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バックナンバータイトル675号

市内で唯一の公立幼稚園

中部幼稚園 休園へ

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市立中部小附属幼稚園

▲市立中部小附属幼稚園

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市立中部小学校附属幼稚園(以下、中部幼稚園)が、来年度から休園になる方針であることがこのほど分かった。松戸市内には公立の幼稚園が3園あったが、1984年(昭和59)に東部小附属幼稚園、98年(平成10)に小金小附属幼稚園が休園になっており、中部幼稚園が休園となれば、市内の公立幼稚園が全て休園することになる。東部、小金ともその後再開の方向にはなく、事実上の廃園となりそうだ。市は休園の理由として、少子化による入園者の減少などをあげている。同園のPTAからは存続を求める陳情が6月定例市議会に出されたが、不採択となった。

【戸田 照朗】

学生の間でも賛否両論

中部幼稚園は1919年(大正8)の設立で90年の歴史がある。もとは中部小と同じく現在伊勢丹がある場所にあったが、71年(昭和46)に小学校とともに現在地に移転した。設立当時は36人(4、5歳児混合学級)でスタート。61年(昭和36)に2年保育を廃止し、1年保育4学級となった。東京のベッドタウンとして人口が急激に増え、園児が増えたことから職員が人手不足になったためと考えられる。

81年(昭和56)には142人で4学級だったが、88年(昭和63)には40人の1学級と、急激に減少している。ここ数年は、十数人から30人程度で、2学級編成だった。定員は70人。今年度の入園児は24人だという。

市教委企画管理室によると、市内には私立の幼稚園が40園あり、3年保育が主流。約8500人の園児が通っている(そのほかに保育所が46か所あり、半数が市立)。中部幼稚園の月額保育料は6000円で、私立は平均約2万円程度。家庭の収入や子どもの数などで差があるが、市は子ども1人あたり最高で年額24万円を補助しており、私立の方が安くなる場合もあるという。中部幼稚園には年間約2500万円の予算を計上しており、単純計算で園児1人に100〜200万円の支出ということになる。私立に通う園児への補助は平均で7〜8万円であることから、行政コストが高いことも休園の理由のようだ。

同園の存続を求める陳情が審議された市議会の教育経済常任委員会のある委員からは「休園はやむを得ないとしても、私立に通う園児への補助金は増やす努力を」との意見が出ていた。補助金の額は自治体の財政状態に左右される。松戸市の補助金は決して高くないという。

また、千葉県の都市部では私立幼稚園の増加に伴い、公立幼稚園は減少傾向で、船橋、鎌ヶ谷、我孫子市などでは既に0、隣の柏市も1園のみとなっている。一方、房総半島にある市などでは複数の公立幼稚園が残っているところもある。

同園の休園についての保護者への説明会は5月29日と30日に行われた。存続を求める声も多く、その後、短期間に2244人の署名が集まったという。同園のPTAは議会に陳情を提出。その理由として、「経験豊かな教員と少人数保育によるきめ細かい保育」「低所得者層園児に対する保育料の減免による集団生活の機会付与」「世帯転入による直前入園及び、中途入園の受け入れ」「私立幼稚園での不適応園児の受け入れ」など、公立ならではの長所があること。また、財政面では「住民48万人を擁(よう)する都市でひとつの公立幼稚園程度を維持できる財政はあるのではないか」としている。

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江戸時代からの蔵や門もある「関さんの森」

江戸時代からの蔵や門もある「関さんの森」

 

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関さんの森エコミュージアム発足

21日に記念シンポ

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「関さんの森エコミュージアム」発足記念シンポジウムが21日、流通経済大学新松戸キャンパス講堂で、午後1時30分から4時40分まで開催される。

幸谷(新松戸駅近く)にある「関さんの森」には樹齢100年を超す木々が生い茂るほか、関邸の庭には江戸時代の蔵や門などがあり、民具や古文書などが保管されている。また、梅林も環境学習の場として親しまれており、「関さんの森」を年間5千人を超える人が利用している。これらの森や古い蔵や門、梅林などの全体を「エコミュージアム」として、永遠に保存、活用し、都市部における森とその生態系について考え、歴史、文化を継承していこうというもの。

シンポジウムでは、日本生態系協会会長の池谷奉文氏と兵庫県立大学環境人間学部の合田博子教授が基調講演を行うほか、パネルディスカッションも行われる。

資料代300円。問い合わせは、1090・9156・4960「関さんの森エコミュージアム」準備会事務局、木下さんまで。

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大畑ユニオンが優勝

第65回市ジュニアソフト

 

