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バックナンバータイトル652号

参院選で未成年「模擬」選挙

松戸でも「投票」全国で2万票目指す

スペース 小田急多摩センター駅で未成年模擬選挙を実施する中大生有志

▲小田急多摩センター駅で未成年模擬選挙を実施する中大生有志

29日に投開票が行われる参議院選挙に合わせ、19歳以下の未成年者が投票する『未成年「模擬」参議院選挙2007』も全国で行われている。主催しているのは、「模擬選挙推進ネットワーク」(東京都町田市)。今回は、全国500の学校と地域で実施し、2万人以上の投票を目指しているという。同ネットワークの代表を務めるのは、松戸市在住の山崎武昭さん(22)。松戸市内では「はちみつ選挙(ハタチ未満の選挙)」の愛称で実施されている未成年模擬選挙だが、今回の参院選では26日に市川駅、28日に新松戸駅、29日に松戸駅(いずれも11時〜14時)でメンバーが投票箱を持って投票を呼びかける「まちなか投票」を実施するほか、ウェブ投票も行っている。結果は後日ウェブ上などで公開される。

【戸田 照朗】

14日には、小田急多摩センター駅で、笠原眞由子さん(21)ら中央大学の学生7人と山崎さんが道行く未成年者に投票を呼びかけた。当日は台風の接近であいにくの天気だったが、学生たちの呼びかけに多くの未成年者が足を止め、学生たちが持つ東京選挙区と神奈川選挙区の候補者が載った新聞を参考に、投票を行った。投票は実際の選挙と同じように選挙区と比例区で、候補者と政党を選んだ。

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雨のなかを「29日の選挙では大人の方も是非投票所に足を運んで」と訴える学生に、激励の声をかける有権者の姿も見られた。

未成年模擬選挙は、未成年者が政治への関心を深めるきっかけをつくり、模擬投票を通して民主主義を体感する取り組み。意志決定をする訓練ともなり、将来有権者となったときに若者の投票率を上げることも期待されている。アメリカ、イギリス、ドイツなど各国で行われているが、日本では東京・六本木のNPO法人「Rights(ライツ)」が主催して2002年の町田市長選挙から始まった。今回で16回目(国政選挙は4回目)。

これまでに全国70校以上の学校、地域で取り組みが行われ、1万5千人を超える未来の有権者が参加。一昨年9月の衆議院選挙では、全国40校以上の学校が模擬選挙に参加し、街頭投票、ウェブ投票を合わせて、6000人以上が投票した。

ライツは、「未来を長く生きる若者は、未来の決定に、より大きな責任を」との思いから、子ども・若者の社会的意思決定過程としての政治参加をすすめるために、選挙権年齢の引き下げを求めて2000年5月に10代、20代の若者で結成。02年にNPO法人となり、活動の一環として同年の町田市長選挙から未成年模擬選挙を実施してきた。山崎さんが代表を務める模擬選挙推進ネットワークは、模擬選挙のさらなる普及と展開のために昨年12月にライツより独立した。

山崎さんは、一昨年の千葉県知事選、衆院選、昨年の松戸市長選、松戸市議選などで未成年模擬選挙にかかわってきた。千葉県内や松戸市の未成年模擬選挙ではNPO法人「こぱてぃ」の人たちとともに活動を続けている。

松戸市政初の未成年模擬選挙となった昨年6月の市長選挙では、実行委員の中から「未成年模擬選挙」では(言葉が)硬すぎる、という意見が出て、「はちみつ選挙」という愛称を使うようになった。市長選では候補者へのインタビューを実施。また今回の参院選でも市内の商店に協力してもらい、「参院選投票者」と「はちみつ選挙投票者」を対象に「選挙に行こうセール」を実施している(8月5日まで実施。投票行為の証明書が必要)。

ウェブ投票・結果は、http://www.mogisenkyo.net/m/

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市民劇団が30周年記念公演

「ハローナイツ」続編を初演

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公演に向け稽古に励む市民劇団員

▲公演に向け稽古に励む市民劇団員

 

松戸市民劇団創立30周年記念公演「さようならの彼方に〜ハローナイツ鳥取慕情編〜」が、来月25日と26日、森のホール21小ホールで開催される。

今回の作品は、昨年公演して好評だった「星屑の町〜山田修とハローナイツ物語」(水谷龍二作)の続編。この作品の登場人物である「山田修とハローナイツ」や「メリー橘」は、矢切のビール祭りほか市内のイベントにも出演し、親しまれた。この登場人物たちを使い、松戸市民劇団が新しく続編を書き下ろしたのが、今回の「ハローナイツ鳥取慕情編」だ。2月17、18日に水戸市内原で合宿をし、台本を練った。

