松戸市の地域情報を中心に、グルメ、イベント、おすすめスポットなど有益情報をお届けする、地域コミュニティ新聞「松戸よみうり」の第731号です。

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懐かしい「昭和」を展示

私設博物館「昭和の杜」27日オープン

「昭和の杜」をオープンさせる吉岡光夫さんの写真▲「昭和の杜」をオープンさせる吉岡光夫さん。右は飛行機のエンジン

歴史と交通の展示館「昭和の杜」が、27日、紙敷にオープンする。建設したのは(株)吉岡建設工業の吉岡光夫さん(62)。展示されるのは、吉岡さんが20年かけて集めた自動車や船舶、列車やレール、昭和の古い生活用具や玩具など約1200点以上。2475平方mの敷地に、鉄骨2階建ての昭和の杜展示館と平屋のおもちゃ館があり、昭和の暮らしを再現したスペースもある。全て吉岡さんの私財で収集・建設された。吉岡さんは、「地域の子どもたちに、昭和の古い乗り物や生活道具を見てもらって、物を大切にすることを学んでもらえたら。お年寄りには懐かしさを感じてほしい。また、家族連れにはお弁当を広げてレトロな空間でゆっくりしてもらえれば」と話している。

【戸田 照朗】

昭和の杜の展示物の写真

車や雑貨、玩具まで 吉岡さんが20年かけ収集

吉岡さんは、先月の松戸まつりの中で開催された「松戸クラシックカーフェスティバル」の代表も務め、趣味でクラシックカーを集めていた。2007年に公開された映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の撮影に協力し、吉岡さん所有のクラシックカー2台が映画に登場している。

 

 

 

 

古い農具や生活雑貨などは、車で走っているときなどに農家や民家の庭先に置かれていたものをみつけ、後に交渉、運搬できる車で後日やってきて、日本各地から運んできたものだという。また骨董市や古道具屋で購入したものも。

 

 

 

屋外展示場には、消防自動車や懐かしい3輪トラック、一般車などの昭和の車が並ぶ。一角には昭和20〜30年ごろのガソリンスタンドを再現。

 

 

 

成田空港建設で姿を消した御料牧場で皇族方が乗っていたという貴重な馬車もある。

 

 

 

昭和20年代の旧国鉄車輌は、列車の最後尾についていた車掌用の車輌で、中にはストーブや切符を整理した机などが置かれ、当時の乗務員の仕事の様子が分かる。

 

 

旧国鉄車輌の前には踏切を再現。レールも昭和初期のもので、日露戦争(明治時代)の戦利品となった旧ロシアのレールも展示されている。また、大正時代の蒸気機関車(SL)の動輪もある。ほかにクルーザーや、漁船、セスナ機などの小型飛行機も。

 

 

 

昭和の杜の展示物の写真

北総線矢切駅に展示されている矢切の渡し船も今後は「昭和の杜」で展示される予定。市は展示スペースの利用料を北総開発鉄道に払ってきたが、ちょうど契約が切れる年にあたり、経費削減の面からも「昭和の杜」で展示してほしい、という話が来ているという。また、引退した南極観測船「しらせ」の雪上車を譲り受けるという話も来ているが、まだ未定。

 

 

 

 

 

2階建ての展示館の前には、北前船の錨(いかり)と、大型漁船の錨がある。

 

 

北前船の錨は、もとは松戸駅前のイトーヨーカドー(プラーレ)が建てられる前に、斜面地にあった金比羅神社の旧境内に奉納されていたもの。その後、個人宅の庭にあったものを、吉岡さんが譲り受けた。金比羅神社は江戸川を望む斜面地にあり、江戸川を航行する船の安全を護るために、錨が奉納されたのだろう、という。錨の展示にあたっては、関係者臨席のもと、お祓いも行われたという。

 

 

 

 

展示館の入口前には、手押しポンプ井戸と、つるべと桶の井戸が再現されている。手押しポンプの井戸からは実際に水も出る。

 

 

 

 

