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バックナンバータイトル699号

園芸学部 松戸に存続

千葉大が臨時役員会で正式決定

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スペース 千葉大園芸学部キャンパス

▲千葉大園芸学部キャンパス

千葉大学園芸学部の移転問題で、同大学の臨時役員会が7日に開かれ、移転費用の捻出が困難なことなどを理由に同大学西千葉キャンパス隣接地への移転を断念することが正式に決まった。これを受けて松戸市では、今月下旬にも、千葉大学園芸学部の移転に反対する市民の会(山室一雄会長)への報告会を開催する予定。

【竹中 景太】

市長「市民の願いかなった」

千葉大の西千葉キャンパス(千葉市稲毛区)に隣接する東京大学生産技術研究所千葉研究所が柏市に移転することに伴い、その跡地の購入を千葉大に打診したことが、今回の移転計画の発端。当初、移転への結論については今年3月末までに東大側に伝えることにしていたが、結論は出せず、先延ばしになっていた。

これに対し松戸市は、川井敏久市長が松戸への存続を求める要望書を大学側へ提出したほか、市民レベルでは「千葉大学園芸学部の移転に反対する松戸市民の会」を発足させ、15万人を超える署名を集めて園芸学部の松戸存続を訴えてきた。

移転断念については、先月25日におこなわれた園芸学部の教授会ですでに、その方針が確認されていた。松戸市も教授会の翌日、菊池真夫学部長のもとを訪れ、その旨を確認していたが、役員会が開催された7日、あらためて移転計画が白紙にもどったことを大学本部に確認した。

園芸学部移転断念の正式決定を受けて、川井市長は「千葉大学園芸学部が松戸に残ることが正式に決定して、ほっとしている。松戸市にとって非常に喜ばしいこと。また、残って欲しいという市民の願いがかなえられたことでもある」、また市民の会の山室会長は「1年以上にわたって取り組んできた、15万人を超える署名活動をはじめ、園芸学部移転反対の運動が良い結果となってうれしい。松戸のような都市近郊農業にとって、園芸学部の存在は非常に大きい。過去から地域の農家は、園芸学部の技術指導にお世話になってきたことをあらためて思い返した。園芸学部が松戸に残ることが決定して感慨深いものがある」などとコメントを発表した。

なお、市としては、このまま市民の会は解散するのではなく、千葉大学園芸学部に協力する会などとして活動を続けてもらいたい意向を持っており、今後市民の会と話し合って決めたいとしている。

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現在の坂川と案内板。川の曲がり具合に往時がしのばれる

▲現在の坂川と案内板。川の曲がり具合に往時がしのばれる

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坂川に徳川慶喜の案内板

往時の松戸の姿しのぶ

 

 

このほど徳川慶喜をしのぶ案内板が、角町の「レンガ橋」の近くの坂川のほとりに設置された。

設置した市では「坂川を地域に愛される川として子どもたちに継承するとともに、昔の人々に思いを馳せて、将来にわたって坂川と人々が共生していく意味をこめた」という。

第15代将軍・徳川慶喜は、幕末の激動の時代を生き、大政奉還など、最後の将軍として徳川政権の幕引きを行った。

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水戸9代藩主・徳川斉昭の七男として生まれた慶喜と、十八男として生まれた昭武は16歳も歳の違う兄弟だった。慶喜は多くの兄弟の中でも才気に長けた昭武を信頼し、自身の名代としてパリ万博に派遣(昭武は当時弱冠13歳)。ヨーロッパを歴訪させ、先進の文化と技術に触れさせた。慶喜は昭武に次代の指導者として期待をかけたが、留学中に徳川幕府の時代は終わりを告げた。

明治維新後、若くして隠居の身となった慶喜は、昭武の隠居後の屋敷(戸定邸)があった松戸を度々訪れ、当時はまだ珍しかった写真撮影を楽しんだ。特に1897年(明治30)に慶喜が静岡から東京に転居してからは、松戸来訪が頻繁になったという。