昨年の公演を経て、劇団員の演技にもみがきがかかってきた。同劇団がここ数年交流を続けてきた鳥取県の方言や文化も盛り込まれた、楽しい内容となっている。

地方公演専門の売れないムード歌謡コーラスグループ「ハローナイツ」の次のステージは、鳥取県の三朝温泉。昔の仲間のシャンソン歌手、メリー橘が歌手を辞め、三朝温泉の旅館の女将となっって、ハローナイツのディナーショーを企画したのだ。しかし、メインボーカルの真吾が辞めた後だけに、今ひとつ盛り上がりに欠けている。

メリー橘には実はもう一つの考えがあった。ハローナイツのメンバーの五郎が、小さいころ離れ離れになってしまった母親が、どうも三朝のスナックのママではないかと思ったのである。リーダーの山田に、五郎の子どものころのことを聞いてみると、その可能性が大きいことがわかった。

二人を親子として再開させるかどうか、メンバーたちとメーリー橘は悩むが、そこへかつてのハローナイツのメインボーカル真吾が突然姿を現す。果してその目的は…。 【松戸市民劇団創立30周年記念公演「さようならの彼方に〜ハローナイツ鳥取慕情編〜」】

▼日時=8月25日g 18時開演、8月26日a 14時開演

▼会場=森のホール21小ホール

▼料金=大人2000円、高校生以下1500円(前売りは各500円引き)

▼問い合わせ=1389・4646(FAX兼用)松戸市民劇団

【戸田 照朗】

4組をご招待

松戸よみうりでは、同公演の8月25日と26日の回にそれぞれ2組をご招待します。ご希望の方は、ご希望の日にちを明記し、5面「プレゼントの応募方法」を参照の上ご応募ください。

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今月28日開幕

07佐賀総体出場選手

県立松戸フェンシング部

フルーレ サーブル
内之倉 友美さん

エペ
浮ヶ谷 彩 さん

女子 団体戦

 

県立松戸高校フェンシング部からは、フルーレとサーブルに内之倉友美さん(3年)、エペに浮ヶ谷彩さん(同)、団体戦に内之倉さん、浮ヶ谷さん、川端夏子さん(2年)、田村まいさん(1年)、白榮あかねさん(同)が出場する。団体戦は5人のうち3人が出て対戦する。初戦は新潟。勝ち進めば、昨年全国優勝した埼玉栄とあたる。

内之倉さんがフェンシングを始めたのは高校1年から。全国大会は初めてで、まだ自分がどの位置にいるのかが分からない。「松戸高校は、ねばり強いフェンシングが伝統。自分も忍耐力がついてきたと思う」と話す。春日龍二監督によると内之倉さんは、脚力、運動神経はいい。「弱気にならないように」という。

主将でもある内之倉さんは、団体戦について、「勝っても負けてもベンチのムードをうまく作っていきたい」と話す。

浮ヶ谷さんも、高校1年からフェンシングを始めた。中学時代は合唱部と全くの畑違いだった。最初は筋トレから。練習についていくのが精一杯だったが、フェンシングの面白さも分かってきたという。試合で自分の悪いところが分かり、練習に生かした。「基礎から先生や先輩に教えてもらって、今回、県で優勝できた時は本当にうれしかった。インターハイにいくなら、ちゃんと成績を残したい。できればベスト8へ」。

川端さんも高校からフェンシングへ。中学までは剣道をしていた。「剣道に似ているのかと思ってたが、剣の細かい動きなどかなり違う。全国大会は競技者の人数も増えて雰囲気が違う。今自分たちのできることを落ちついてやりたい」。

田村さんは、1年生ながら中学でフェンシングのクラブチームに入っていた。「試合では、先輩たちの足を引っ張らないように頑張りたい」。

白榮さんは4月からフェンシングを始めたばかり。「まだ難しいが頑張ります」。

【戸田 照朗】

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スペース 県立松戸フェンシング部

▲個人戦に出場する内之倉さん(左)と浮ヶ谷さん

 

県立松戸フェンシング部

▲左から川端さん、浮ヶ谷さん、内之倉さん、田村さん、白榮さん

蓑和廣太朗君

▲蓑和廣太朗君

 

 

 

 

山崎公嗣君(左)と松崎誠也君

▲山崎公嗣君(左)と松崎誠也君

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市立松戸陸上部 800m 1500m

蓑和 廣太朗 君

市立松戸高校の蓑和廣太朗君(2年)は、陸上競技の800mと1500mの2種目に出場する。1500mは昨年に続いての出場となる。

蓑和君は中学時代にも、1500mでは全国大会に出場している。今大会では800mにも出場するが、蓑和君自身「得意」という1500mにその照準は当てている。

昨年は予選で敗退。体調を崩してしまい、レースではうまく自分のペースをつかめなかった。それでも自己ベストのタイムをマークした。

西川康弘監督は「蓑和は勝負強さがある。今年、まだ自己ベストを出していないが、確実に力はつけている。昨年までの勢いだけの走りではなく、レース展開にあわせて、自分の勝ちパターンにもっていけるようになった。今年は関東大会でも2位(昨年は6位)、インターハイでは決勝に残ることが目標」と話す。