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昭和の杜の展示物の写真 昭和の杜の展示物の写真

展示館の1階には、戦艦大和や蒸気船、悲劇の豪華客船タイタニック号の精巧な模型や、バイクや車などがある。前述の映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に登場した車2台もここに展示されている。

 

 

 

 

 

展示館1階で目をひくのが、映画「スター・ウォーズ」に出てくる、ダース・ベイダーとR2─D2のほぼ等身大と思われる金属製の模型。バイクの部品で作られたものだという。

 

 

 

 

 

 

2階には、日本軍の鉄兜や古いヨーロッパの銃などのほかに、古い陶器や生活雑貨などが展示されている。中には、昭和39年に製造された沖電気工業製の携帯電話機という珍品も。おそらく業務用だが、使い方は分からない。吉岡さんが古道具屋で見つけたものだという。

 

 

 

 

 

昭和の杜の展示物の写真

昭和の生活空間を再現した部屋が、なかなか見事だ。茶の間、居間、五右衛門風呂やかまど、駄菓子屋、床屋などが再現されている。

 

 

 

おもちゃ館にはブリキの玩具やミニカーなど懐かしい玩具を展示する。将来的には、壊れた玩具を修理する「おもちゃの病院」も開設して、子どもたちの物を大切にする気持ちを育てたいという。

 

 

職員が1人常駐しているほか、吉岡さんも出来る限りいて、希望者には展示物の説明をしたい、と話している。

 

 

「昭和の杜」は、未就学児入場無料。小中学生100円、高校生以上300円。午前10時〜午後4時。場所は紙敷1377番地(県立松戸南高校近く)。北総線・JR武蔵野線「東松戸駅」から徒歩15分。駐車場完備。問い合わせは、電話 369・7870まで。

 

昭和の杜の地図

 

 

 

 

 

 

 

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「すぐやる課」も対象に

27日に事業仕分け

松戸市が今月27日に実施する「事業仕分け」の対象事業が、このほど決まった。仕分け対象となったのは、市職員の福利厚生事業や高齢者の敬老祝金支給事業など18事業で、中でも注目されているのが全国的にも有名な「すぐやる課」の「すぐやる対応事業」。昨年、設置40周年を迎えたばかりの松戸市を象徴する事業にもメスが入ることになった。

事業仕分けは、市が実施している事務や事業について、「本当に行う必要があるのか」「事業の実施手法は妥当か」など、市の仕事の根本的なあり方について、公開の場で外部の視点による議論を通じて仕分けを行うことにより、ゼロベースでの見直し及び行政資源の有効活用を図るとともに、事業に対する行政の説明責任の徹底による透明性の向上と職員の意識改革の推進を目指す、ことを目的に行われる。

対象となった事業には、障害者関係や地球温暖化防止事業、21世紀の森と広場維持管理業務、社会教育団体の減免等が含まれ、仮に18事業すべてが「廃止」と認定された場合、今年度予算で約4億8800万円が削減されることになる。

対象事業に選定され、その判定が注目される「すぐやる課(すぐやる対応事業)」は、1969年(昭和44)にドラッグストア・マツモトキヨシの創業者でアイデア市長としても有名だった、故・松本清市長の発案で設置された。その目的は、市民の要望がたらい回しになって、なかなか行政が動かない「縦割り行政」の弊害を打破することにあったが、昨今ではスズメバチの駆除がその業務の多くを占め、職員の安全面などを指摘する声も出ていた。

【竹中 景太】

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市に「緑の都市賞」

ボランティアの活動に高評価

フォームを矯正する川口和久さんの写真

都市緑化基金主催の第30回「緑の都市賞」で、松戸市が国土交通大臣賞を受賞した。この賞は、持続可能で緑豊かな都市づくり・まちづくりに成果を上げている市民、企業、行政の優良な取り組みを顕彰・発信するために行われているもので、県内自治体での国土交通大臣賞の受賞は千葉市、流山市に次いで3市目になるという。

 

 

 

 