当時の松戸の風景や庶民の姿を写した写真は1500枚以上にものぼり、大変貴重。二人の撮った写真は、戸定歴史館で定期的に展示、公開されてきた。

案内板には、慶喜が撮影した坂川と子どもや主婦が写った立体写真(専用の眼鏡で見ると立体的に見える)と坂川を撮影する慶喜を昭武が後ろから撮った写真が載せられている。写真は1905年(明治38)4月28日に撮影したもの。

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徳川慶喜が撮った立体写真

▲徳川慶喜が撮った立体写真(部分・戸定歴史館提供)

戸定歴史館の斉藤洋一学芸員によると、現在の坂川は土手の形状などが当時とは違うが、撮影されたのは案内板がたつ場所とほぼ同じ。案内板のところから現在の坂川を見ると、川の曲がり具合に往時の面影がある。慶喜と昭武が撮った写真には、坂川に橋がかかり、その向こうに森が見えるが、これが松戸神社だという。

実際に現地に立つと、近くに橋(不動橋)が見える。しかし、この橋は二人が撮った写真に写る橋ではないという。写真の橋は今はないらしい。

現在は不動橋に隠れてよく見えないが、遠くに自動車が行き交っているのが見える。これが、松戸神社の前の橋である。

【戸田 照朗】

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1月に行われた公開リハーサルでの「赤鬼」の一場面

▲1月に行われた公開リハーサルでの「赤鬼」の一場面

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馬橋高演劇部 全国へ

22日と26日に記念公演

 

 

 

 

 

 

 

県立松戸馬橋高校演劇部が31日から8月2日に三重県四日市市で行われる全国高校総合文化祭演劇部門に出場する。直前の22日17時から松戸市民会館で、26日15時から同校体育館で記念公演を行う。入場は無料。

同校は1月17日と18日に市川市文化会館で行われた第44回関東高校演劇研究大会で最優秀賞に輝き、全国大会への出場を決めた。同校は関東大会には3回出場しているが、全国大会出場は初めて。千葉県が全国大会に代表を送るのも6年ぶりだという。

卒業した3年生の後を引き継いだ新キャスト・スタッフ総勢26人で、全国大会に臨む。上演するのは、野田秀樹・作「赤鬼」。同校顧問の土田峰人教諭の構成。

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一人の異人がある村の浜辺に漂着する。村人は姿形も恐ろしく言葉もしゃべらないその男を「赤鬼」と呼び、逃げまどう。しかし、よそものと疎まれてきた一人の女だけが、男に近づき、理解し助けようとする。

異文化と人はどう接するのか、絶望の果てに愛情は育つのか、そんな難問と同校演劇部は向き合っている。

詳しくは同校演劇部 ホームページ http://mineto-t.sub.jp/へ。

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新聞配布で単身高齢者安否確認

株式会社「椎名」と松戸署が連携

 

 

 

 

 

市内で読売新聞を販売する株式会社「椎名」と松戸警察署はこのほど、高齢者が安心して暮らせるまちづくりを推進するため、単身高齢者の安否確認のため連携することになった。同社の椎名憲一社長と松戸署の福田知幸署長が先月23日、覚書を取り交わした。

希望する単身高齢者のお宅に、同社が新聞を無料で入れ、新聞が取られずたまるなど、
異常が見られた時には、松戸署に連絡。署員が安否確認を行う。

新聞を入れるのは毎月10日以降、20日までの内の7日間。

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覚書を取り交わす椎名社長(左)と福田署長

▲覚書を取り交わす椎名社長(左)と福田署長

同社では、近く松戸東署とも連携し、サービスを市内全域に拡大していく方針だという。問い合わせは電話 392・8888へ。

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バルドラール浦安の選手・コーチ相手にミニゲームも

▲バルドラール浦安の選手・コーチ相手にミニゲームも

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フットサルスクール開催

小学生にFリーグ選手が指導

 

 

 

 

にこにこフットサルスクール(報知新聞社主催、読売新聞松戸支部後援)が先月14日、河原塚の「フットボールコミュニティー松戸八柱」で開催され、日本フットサルリーグ(Fリーグ)・バルドラール浦安の在原正明コーチや市原誉昭選手、平塚雅史選手とスタッフの的地亮さんが、小学3年生から6年生まで48人を指導した。

