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バックナンバータイトル646号
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子どもたちの未来のために

「晴香園」に後援会 進学などを支援

 

晴香園の1周年を記念する会

▲晴香園の1周年を記念する会では歌手の大野靖之さんも訪れ、大野さんが作った晴香園の歌「君が笑えば青い空」などを披露した

根木内にある児童養護施設「晴香園(はるかえん)」にこのほど後援会ができた。晴香園には、何らかの理由で両親と生活できない2歳から18歳までの子どもたち40人が暮らしている。18歳で卒園しても、大学などへの進学を支援したり、一般の家庭の子どもたちと同じように塾や習い事に通い、自分の可能性を伸ばしてほしい、というのが設立の趣旨だ。現在、会員を広く募集している。

【戸田 照朗】

児童養護施設「晴香園」

▲児童養護施設「晴香園」

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晴香園がオープンしたのは2002年10月4日。児童養護施設とは、児童福祉法に定められた児童福祉施設の一つで、予期できない災害や事故、親の離婚や病気、不適切な養育など様々な事情で親とは生活できない2歳から18歳までの子どもたちが生活する施設のこと。県内に17施設があるが、東葛地域では晴香園が唯一の施設だ。

晴香園には現在約40人の子どもたちが暮らしている。開設当時に入ってきた2歳の女の子3人は、今年そろって小学1年生になった。うち1人は里親のもとに引き取られ園を出ているが、里親さんから「元気に小学校に入った」との知らせがあった。また、今春初めて2人の高校生が社会へと巣立っていった。

後援会は、アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)の松井秀文会長が設立発起人代表に、21人が発起人となった。会費や寄付で集めたお金は、日々成長していく子どもたちの教育や、園の行事、大学進学などのために使われる。

専門学校も含め、短大以上の進学率は、全国平均で約70%。しかし、児童養護施設の子どもたちの進学率は約1%にとどまっている。晴香園の子どもたちにも習い事や、スポーツクラブ、学習塾へ通ったり、頑張れば大学進学もできるという未来に夢を持ってほしい、というのが後援会の願いだ。また、施設には18歳までしかいられないが、卒園しても生活が不安定になることが予想されるため、卒園後1〜4年の生活支援も行う。

60人の大家族

晴香園はクリーム色の壁に素焼きの屋根、中庭の芝の緑が美しい。大きな窓から太陽の光がいっぱい入ってくる明るい建物の作りは、「施設」というイメージからは程遠い。「なんらかの事情があって親と離れて暮らす子どもたちが生活するのだから、家庭的な雰囲気を出したかった」と元施設長の松丸千香子さん(51)は話す。

基本的に8人が1つの「家族」(グループ)を作って入る「家」(棟)が5つある。「家」には各人に個室があるが、兄弟姉妹で入れるように2人部屋もある。それぞれの部屋からは、必ず「茶の間」を通って外に出るようになっている。児童養護施設は、どこもいっぱいの状況で、空きがないために、兄弟姉妹が別々の施設に入れられ、離れ離れの生活を余儀なくされるケースもあるという。「2人部屋」を作ったのも、そんな事情に配慮してのことだ。千香子さんの夫の明雄さん(56)が理事長を務め、現在のスタッフは20人。子どもたちと60人で大きな家族を作っている。

また、晴香園では、市からの委託事業として児童の一時あずかりをする「こどもショートステイ」と、「根木内子ども館」も行っており、地域に住む子どもたちも利用している。

会員を募集中

後援会の年会費は個人会員一口2000円以上、団体会員一口5000円以上。賛助会員の寄付金は随時。施設扱いの寄付金は税法上の控除が受けられる。会費を納入した人は後援会員として登録され、後援会だより、地域交流のための各種行事のお知らせなどが送られる。会費納入先は、みずほ銀行新宿西口支店、普通預金(口座番号)4645936、(口座名)社会福祉法人晴香 晴香園後援会。

