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バックナンバータイトル693号

「アスリート・セカンドキャリア
支援特別奨学推薦入試」で全国初

高橋千恵美さん 聖徳大へ

元シドニー五輪1万メートル代表 栄養士を目指す

 

 

 

 

 

 

 

 

シドニー五輪陸上女子1万メートルに出場した高橋千恵美さん(33)が6日、「アスリート・セカンドキャリア支援特別奨学推薦入試」により聖徳大学人文学部人間栄養学科に入学した。同入試による入学者は、高橋さんが全国で初めてとなる。

同入試は、競技者の現役引退後の生活設計をサポートすることなどを目的に、日本オリンピック委員会(JOC)が昨年1月に設立した「JOCキャリアアカデミー事業」の趣旨に聖徳大が賛同し、今回初めて導入された。

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入学式後の記者会見で抱負を語る高橋千恵美さん

▲入学式後の記者会見で抱負を語る高橋千恵美さん

高橋さんは宮城県出身。トラック、駅伝、クロスカントリーで活躍し、1997年の世界陸上で10位、99年の世界陸上で5位、2000年のシドニー五輪で15位(いずれも1万メートルで出場)。03年の現役引退後は、母校の聖和学園高校(宮城県仙台市)で陸上部コーチとして後進の指導にあたっていたが、自身が現役の時に食事による体調管理で苦労したことなどから、スポーツ選手育成にとって「管理栄養士」の資格や「栄養」に関する知識の必要性を考え、一念発起し、同大学に入学した。

入学式後、記者会見した高橋さんは「今までは陸上一筋、情熱をもってやってきたが、これからの4年間は学業をがんばりたい。(管理栄養士の資格をとり)スポーツ選手や市民ランナー、子どもたちの役に立てる仕事につきたい」と話していた。

【竹中 景太】

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今年も見事に花を咲かせた「関さんの森」の樹齢107年のソメイヨシノ

▲今年も見事に花を咲かせた「関さんの森」の樹齢107年のソメイヨシノ

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「関さんの森」にも春

「百年桜」が満開

 

 

 

「関さんの森」の今年樹齢107年になるソメイヨシノが満開となり、森を訪れる人たちの目を楽しませている。この桜の木は、関さん姉妹のお母さんが生まれた日に植えられた木で、樹齢がほぼ正確に分かっている。関家の門の向かって右側にある。

ソメイヨシノの寿命は意外と短く、約60年ほどと言われ、100年以上生きる木は非常に珍しく、大変貴重だ。

支援者らは、土日、祝日の10時〜15時まで森の案内を続けてきたが、桜が満開となった5日も「百年桜」にカメラを向ける人たちの姿が見られた(森の案内は5月からは第1・3日曜のみ)。

都市計画道路3・3・7号線の問題で揺れた「関さんの森」は、迂回道路を市と地権者、市民が協力してつくることで合意したが、先週、予定地の測量が行われた。この結果をもとに、具体的な道路案が検討される。

【戸田 照朗】

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在留特別許可求め

17家族が銀座をパレード

「人道的配慮を」

 

 

 

外国人家族を支援しているNGO団体APFS(アジアン・ピープルズ・フレンドシップ・ソサエティ)と外国人17家族が3日、在留特別許可などを求めて銀座の街をパレードした=写真=。道行く人に問題への理解を訴え、法務省に要望書を提出した。

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スペース 17家族が銀座をパレード

17家族には、前号で紹介したガルシアさん家族、カルマさん家族とフェリシアーノさん家族(いずれもフィリピン国籍)の松戸市在住の3家族が含まれる。

17家族は両親が超過滞在(オーバーステイ)になっているが、子どもたちは日本で生まれ、公教育を受けているため、日本語しか話せず、母国に強制送還されると子どもたちの将来に大きな弊害が出ることが予想されている。中学生以上の子どもがいる家族は7家族。人道的配慮で、両親とともに日本で安心して暮らせることを求めている。

子どもたちは、「警察官になりたい」「医者になりたい」「先生になりたい」など、将来の夢を書いたプラカードを持ちながら行進した。

【戸田 照朗】

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千葉大園芸学部のフランス式庭園とA棟(左)。歌碑はA棟に向かって左側の木陰に建立予定

▲千葉大園芸学部のフランス式庭園とA棟(左)。歌碑はA棟に向かって左側の木陰に建立予定

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与謝野晶子の歌碑建立

園芸学部内に市民の募金120万で

 