松戸市ジュニアソフトボール連盟(綿内功会長代行)主催による、市長旗争奪「第65回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会」(松戸よみうり新聞社後援)の決勝トーナメントが5日、上本郷小学校グラウンドで行われ、大畑ユニオンが昨年の春・秋大会覇者のウイングスを11―1で破り、2度目の優勝を果たした。

準々決勝を1点差で突破、続く準決勝は猛打を爆発させて決勝へコマを進めた大畑ユニオン。対するウイングスは、準々決勝、準決勝とともに完封で勝ち上がってきた。

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スペース 優勝した大畑ユニオン

優勝した大畑ユニオン

 

迎えた決勝戦は、初回から動いた。先攻の大畑ユニオンは、ウイングスの女性エース、山賀緋那子さん(6年)の立ち上がりを攻め、ホームランなどで3点を先制。その裏、早めに追いつきたいウイングスだったが、フォアボールでランナーを出したものの、大畑ユニオンの投手、川下大輝くん(6年)を攻めきれず0点。

ウイングスは3回裏に1点を返すが、反撃もここまで。大畑ユニオンは4回に1点、最終回の5回に一挙7点を奪い、ウイングスの大会3連覇を阻止。第61回大会以来、2度目の優勝を果たした。

大畑ユニオンの田口義彦監督は「1試合投げられる投手が2人いたこと、決勝トーナメントで下位打線が塁に出てくれたことが大きかった。それぞれが気持ちをもって試合にのぞんでくれた結果、優勝することができたと思う」。主将で大会MVPに輝いた中山裕崇くん(6年)は「うれしい。練習で声が出ていない、みんな遊んでいる、とかチームとしてまだまだだけど、とにかく優勝できて良かった」などと話していた。

試合結果と個人賞は次の通り。

★決勝トーナメント

▼準々決勝

寿 8―4横須賀

ウイン5―0ゆうか

松五緑5―0竜房台

大畑ユ4―3相模台

▼準決勝

ウイン4―0 寿 

大畑ユ9―2松五緑

▼決勝

大畑ユ11―1ウイン

★最終結果

▼優勝=大畑ユニオン ▼準優勝=ウイングス ▼3位=寿、松五・緑ヶ丘 ▼4位=横須賀ソフトボール、ゆうかりソフトボール、竜房台子ども会、相模台

★個人賞

▼最優秀選手賞(MVP賞)=中山裕崇(大畑ユニオン) ▼敢闘賞=金澤夏樹(ウイングス) ▼優秀投手賞=前納貴大(大畑ユニオン)、渡部亮(松五・緑ヶ丘)、山賀緋那子(ウイングス)、川田一輝(寿) ▼ホームラン王賞=前納貴大(大畑ユニオン)、渡部亮(松五・緑ヶ丘)、荻原怜司(ウイングス)、上野塊斗(相模台) ▼得点王賞=前納貴大(大畑ユニオン)、渡部亮(松五・緑ヶ丘)、中村晃(ウイングス)、上野塊斗(相模台)

【竹中 景太】

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北小金SBC

▲講演する岡崎武志さん

 

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北小金SBCが
全国大会に出場

 

 

小金北ソフトボールクラブ(SBC)が5、6月に行われた第22回全日本小学生男子ソフトボール大会の千葉県予選会に松戸市代表として初出場し、初優勝をかざった。同チームは来月1日から静岡県牧之原市で行われる全国大会に出場する。

同チームは小金北地区の子供会に所属している6年生有志によって、昨年11月に結成された新しいチーム。毎月2回の練習と試合の活動を続けてきたが、大きな目標であった全国大会出場の夢がかない、関係者らは喜んでいるという。
同チームには、殿平賀南、あじさい、たんぽぽ、しろあと、つくし、中金杉、横須賀二丁目、新松戸北一、杉の子の選手有志、監督が参加している。

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江戸川早朝野球結果

毎週日曜日に江戸川河川敷で行われている江戸川早朝野球リーグ戦は3月に開幕したものの、週末の天候不順などから中止・順延が多く試合消化が遅々として進んでいない。会員有志がグランド整備を行い、18日までに5回戦を消化した。

6回戦(6月8日)

メイツ9―1パワー
キング4―2レイン
P S10―7ファミ
三ケ月10―0三 村

7回戦(6月15日)

パワー7―4プロス
レイン7―0サンデ
メイツ9―3三ケ月
ドリー8―7三 村

8回戦(7月6日)

ドリー9―7キング
レイン11―3プロス
三 村12―4メイツ
P S8―6サンデ

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