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ドリブルやトラップなどボールの扱い方や、ミニゲーム形式の練習などで汗を流した。在原コーチは、スクールの終わりに「次にボールをける時に、きょううまくできたこともできなかったこともチャレンジしてみてください。また是非来たいと思うので、今度会ったときに、どれくらい上達しているか楽しみにしています」とあいさつした。

参加した春颯和(はやと)君(6年)は、「最後のミニゲームで点が入れられて楽しかった。選手にサインしてもらえてうれしかった」。税田(さいた)武秀君(同)は、「コーチが優しく教えてくれ、うれしかった。ドリブルがうまくなった。指導もわかりやすく、握手してもらえてうれしかった」。安田優登君(3年)、博登君(同)の兄弟は「ドリブルのやり方を教えてもらった。楽しかった」と話していた。

フットサルは室内で行われるサッカーから派生したスポーツ。1チーム5人以下、前半20分、後半20分の1試合40分で行われる。Fリーグは07年に新設され、バルドラール浦安など全国の10チームが総当たり戦で順位を競い合っている。

【戸田 照朗】

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決勝T出場チーム決まる

市ジュニアソフト

 

松戸市ジュニアソフトボール連盟(綿内功会長)主催による市長旗争奪第67回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会」(松戸よみうり新聞社後援)は、先月27日にリーグ戦を終了。東リーグは南花島子ども会(1位)、六実ひまわり子ども会(2位)、西リーグはウイングス(1位)、相模台(2位)、南リーグは虹の街(1位)、古ヶ崎SK(2位)、北リーグはゆうかりソフトボール(1位)、大畑ユニオン(2位)がそれぞれ決勝トーナメント出場を決めた。

決勝トーナメントは19日に新松戸西小グラウンドで行われる。

先月27日の試合結果は次の通り。

大会8日目(6月27日)

▼西リーグ

相模台4―2松五緑

ウイン5―0馬橋中

しろあ9―3常盤東

相模台9―1馬橋中

ウイン1―0松五緑

▼南リーグ

たんぽ1―0城 町

古ヶS2―1中金杉

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学生が環境問題語る

「BeCan(美化)フォーラム」が先月14日、勤労会館ホールで開催された。ポイ捨て禁止キャンペーンなどを行っているメイク松戸ビューティフルの主催で、今回は「若者たちは行動する」がテーマ。

講演では、市立松戸高校の榎本正文教諭(50)が、タイ、タスマニア、アマゾンなどの森林破壊と我が国の経済活動の関わりなどについて話した。

榎本教諭は、タイで農業指導や地域振興に力を注いでいる谷口巳三郎氏に影響を受け、南北問題に関心を持つようになったという。担任のクラスでも環境や南北問題の話をよくしているため、関心を持つ生徒も多く、この日も、在校中に庭の清掃などを積極的に行っていたという卒業生が意見を述べた。

また、事例発表では根木内中、松戸一中、専大松戸高の生徒が実践している活動について話した。

【戸田 照朗】

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レディースソフトボール大会

六実高、ROD、新鮮組が優勝

 

第7回ナガセケンコー旗争奪「松戸市レディースソフトボール大会」(松戸市レディースソフトボール連盟主催)がこのほど、聖徳大学附属高校グラウンドでおこなわれ、「雪」「月」「花」それぞれの部で熱戦が繰り広げられた。

「雪」では、初戦、2回戦を完封で勝利し、決勝ではレッドブリーズを6―3で破った県立松戸六実高校が優勝。「月」では、2回戦を12―3で圧勝し、決勝の寒風戦を3―2で下したRODが優勝。「花」は、決勝で火の見ファイターズを5―2で破った新鮮組が優勝を果たした。

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「雪」優勝の県立松戸六実高校

▲「雪」優勝の県立松戸六実高校

「月」優勝のROD

▲「月」優勝のROD

「花」優勝の新鮮組

▲「花」優勝の新鮮組

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