千葉大園芸学部内に与謝野晶子の歌碑を建てようと市民から募金を集めていた「与謝野晶子の歌碑を建てる1000人の会」(石上瑠美子会長)はこのほど歌碑を建立する目処が立ったと発表した。

大正13年(1924)に歌人の与謝野晶子が当時の県立高等園芸学校(現・千葉大園芸学部)を訪れ、60首の短歌をのこした史実にちなみ、同学部の創立100周年の記念として、市民からの募金で歌碑を建立することを目指していたもので、先月18日現在で450人から約120万円の寄付が集まったという。

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歌碑の制作と設置は7月中を目処とし、同学部の学園祭(戸定祭)の最終日にあたる11月1日に建立記念式典を行うという。

建立場所は、大学の許諾を得て、同学部のフランス式庭園に面したA棟の南側、旧講堂の玄関前にあたる場所を予定している。

旧講堂は大正3年(1914)に竣工し、昭和57年(1982)ころ解体されたと思われるが、碑石には旧講堂の礎石が、晶子が訪れた高等園芸学校時代ゆかりのものとして利用される。礎石は白御影石(花崗岩)のなかでも上質とされる稲田石だという。

晶子が詠んだ60首のうち、歌碑には2首が刻まれるが、1首は幹事会で、もう1首は昨年10月より市民に投票してもらい、選ばれた。

市民投票で選ばれたのは「丘の上雲母(きらら)の色の江戸川の見ゆるあたりの一むらの罌粟」(第1位)。

幹事会が選んだのは「うすものの女の友を待ちえたる松戸の丘のひなげしの花」(市民投票では第3位)。

【戸田 照朗】

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NPO「松戸福祉サービス振興会」公開例会

高齢社会「隣組」で見守りを

明第2西地区社協会長 蟻坂昭平氏が講演

 

NPO法人松戸福祉サービス振興会(大井知敏理事長)ではこのほど、3月公開例会「高齢化社会 地域で支えるのはどうしたら?〜地区社協、高齢者支援連絡会、それぞれの役割と課題とは〜」を、女性センターゆうまつどで開催した。講師は、明第2西地区社会福祉協議会会長、同地区高齢者支援連絡会会長の蟻坂昭平氏がつとめた。

同振興会は、お年寄りや身体に何らかの障害を持っている人と家族などに対し、心身の健康保持及び日常生活の自立支援ができるよう、必要な情報提供などをおこなうとともに、民間企業、市民団体、ボランティアとの連絡体制を確立し、福祉サービスへの信頼性の確保と質の向上及び充実を図り、市民への福祉の増進に寄与することを目的に、1999年より活動をおこなっているNPO法人。

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スペース 講演する蟻坂昭平氏

▲講演する蟻坂昭平氏

この日の公開例会では、講師の蟻坂氏がまず、自身の地区での高齢者を取り巻く環境や実際におこなっている活動として、地区内の高齢独居、高齢者のみの世帯、認知症を抱える世帯などがわかる地域内福祉マップの作成や独居高齢者訪問(配食など)などを紹介。その上で、課題として「個人情報の入手・共有の難しさ」「担い手の高齢化に伴う後継(ボランティア)育成」などをあげた。

その中で、蟻坂氏は「実際に高齢者の支援で何が最も欠けているのか。見るべき人がいない、家族がいない、という点です。そこで近所5軒くらい束ねて、隣組をつくりたい。こうしたものを作る必要がどうしてもあるのです。地域内福祉マップに、この人はあの人を見守る、あの人はこの人が見守るというのを記しました。個人情報の関係などで、当地区ではここまでくるのに10年かかりました」などと話していた。

【竹中 景太】

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献血協力者にリンパマッサージ法を教える古川さん

▲献血協力者にリンパマッサージ法を教える古川さん

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スキンケアイベント開催中

松戸献血ルームPure

 

今年4月にオープン2周年を迎えた松戸献血ルームPure(梅澤秀夫所長)では、献血協力者を対象としたスキンケアイベントを今月末まで実施している。実施日は13日、20日、27日の月曜日、午前10時30分から午後4時までとなっている。

松戸献血ルームPureは、「女性に優しい献血ルーム」をコンセプトに一昨年4月にオープン。これまでにネイルケアやネイルアート、ハンドトリートメントなどのサービスをおこない、オープンから2年間で延べ3万人を超える献血者を集めている。