蓑和君は「1500mでは決勝に残って、入賞したい。今の調子だと、決勝は狙えると思う。最初は先頭のペースにあわせ、ラスト300mから一気に出たい」。

今年1500mで入賞し、来年優勝。そして、大学では箱根駅伝に出場する。この夢に一歩近づくためにも、今年のインターハイにかけている。

【竹中 景太】

専大松戸ソフトテニス部 ペア

松崎 誠也 君
山崎 公嗣 君

専修大学松戸高校の松崎誠也君(3年)と山崎公嗣君(同)は、ソフトテニスにペアで出場する。2人は初めてのインターハイ挑戦となる。

6月の予選では、ベスト8(第5位)に入り、本選への出場を決めた。「力的にはもう少し上に行けたと思うが、インターハイの出場が決まるベスト8に入り、そこで安心してしまった」とは小出誠樹監督。松崎君、山崎君も「ベスト8でインターハイが決まり、気が緩んでしまった」と口をそろえる。

2人がペアを組んだのは昨年の夏から。それまでは2人とも、1学年上の先輩とペアを組んでいた。昨年の予選で松崎君はベスト32で、インターハイに出場できなかった。「先輩とグランドの照明が消えるまで練習して、毎日、絶対インターハイへ行こうな、と話していた。すごく悔しかった。その先輩からも応援してもらっている。インターハイでは、コンビ愛でみんながびっくりするようなテニスをしたい」。

大会では、山崎君が前衛、松崎君が後衛をつとめる。松崎君が得意のサーブで相手を崩し、山崎君が強気のネットプレーで得点を重ねる。

松崎君は「お互い最初はかみ合わなくてきつい時期もあった。互いのいい所悪い所を理解しあい、うまくいくようになった」、山崎君は「ペアを組んで初めての大会で優勝、それが自信になった。プレースタイルがまったく違うので最初はあわなかったが、自分のプレーにあわせてくれている」と話す。目標は、まず同校初のベスト32を目指す。

【竹中 景太】

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専大松戸陸上部 走高跳

戸邉 直人 君

 

専修大学松戸高校陸上部の戸邉直人君(1年)は、走高跳に出場する。

戸邉君は野田二中の出身で、中学時代は1m97の記録で全国優勝した。高校に入ってからも県大会地区予選で2mで優勝。県総合体育大会でも2m06で優勝した。しかし、関東大会では記録が伸びず、1m95で6位と、ギリギリでインターハイへの出場を決めた。

「暑さにやられたと思う。夏の試合には弱い。走り込みと、数多く跳ぶことでスタミナをつけなくては」。

また、「インターハイでの今年の目標は決勝に残ること。3年になったら優勝したいが、今年はまず場に慣れたい」という。

同校には卒業生で、全日本で活躍している藤沢潔香さん(ファイテン)も連日練習に参加しており、レベルの高い選手といっしょに練習することで、戸邉君にもいい刺激になっているという。

【戸田 照朗】

専大松戸相撲部 個人

蒲田 勝太 君
蛯原 拓郎 君

 

専修大学松戸高校の蒲田勝太君(3年)と蛯原拓郎君(同)は、相撲(個人戦)に出場する。蒲田君は昨年に続いての出場、蛯原君は個人戦では初めての出場となる。

6月の県大会では、それぞれ8勝2敗で、蛯原君が2位、蒲田君が3位になり、インターハイへの切符を手にした。ただ、2人ともこの結果には満足していない。個人戦の前におこなわれた団体戦の決勝で、拓大紅陵に敗れたからだ。団体戦でインターハイに出場できるのは優勝校のみ。その悔しさをバネに個人戦にのぞんだ。

主将でもある蒲田君は「団体でいけなかったのが悔しい。個人戦で優勝したのも拓大紅陵の選手。インターハイでは雪辱を晴らしたい」、蛯原君も「団体戦で負けた相手に、個人戦では勝った。何で団体戦の時に勝てなかったのか、悔しくてしょうがない。インターハイは個人戦だけなので、自分の力を出し切れればいい」と話す。

昨年のインターハイは、団体でベスト32、蒲田君は個人戦でベスト32だった。蒲田君は目標をベスト8以上といい、蛯原君はまずは予選突破を目標に掲げている。

青山謙治監督は「2人とも身体も一回り大きくなって、自分から進んで筋力トレーニングもおこなうようになった。5月の全国規模の大会では、一昨年インターハイ優勝、昨年2位の選手にも勝つなど力はつけてきている。今年のインターハイは誰が優勝してもおかしくない。3年生で最後の大会、2人とも上位入賞をしてもらいたい」と話した。

【竹中 景太】

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スペース 戸邉 直人 君

▲専松のグラウンドで走高跳の練習をする戸邉直人君

 

戸邉直人君

 

 

 

蒲田勝太君(左)と蛯原拓郎君

▲蒲田勝太君(左)と蛯原拓郎君