松戸市の地域情報を中心に、グルメ、イベント、おすすめスポットなど有益情報をお届けする、地域コミュニティ新聞「松戸よみうり」の第723号です。

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本郷谷市政始まる

職員に初訓示 「民間の感覚取り入れ、市民に謙虚に」

市役所前で職員から花束を贈られる本郷谷健次新市長の写真 ▲市役所前で職員から花束を贈られる本郷谷健次新市長

5日、本郷谷健次新市長が初登庁。市職員に初訓示を行い、市政改革への思いを語った。また、2日には任期満了となった川井敏久前市長が多くの職員に見送られながら市庁舎を後にした。この日は宇宙飛行士の山崎直子さんが市役所を訪れ、松戸市名誉市民証の授与式に臨み、川井前市長の最後の公務に花を添える形となった。

【戸田照朗】

 

 

市職員に対する初訓示で本郷谷新市長は、名古屋市生まれの61歳で、中小企業の経営者の家に生まれたこと、大学卒業後、新日鉄で50歳近くまでサラリーマンをしたあと、監査法人で国などへのコンサルタントをしていた経歴を紹介し、「民間の経営、ノウハウには自信を持っている」と話を始めた。

「公共と民間には、考え方、組織に大きなギャップがある。人事評価についても(民間は)毎年あがっていくということはない。外資系ならもっと大変な給与体系になっている。成果が上がらないと評価されない。勤務も多くの人が8時、9時まで仕事をしているというのが普通。それが遅いということはない。そんななかで民間は不況を乗り切るために、どう収益を上げるか、雇用を守るか、でいっしょうけんめいになっている。そういう人たちが払った税金で私たちは仕事をさせていただく、ということを考えると、もっともっと一般の市民に対して謙虚になって仕事をしていくべきだ、と痛感している」。

「積極的に仕事をしてほしい。失敗を恐れずにやっていただきたい。失敗した人を評価しないのではなくて、やらない人を評価しない。失敗してもやる人を評価する風土をつくってもらいたい」。

「いろんな問題、ウミがあれば、上司や私(市長)に早めに出してほしい。市長が変わったこの時期は、そういうものを出す最適のタイミング。市民と一緒にまちづくりをするためには、市民から見て公正な行政が行われていることが大切。業者や政治家から働きかけがあって、それにどう応えていくか、苦労している人もいると思うが、まず松戸を良くすることに専念していただきたい。いろんな雑音があるなら、上司に、上司がだめなら直接に私に話をしていただきたい。私が責任を持って対処します」。

「今でも松戸というと『すぐやる課』だと言われる。40年前にこういう組織ができたことは、大変先駆的なことだった。しかし、そのあと40年間、松戸市といったらこれだ、というものがなくなってきている。これからやる私たちの仕事が、将来歴史に残るような4年間になるようにしたい。50万市民の健康と生活を守る、こんな重要な、やりがいのある仕事はない。松戸市も変わっていく、すばらしい町になる可能性は十分にある」として市職員の協力を求めた。

また、市立病院の移転建て替え問題では、改めて現地建て替えの妥当性を話し、介護、子育てなどは市民との協働で、助け合いの仕組みをつくることなどを話した。

 

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山崎直子さん 名誉市民に

川井敏久前市長や職員の歓迎を受ける山崎直子さんの写真 ▲川井敏久前市長や職員の歓迎を受ける山崎直子さん

宇宙飛行士の山崎直子さん(39)が2日、市役所で名誉市民証の授与式に臨んだ。

市役所玄関前には、この日が最後の公務となった川井敏久前市長が出迎え、花束を渡した。授与式では小橋佳奈さん(一中3年)、小澤純哉くん(相模台小6年)、佐藤祐貴くん(稔台小6年)、菅野舜くん(同)が、かぼちゃの種の引き渡しなどを行った。

山崎さんは、「身に余る光栄。改めて気を引き締めて松戸市の発展のために貢献できれば」と話した。

 

 

 

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川井前市長が退任

職員に見送られて市庁舎をあとにする川井敏久前市長の写真 ▲職員に見送られて市庁舎をあとにする川井敏久前市長

川井敏久前市長(67)は2日、退任式に臨み、市職員を前に「松本市長、宮間市長は志半ばでご逝去された。退任のあいさつをする時は、元気に、無事に市長職を全うしてあいさつしたい、と思っていた。特別有能ではない私が4期16年も市長職を全うできたのは、市民の信頼と、優秀な職員の支えがあったから。4期のうちそれぞれにターニングポイントがあり、判断の難しい課題が必ずあった。市政をあやまりなき方向に舵を切れたのは、職員のお陰」とあいさつ。