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日本エステシャン協会所属の専門家が献血協力者(希望者)に、自宅でもできるスキンケアの方法をアドバイスするという今回のイベント。初日となった6日には、12人ほどの献血協力者が参加し、都内のヒーリングサロン「アンチエイジングRT」で店長を勤める古川貴啓さんらから、顔のリフトアップなどにもつながるリンパマッサージの方法などを一人ひとり手ほどきを受けながら学んだ。参加者からは「血をとってもらって、顔はリンパマッサージですっきり。何だか、身体の中も外も健康になった気分」、「せっかく教えてもらったから自宅でも続けてみます」といった声が聞かれた。

なお、同ルームでは、5月以降も各種イベントを開催予定。5月の母の日にはカーネーション、6月の父の日には粗品のプレゼント、また5月13日から6月11日までの水・木曜日(各日先着20人)には、献血推進キャラクター「けんけつちゃん」をイメージした「あんパン」のプレゼントも予定している。

千葉県赤十字血液センターでは「春先からゴールデンウィーク頃までの時期は、花粉症や気候変化に伴う体調不良が原因で、献血への協力が減少傾向にあります。輸血用の血液を安定的に供給するためには、年間を通じて安定した献血への協力が必要です」とし、多くの人へ献血への協力を呼びかけている。

松戸献血ルームPureは、年末年始のみ定休。受付時間は、成分献血が午前10時〜正午と午後2時〜5時、400(200)ミリリットル献血が午前10時〜午後1時と午後2時〜5時30分。

問い合わせは、1703・1006松戸献血ルームPureまで。

【竹中 景太】

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江戸川で稚アユ救出作戦

18日、江戸川水閘門で開催

 

 

 

 

 

 

利根川・江戸川流域ネットワークでは、18日午前10時より、鮎の遡上(そじょう)の妨げとなっている江戸川水閘門を開けるためのイベント「江戸川で稚アユ救出作戦」を今年も開催する。

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スペース 昨年行われた「江戸川で稚アユ救出作戦」

▲昨年行われた「江戸川で稚アユ救出作戦」

鮎の一生は1年。利根川上流で大人になった鮎は、秋が近づく頃に川を下りはじめ、10〜11月頃に利根川の中・下流域や江戸川で産卵する。卵は半月から1か月程でかえり、約7ミリの仔魚(しぎょ)となる。仔魚は川の流れに乗って海に向かう。50時間以内に海にたどり着かないと、死んでしまう。仔魚たちは三番瀬などの東京湾沿岸でプランクトンを食べて成長する。約6〜7センチに成長した稚アユは、3月頃から川をのぼりはじめ、6月頃までにはのぼりきる。夏になると、冷たい水を求めてさらに上流へ。体長も10センチ以上に。そして秋になると、また利根川中・下流域や江戸川まで下り、産卵をして一生を終える。

このような鮎の一生の中で、現代の河川にはいくつもの障害が待ち受けている。江戸川の河口には江戸川放水路があり、洪水でもなければ開かず、ほとんど閉まっている状態。旧江戸川にある江戸川水閘門も川の水位が上がらないと開けず、魚道(魚を溯上させるために作られた水路)もない。

そこで、同ネットワークでは、子どもたちを乗せたボートで水閘門を行き来し、水閘門を開けさせる「江戸川で稚アユ救出作戦」をここ数年続けている。

当日は、「アユの一生」紙芝居、クイズラリーなどのイベントもおこなわれる。

問い合わせは、TEL047・371・7472自然通信社まで。

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松戸市民スプリングゴルフ大会

五島さんが総合優勝

女子の部優勝は辻本さん

松戸よみうり新聞社主催「第9回松戸市民スプリングゴルフ大会」((財)土屋文化振興財団、(株)JCNコアラ葛飾、読売新聞松戸支部、(株)椎名後援)が6日、桜が満開を迎えた我孫子ゴルフ倶楽部で開催され、総勢156人の参加者はゴルフに汗を流し、交流を深め合った。

大会は、五島淳さんがネット70・2で総合優勝。

準優勝は辻本悦子さん(ネット70・6、グロス73)で女子の部でも優勝、ベストグロス賞(女子の部)にも輝いた。ベストグロス賞(男子の部)は高橋直人さん(グロス75)が受賞した。

大会の上位入賞者は次の通り(敬称略)。

▼総合優勝=五島淳

▼準優勝・優勝(女子の部)=辻本悦子

▼第3位=小池敏生(ネット71)

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