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バックナンバータイトル684号

「関さんの森」の道路問題

市 新道路案を検討せず

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9月1日に関さんと関さんの森の支援者らが発表した新道路案(関さんの森道路案)を、「十分検討に値する」と川井敏久市長が議会の答弁で評価する発言をしたことで、円満解決に向かうかと思われた関さんの森の道路問題だが、市が新道路案の検討をしない方針であることが分かった。市が7月に発表した予定では、来月下旬には土地収用法による採決の申請を千葉県収用委員会に行う予定で、タイムリミットが迫っている。

【戸田 照朗】

行き違い? 円満解決に暗雲

市長の指示で担当職員が新道路案について説明を受けに関邸を訪れたのが9月17日。

同24日に関さんの森の支援者ら5人が千葉県庁に担当者を訪ね、新道路案についての説明をした際に、新道路案をさらに変更した案が示されたとされることが問題の発端となっている。

同26日に松戸市の担当者が県庁を訪れた際にこのことを知り、10月2日に市長に報告。市長は、新道路案の検討の最中に地権者らが新たな検討案を県に提案したのでは、変更道路案を検討する意味はないと考え、10月9日に検討の打ち切りを都市整備本部長以下に指示したという。

関さん側の話によると、9月17日に市の担当者へ説明をした際に、関さん側が新道路案はあくまでもたたき台で実現に向け問題があれば変更も可能な柔軟な案だと考えているのに対して、市の担当者は新道路案の弱点ばかりを指摘し、また新道路案しか検討対象としないような硬直的な印象を受けたという。

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スペース 松戸駅前で署名活動をする支援者ら

署名2万人超す

新 道路案による円満解決などを求めて行われてきた関さんの森の支援者らによる署名活動は2万人を超え、20日市に提出された。写真は松戸駅前で署名活動をする支援者ら

 

さらに、「悪意があってこのような質問(弱点の指摘)をしているのではない。都市計画変更の権限は千葉県にあり、県から同様の指摘を受けることが予想されるので、それに備えて質問させていただいたにすぎない」と近藤健一都市整備本部長が話したことから、関さんの支援者らは千葉県庁を訪れ、新道路案の説明をしたという。

その席上で、新道路案を中心となって考えた井上赫郎氏が、この道路案が最終答案ではなく、たたき台として柔軟性のあるものだということを示すために、市の職員から指摘された点を克服する「私案」を示したという。これは、関さんや支援者にも説明したことのない正式な案ではなかった。

市長が「立腹している」ことを聞いた関さん側の中下裕子弁護士と井上氏は、10月8日に近藤本部長を訪ね、新たな検討案が県に提案されたというのは「誤解」である旨の説明をした。

中下弁護士の印象では、近藤本部長は了解したようだったが、翌日の9日には市長から検討打ち切りの指示が出されたという。

市長「強制収用極力避けたい」

川井市長に話を伺った。市長は「知事に出された分厚い要望書の中に、私たちに出された案(新道路案)を手直しした案が入っていた。これを市に渡すようにということで、県から市の職員があずかってきた。変更案を出してはいけないと言っているわけではない。もしそうであれば、まず変更したい旨を市に伝えるべきではないか。変更案が出たことを知らずに検討している我々はなんなんですか。信頼関係を壊す方々とは、今後はお会いしません」と不信感をにじませた。

しかし、新道路案が関さん側から提案されたことを歓迎し、議会で「十分検討に値する」と述べた気持ちに今でも変わりはないという。

「関さんの屋敷林は道を曲げても残す価値がある。都市計画変更の理由になるほど門や蔵に文化財的価値があるのかは分からないが、名主としての関家の思い出がしみついているところ、また、数少ない松戸の原風景として残したい。だから最初に迂回道路案を提案したのは私なんです。私の案だってたたき台。完全な案ではない。これを協議のきっかけにしてくれればと考えたが、断られたことは今でも残念に思っている。だから、関さん側から提案があったことは歓迎した。一回でクリアできるような完全な案は双方とも出ないでしょう。より現実的な話し合いをしたい。そんなに難しい話ではないと思う」。