多くの職員が見送りに集まり、なかには、目を赤くして見送る職員の姿も見られた。

 

 

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ウイングスが優勝

第69回市ジュニアソフト

3シーズンぶり、11回目の優勝を果たしたウイングスの写真 ▲3シーズンぶり、11回目の優勝を果たしたウイングス

松戸市ジュニアソフトボール連盟(綿内功会長)主催による、市長旗争奪「第69回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会」(松戸よみうり新聞社後援)は先月27日に決勝戦が新松戸西小で行われ、ウイングスが北松戸風の子を7―0で破り、第66回大会以来3シーズンぶり、11度目の優勝を果たした。

先攻のウイングスは1回、2回と1点ずつを先制した3回、高橋翔也くん(6年)が3ランホームランを放ち、5―0とした。4回にも1点を加えると、5回には高橋くんがこの日2本目となるホームランを放ち7点目。守っては、投手でキャプテンの金澤夏樹くん(同)を中心に堅守を見せ、完封で優勝を飾った。

MVP賞は、2本のホームランで4打点を叩き出し優勝に貢献した高橋くんに。高橋くんは「こういう大きな賞をもらうのは初めて。すごくうれしい。最近はバッティングの調子がよくなかったが、決勝ではうまくタイミングがあった」と話した。

金澤夏樹くんは、「コースに球がいって、いいピッチングができた。決勝トーナメントでは、2回戦のやなぎフューチャー戦で負けているときに2ランが打ててよかった。このチームは守備からリズムをつくってバッティングにつなげる、チームワークのいいチーム。去年出来なかった優勝ができて、とてもうれしい」と話した。

赤井清監督は、「リーグ戦ではだんだん調子が上がってきたが、優勝できるとは思っていなかった。選手の体も小さく、決定的な力はまだない。中心選手がじゅんぐりに変わり、その日のヒーローが出ていた。2回戦のやなぎ戦を逆転で勝てたのが大きかった。1―0で負けていて、よく逆転打を打ってくれたと思う。みんなが一生懸命にやったのが勝因でしょう。ここまできたら、秋もがんばりたい」と話した。

決勝トーナメントの結果、個人賞は次の通り。

 

決勝トーナメント(6月27日)

▼準々決勝

ウイン5―0大 畑

やなぎ6―0古ヶS

北松戸2―1虹の街

元 町4―2馬橋中

▼準決勝

ウイン2―1やなぎ

北松戸4―0元 町

▼決勝

ウイン7―0北松戸

 

 

★最終順位

▼優勝=ウイングス

▼準優勝=北松戸風の子

▼第3位=やなぎフューチャー、元町モンキーズ

▼第4位=大畑ユニオン、古ヶ崎SK、虹の街、馬橋中央

 

 

★個人賞(敬称略)

▼優秀投手賞=近田和哉(馬橋中央)、佐藤佑(北松戸風の子)、金澤夏樹(ウイングス)、藤原智輝(やなぎフューチャー) ▼ホームラン王賞=三戸亮佑(虹の街・7本)、佐藤佑(北松戸風の子・5本)、金澤夏鈴(ウイングス・4本)、諸橋良風(大畑ユニオン・3本) ▼得点王賞=三戸亮佑(虹の街・17点)、佐藤佑(北松戸風の子・11点)、根本翔生(ウイングス・11点)、藤原智輝(やなぎフューチャー・10点) ▼MVP賞=高橋翔也(ウイングス) ▼敢闘賞=林懐(北松戸風の子) 

 

【戸田 照朗】

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ROD、寒風、オール南部が優勝

市レディースソフトボール大会

松戸市レディースソフトボール連盟(大畠晴美理事長)主催による「第8回ナガセケンコー旗争奪松戸市レディースソフトボール大会」がこのほど、聖徳大学附属高校グランドで行われた。

大会には16チームが参加し、「雪組」「月組」「花組」の3つのクラスに分かれて、それぞれ熱戦が展開された。

「雪組」では、1回戦を12―0、2回戦を10―3と危なげなく勝利したRODが、決勝で聖徳大学附属高校を4―1で破り優勝。

「月組」では、1回戦を13―0、2回戦を6―1、決勝ではピーキャッツを4―2で下した寒風が優勝。

「花組」では、1回戦を9―0、2回戦を2―1で勝ち上がってきたオール南部が、決勝でレッドブリーズを3―0で破り、優勝を果たした。

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