お問い合わせは、〒270│0011松戸市根木内145 児童養護施設 晴香園後援会事務局、1345・2722、FAX309・8807、HP=http://harukaen.jp/、メール=info@harukaen.jp

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日本の歴史公園100選に

戸定が丘歴史公園 地域貢献などを評価

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新緑も美しい「戸定が丘歴史公園」

▲新緑も美しい「戸定が丘歴史公園」

 

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都市公園法施行50周年記念事業の一環として、公募による「日本の歴史公園100選」の選定がこのほどおこなわれ、市内にある「戸定が丘歴史公園」が同選に選ばれた。

同法は、都市公園の設置及び管理に関する基準等を定めて、都市公園の健全な発達を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的に制定されているもの。「日本の歴史公園100選」は、国土交通省の提唱により6日本公園緑地協会、6日本造園学会などが実行委員会を組織し、全国の優れた歴史公園を公募により募り、選定された。

戸定が丘歴史公園は、歴史的・文化的資産を保存・活用し、地域の観光振興や活性化に貢献している点などが評価されたという。県内では他に、千葉市にある加曽利貝塚公園、館山市の城山公園、成田市の三里塚記念公園など6か所が選ばれた。

戸定が丘歴史公園は、平成3年11月に開園。園内には、水戸藩最後の藩主・徳川昭武(1853│1910)により建立された「戸定邸」(国の重要文化財)をはじめ、昭武の資料などを展示している「戸定歴史館」、茶室「松雲亭」などがあるほか、桜、つつじ、紅葉、梅など四季折々の花と緑を楽しむこともできる。公園の利用は、午前9時から午後5時まで。月曜は休園(ただし、祝日の場合は開園し、翌日休園)。

【竹中 景太】

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市役所にキッチンガーデン

食育の普及と推進目指す

 

ガーデンに植え付けする川井市長

▲ガーデンに植え付けする川井市長

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食育の普及と推進を目指す松戸市はこのほど、市役所本館玄関前の花壇に新たに無農薬野菜やハーブなどを植え付け、「キッチンガーデン」として開設した。
キッチンガーデンは、市民に野菜等の成育過程を展示することによって、食育の普及と推進、農業への理解を深めてもらおうと開設された。これまで花壇には季節の花々が植えられてきたが、今後は春作、秋作の2回の作付で、春にはネギやキャベツ、枝豆、里芋などの野菜とチャイブ、ルッコラ、カモミールなどのハーブ、秋にはブロッコリー、小松菜、ホウレン草、大根などの野菜が植えられる予定。
今月10日には、川井敏久市長も参加する中、ネギやキャベツ、トマトなどの植え付け作業がおこなわれた。
同ガーデンはボランティア団体の東葛飾福祉会が栽培管理、松戸市無農薬栽培研究会やJAが栽培管理指導にあたる。市は日々の生育状況の把握などにつとめるという。また、野菜などの収穫物についてはボランティア団体を通じて福祉施設などに配布することになっている。
なお、松戸市は今年度より、本格的に食育推進事業に取り組むことにしており、(仮称)松戸市食育推進計画の策定や推進委員会の設置、7月には食育に関するイベントとして、テレビ等でもおなじみの服部幸應氏による講演会の開催も予定している。

【竹中 景太】

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ふれあい通りが車道化

30日に記念イベント開催

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車道化された「ふれあい通り」

▲車道化された「ふれあい通り」

 

松戸駅前で唯一、歩行者専用道路となっていた「ふれあい通り」が今月2日、車道化工事を終え、供用が開始された。同通りは駅方面から伊勢丹方面へ向かう一方通行となり、30日には記念イベントも開催される。

同通りの車道化工事は「松戸駅西口周辺整備事業」の一つとしておこなわれた。この事業は、駅西口の主要な道路について、安心で安全な歩行空間の確保と公共交通への負荷の軽減を図ることなどを目的に進められているもので、同車道化工事のほか駅前(西口)通り及び駅西口広場の車道・歩道の整備(バリアフリー化)がおこなわれている。