気になる今後については、「タイムリミットがあり、土地収用法の事務手続きは進めざるを得ない。しかし、土地収用法の適用は極力避けたい。最後まで適用を避ける努力は惜しまない。応援団(関さんの支援者)とは会わないが、土地収用法の適用を避けるためにも、地権者の関さんと会うことは不可欠。関さんにお気持ちがあれば、お会いしたい」と話した。

事実関係のとらえかたについては双方の見方に違いがあり、今までの経緯の中で生まれた不信感が話をこじらせていると記者は感じた。しかし、市長と関さんの気持ちに大きな隔たりはない。いやむしろほとんど同じだと感じた。今後、予断を廃して、双方が話し合うことが大切だと強く感じた。

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県駅伝で初優勝し全国大会に出場する松戸四中

▲県駅伝で初優勝し全国大会に出場する松戸四中

県駅伝で3位に入り、関東大会に出場する松戸三中

▲県駅伝で3位に入り、関東大会に出場する松戸三中

スペース 四中が全国へ スペース

県中学駅伝が5日、柏の葉公園総合競技場周回コースで行われ、男子の部(6区間、18・47キロ)で松戸四中が初優勝。来月21日に山口県で行われる全国大会への出場を決めた。また、松戸三中が3位に入る健闘を見せ、来月7日に山梨県で行われる関東地区大会に四中とともに出場する。常盤平中も5位に入る力走を見せたが、惜しくも関東への出場(4位以内)を逃した。

【戸田 照朗】

松戸四中

四中は、1区の作間陽揮君(3年)が15位と出遅れたが、2区の島田祐希君(同)が区間賞の走りで5位まで順位を上げると3区の山崎和麻君(2年)が区間2位の走りで首位に押し上げた。4区の高瀬悠也君(3年)は1つ順位を落としたが、榛澤尚之君(同)が区間賞の走りで、再び首位を奪取。アンカーの鎌田龍之介君(同)が首位を守ってゴールした。

記録は56分54秒。2位の酒井根とは20秒差だった。

1区の作間君。「周りの選手がみんな速く、走る前から不安だった。いい順位で渡したかったので悔しかった。2区の島田が10人を抜いてくれてうれしい」

2区の島田君。「自信を持って走ることができた。集中して前しか見ていなかったので、何人抜いたかも覚えていなかった。関東、全国の優勝カップも四中に持って帰りたい」

3区の山崎君。「3年生と走る最後の駅伝で優勝できて、また全国まで一緒に走れることがうれしい。自分のいい感じのペースで走ることができ、次の大会につながる走りができた」

4区の高瀬君。「出だしを速く入りすぎてラストスパートをかけることができなかった。練習から意識して自分のペースを作って、全国大会ではがんばりたい」

5区の榛澤君(主将)。「2位で来たとき、すぐには抜かずに、相手についていってラスト1キロからペースを上げて抜いた。昨年も県駅伝に出場し、7位に入ったが、先輩達がすごく悔しがっていて、その時から来年は絶対に優勝して全国に行きたいと思っていた。冬や夏の練習も全国に行くためにすごくがんばった。今は出場が決まってうれしいのと、ほっとしています。全国はレベルが違うと思うので、練習ひとつひとつを意識してやり、優勝を目指したい」

6区の鎌田君。「1位で来ると思っていたので、逃げることしか考えていなかった。ゴールテープを切った瞬間は、背筋が凍る感じがした。本当に全国に行けるの? って思った」

田中輝充監督。「全員自己ベストのタイムで期待以上の走りをしてくれた。しかし、まだまだ改善の余地があるし、まだまだいけるという手応えも。優勝直後はうれしかったが、今は関東、全国へと気持ちを切り替えています」

