除幕をした局長と市長

▲記念碑の除幕をした局長と市長

 

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消防殉職者を追悼

消防局に記念碑

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松戸市消防局(大野正一局長)は、過去に発生した消防殉職者を追悼し、10月14日を「松戸消防安全の日」に制定。今月16日には、再び災禍の犠牲を出すことのないよう消防職員、団員が日々市民の安全安心のために職務を遂行することを誓う「『松戸消防安全の日』祈念碑」を消防局1階ロビーに建立し、完成披露除幕式をおこなった。

市消防局によると、昭和10年12月1日に消防団員、同41年10月14日に消防職員の方が、消火活動中に殉職している。祈念碑は、こうしたことを忘れないようにとの大野局長らの強い思いから建立されたもので、費用も団員、職員の自己負担により捻出されたという。

この日の除幕式には、川井敏久市長も出席し、大野局長らと祈念碑の除幕をおこなった。

なお、祈念碑のデザイン、形などについては局内に委員会と作業部会を立ち上げ、約半年に及び議論して決められたという。祈念碑には、川井市長直筆の文字「誓」が貼付されている。

【竹中 景太】

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