事業は、これまで市と地元商店主らが話し合いをおこないながら進められてきたが、ふれあい通りの車道化については「あそこだけ歩行者専用道路になっているのはおかしい」「車道にすると、伊勢丹前の道路の渋滞が悪化する。防災上の安全面にも不安がある」と地元でも意見が真っ二つに分かれ、議論が進んでいなかった。結局、反対派の意見を押し切る形で車道化され、地元の一部の反対派住民とは遺恨を残す形ともなった。

なお、記念イベントは、同じく駅西口にある伊勢丹通り商店会・同通り設立5周年記念も兼ねておこなわれる。時間は午前11時から午後5時まで(予定)。ふれあい通りについては同時間、歩行者天国となり、各種パレードや演奏会、オープンカフェなども設けられる予定。地元では、今後も月に一度程度、歩行者天国にしてイベント等をおこなっていきたいという意向も持っているという。

ふれあい通りに面する商店などで構成する、2丁目中通り商店会の田中忠行会長は「車道化され、お客様からも車で店の前まで行くことができると好評。各お店も、これまで台車などを使って荷を運んでいた手間がなくなりました。何より、この車道化をきっかけに西口全体で盛り上げていこうという気運も上がってきています。ふれあい通りという名称については、現在新しい名前を考案中です」と話していた。

【竹中 景太】

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早乙女勝元さんが講演

来月3日 松戸憲法記念日の集い

早乙女勝元さん

▲早乙女勝元さん

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「ひろげよう! 世界との約束、憲法9条 2007年松戸憲法記念日の集い

早乙女勝元さん講演会」が来月3日、午後2時から松戸市民会館ホールで開催される。

松戸憲法記念日の集いは、2002年までは各市民団体が個別に開催していた憲法記念日に関する行事を、03年から各団体が平和と憲法9条を擁護し発展させる一点で合意し、実行委員会形式で開催している。昨年は、60を超える市民団体が実行委員会に参加し、5月3日当日は約1500人の市民が集った。

今年は、作家の早乙女勝元さんが講演する。早乙女さんは1932年足立区生まれ。12歳で東京大空襲を経験。働きながら文学を志す。71年、ルポルタージュ「東京大空襲」を発表。 「東京大空襲・戦災誌」が菊池寛賞受賞。02年、江東区北砂に東京大空襲・戦災資料センターをオープンし、館長に就任した。

集いでは江藤善章さんグループによる癒しの音楽・パンフルートの演奏も披露される。

同実行委員会では「世界で唯一の被爆国であり、 アジアの人びとへの加害の反省から生まれた日本国憲法も生誕60年になります。この間日本は戦争でだれひとり殺したり、殺されたりすることがない国でした。そのため平和国家として世界から注目されてきました。戦争放棄を宣言した憲法9条は世界の人びととの約束です。私たちは9条を誇りにし、活かしていきたいと思います」と話している。

また、趣旨に賛同し、実行委員会に参加してくれる人も募集中。

【ひろげよう! 世界との約束、憲法9条 2007年松戸憲法記念日の集い 早乙女勝元さん講演会】

▽開催日=5月3日(木)

▽時間=午後2時〜5時30分(1時開場)

▽会場=松戸市民会館ホール  

▽参加費=500円(資料代含む・18歳未満無料)

▽問い合わせ=1386・7428穂鷹守

▽ホームページ=http://www.matsudokenpo.com/

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江戸川早朝野球結果

江戸川早朝野球が開幕。秋まで熱戦が続く。

 

1回戦(3月18日)

パワー12−7プロス
三ヶ月15−2P S
ドリー7−4ファミ
キング12−3三 村

3回戦(4月8日)

パワー7−0ファミ
ドリー10−5プロス
レイン8−5三ヶ月
P S5−2メイツ

2回戦(4月1日)

三ヶ月8−5プロス
レイン7−6三 村
サンデ7−2メイツ
キング13−2パワー

4回戦(4月15日)

キング2−1ファミ
ドリー6−5サンデ
P S7−3プロス
三 村10−5三ヶ月

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