松戸三中

三中は1区の神場達也君(3年)が10位でタスキを渡すと2区の金沢優君(同)が、2つ順位を上げ8位に。続く3区の細木智実君(2年)は2つ順位を下げて10位になったが、4区の辰野充君(3年)が区間賞の走りで、4位にまで順位を上げた。5区の高林努君(2年)は、4位を守ってアンカーへ。6区の辰野旭君(3年)は、区間賞の走りで3位に順位を上げてゴールした。記録は57分17秒。2位の酒井根とはわずか3秒差。4位の鎌ヶ谷とも4秒差だった。

2区の金沢君は「3位に入ってびっくりしている。今までの練習の成果が出た」、3区の細木君は「がんばって前に行こうと思って走った」、5区の高林君は「市内駅伝ではメンバーに入っていなかったので、抜擢されてうれしかった。後半、前を行く選手に離されたが、アンカーの旭先輩が抜いてくれると信じていた」、6区の辰野旭君(主将)は「目標は優勝だったので悔しいが、みんなで取った3位を喜びたい。みんなの力が同じぐらいでまとまって練習ができる良いチームです。関東では新人戦からずっと負けている四中に勝ちたい。打倒四中を目指して頑張りたい」と話した。区間賞を獲得した4区と6区の辰野君は双子の兄弟。

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各地でXmasイベント

松戸、新松戸、北小金で多彩な催し

 

 

 

 

 

 

今年も松戸駅、新松戸駅、北小金駅前でそれぞれクリスマスイベントが開催されている。

松戸駅前では、松戸クリスマスファンタジー2008「なごみの街 松戸は出会いと夢の交差点」と題し、昨年に続きコアラサンタの「マックス」が西口デッキ上に、さらに昨年の同イベントの愛称募集で「ピュアラ」に決まったお嬢さんコアラが東口デッキ上に登場しているほか、各商店街ではイルミネーションを施し、一足早いクリスマスを演出している。新松戸駅前では、第5回新松戸ひかりのフェスタ「みんなでつくるひかりの和」をきょう23日より開催、新松戸のまちをイルミネーションで華やかに演出する。北小金駅前では「第6回黄金イルミネーション」として、子どもたち手作りの「光のオブジェ」や和風の行灯などを設置し、旧街道宿場の歴史をいかしたイルミネーションを展開している。

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スペース 松戸駅に登場したコアラサンタ「マックス」

▲松戸駅に登場したコアラサンタ「マックス」

「松戸クリスマスファンタジー2008」は、一昨年9月に設立された「松戸駅周辺にぎやかし推進協議会」の主催。今年のイベントでは、先月、カラクリ時計「夢飛行」跡に設置されたステージを活用してさまざまな催しをおこなう「クリスマス・ファンタジーボックス」や、オーストラリア旅行などが当たる「松戸クリスマス大抽選会」を開催する。

「ファンタジーボックス」では、紙芝居とお絵かきで松戸の昔話などが聞ける「伝えたいね。松戸のこと。」(12月7日11時〜16時)、かわいい手作りツリーやクリスマスランチを作る「手作りクリスマス2008」(同14日10時〜16時。定員あり、参加費800円。1386・1666NPOこぱてぃへ要申し込み)をはじめ、20日にはジャズの演奏(正午〜17時)、21日にはダンスや音楽のパフォーマンス(13時〜20時)などがおこなわれる。

また、クリスマス・チャリティー「みんなの手で みどりの街に」として、タレントのはなさんが「みんなの手」のイメージでデザインした手袋(1組200円)をプラーレ松戸・ボックスヒル松戸店・伊勢丹松戸店・商店会各店舗で12月1日から24日まで販売する。その収益は松戸駅前から江戸川までを緑の木でつなぐ事業に充てられるという。

一方、新松戸駅前でおこなわれる「第5回新松戸ひかりのフェスタ」は、新松戸商店会連合会を母体とした実行委員会の主催。同連合会に加盟する商店や町会などが、それぞれの店舗や家などに飾り付けをおこない、まち全体をイルミネーションするというイベント。今年も参加者表示マップを作成して、作品探訪ラリー(スタンプラリー)もおこなう。今年は120ほどの商店・団体が参加する予定だ。

きょう23日に新松戸駅前広場で点灯式(17時〜)、来月23日に収灯式(17時30分〜)を流通経済大学広場でおこなう予定。収灯式では、参加者みんなでうたうイベント「唱和night」などが開催される。

「第6回黄金イルミネーション」では、北小金駅前タクシープールの1本のいちょうの木とケヤキの木をシンボルツリーとして装飾し、ロータリーの植え込みや駅周辺の歩道等に近隣の小・中学生が作った「光のオブジェ」を120基、さらに旧水戸街道と本土寺参道に和風の行灯100基を設置している。関連イベントとして、イルミネーションフォトコンテストも開催される。

問い合わせは、松戸クリスマスファンタジー2008が1364・3111同協議会事務局(松戸商工会議所内)、第5回新松戸ひかりのフェスタは1344・0051実行委員会事務局(センチュリーホームサービス)、第6回黄金イルミネーションは1347・8001「小金の街をよくする会」事務局(東漸寺)まで。

【竹中 景太】

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副市長に署名を手渡す「喜楽家」利用者有志ら

▲副市長に署名を手渡す「喜楽家」利用者有志ら

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松戸駅のバリアフリー化求め

「喜楽家」有志が市に5000人署名提出

 

 

 

 

 

馬橋にある生活介護事業所「喜楽家(きらくのいえ)」の利用者有志が18日、市役所に平川清副市長を訪ね、松戸駅の各ホームにエレベーターを設置するなど、早期の同駅全体のバリアフリー化を進めるよう要請した。

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要請をおこなったのは、「喜楽家」の利用者有志で、バス・電車・介護タクシーのバリアフリーについての調査などをおこなっている「自立を目指す会」(伊藤聖代表)のメンバー。街頭などで集めた5000人を超える署名を手に、「障害を持つわたしたちだけでなく、ベビーカーのお母さん、妊婦さん、高齢者の方など、エレベーターを必要としている。誰もが安心して利用できる駅にして欲しい」と、市から鉄道会社への働きかけなどを要請した。

松戸駅には現在、東口にエレベーターが1基あるが、西口及び駅構内のホームには設置されていない。同会によると、車イスごと乗り込めるエスカレーターもあるが「乗っていてこわい」という声が多く、利用する度にエスカレーターを止めてしまい時間がかかるなどの問題点があり、エレベーターの設置は必需だという。

なお、松戸駅のバリアフリー化については、JRがすでに計画を進めており、平成22年度に工事を着手し、その際にエレベーターも設置する予定となっているが、「できるだけ早く、1日でも早く」との思いから、署名活動やこの日の要請に至ったという。

副市長は「松戸駅は松戸の顔であり、我々としても早めに(バリアフリー化を)進めたいと思っている。みなさんの切実な思いを受け止め、なるべく早期にできるようしたい」と話していた。

なお、同会では今後、JRや新京成電鉄にも同様の要請をおこなっていくことにしている。

【竹中 景太】

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P'Sが優勝

江戸川早朝野球トーナメント大会

 

江戸川早朝野は、10月5日にリーグ戦の全日程を終了。成績は・ドリームスターズ、・PS、・メイツ、・キングライオン、・三ヶ月、・サンデーズ、・レインボー、・三村フレンズ、・プロスパーズ、・パワーズ、・ファミリーズとなった。

また、10月12日からはトーナメント大会を開催。リーグ戦最終戦と、トーナメント大会の結果は次の通り。

▼リーグ戦

15回戦(10月5日)

P S4−2レイン

プロス8−3三 村

サンデ5−4ドリー

▼トーナメント大会

1回戦(10月12日)

サンデ8−2三 村

ファミ12−0パワー

レイン7−4プロス

P S6−6三ケ月

(抽選でPSが2回戦へ)

2回戦(10月19日)

ドリー7−0サンデ

ファミ7−7メイツ

キング7−3レイン

準決勝(11月2日)

ドリー5−2ファミ

P S2−1キング

決勝(11月9日)

P S3−2ドリー

3位決定戦(同)

キング4−2ファミ

▼優勝PS、準優勝ドリームスターズ、3位キングライオン、4位ファミリーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

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