松戸市では平成16年に「松戸みどりの市民憲章」を制定し、松戸里やま応援団を中心とした民有樹林地の保全や、根木内歴史公園サポーターとの公園づくり、松戸花壇づくりネットワークによる市民花壇づくりなど、市民ボランティアによる活発な活動が行われており、今回の審査ではそうした活動が高く評価された。

 

 

 

 

 

なお、同賞の審査では、「矢切・栗山斜面林」「秋山の森」「東松戸ゆいの花公園」「常盤平けやき通り」「21世紀の森と広場」「小金原あめりかふう通り」「根木内歴史公園」「小金原さくら通り」「里やまボランティア入門講座」の市内9か所が今回、現地審査された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リーグ戦中盤に

市ジュニアソフト

松戸市ジュニアソフトボール連盟(綿内功会長)主催による、市長旗争奪「第70回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会」(松戸よみうり新聞社後援)は中盤戦に。各リーグで熱戦が続いている。

大会6日目までの試合結果は次の通り。

大会3日目(10月24日)

▼東リーグ

大 畑10─2たんぽ

こばと3─0千駄堀

風の子3─0さつき

秋 山8─3こばと

風の子0─0千駄堀

大 畑1─0秋 山

▼西リーグ

中金杉3─1三ヶ月

やなぎ2─0古ヶ二

三ヶ月11─0和名谷

六実ひ5─4陣ヶ前

▼南リーグ

ウイン4─0わかば

南 部7─1城 町

ウイン3─2相模台

わかば3─1城 町

▼北リーグ

ライズ12─3二ツ木

元 町9─0竜房台

古ヶS13─0二ツ木

竜房台5─1火の見

ライズ5─3金ヶ作

元 町6─2古ヶS

火の見4─3金ヶ作

 

大会4日目(10月31日)

▼東リーグ

風の子6─0 寿 

さつき2─1千駄堀

秋 山2─0常盤平

千駄堀3─2 寿 

さつき2─0秋 山

大 畑3─2常盤平

 

▼西リーグ

古ヶ二12─0稔 台

陣ヶ前7─3和名谷

ゆうか1─1やなぎ

陣ヶ前1─0古ヶ二

ゆうか3─0和名谷

▼南リーグ

虹の街10─2相模台

三村新2─2わかば

虹の街5─0南 部

三村新8─0イーグ

▼北リーグ

馬橋中7─2金ヶ作

ライズ6─5古ヶS

古ヶS3─1金ヶ作

 

大会5日目(11月3日)

▼東リーグ

常盤平11─2たんぽ

  寿 0─0さつき

大 畑2─1風の子

常盤平4─2こばと

風の子5─0たんぽ

大 畑8─0千駄堀

▼西リーグ

三ヶ月7─2ゆうか

中金杉1─0やなぎ

古ヶ二5─1六実ひ

陣ヶ前4─3中金杉

やなぎ10─0稔 台

六実ひ4─3中金杉

 

▼南リーグ

わかば7─0しろあ

相模台5─5南 部

三村新2─1城 町

しろあ3─0相模台

ウイン5─2虹の街

城 町7─1イーグ

▼北リーグ

馬橋中2─1横須賀

元 町10─0火の見

馬橋中3─2古ヶS

横須賀6─1二ツ木

金ヶ作1─1竜房台

元 町1─0ライズ

竜房台8─1二ツ木

 

大会6日目(11月7日)

▼東リーグ

秋 山9─1千駄堀

常盤平4─0千駄堀

秋 山11─2 寿 

▼西リーグ

やなぎ8─0六実ひ

陣ヶ前1─1ゆうか

六実ひ8─0稔 台

陣ヶ前1─0やなぎ

古ヶ二15─2和名谷

▼南リーグ

南 部8─0イーグ

相模台4─2わかば

相模台8─0イーグ

わかば3─1南 部

▼北リーグ

二ツ木4─2金ヶ作

元 町9─1金ヶ作

火の見10─1二ツ木

 

【戸田 照朗】

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イルミネーションの競演

20日より松戸駅・新松戸駅前でクリスマスイベント

松戸駅前と新松戸駅前周辺では、20日より、クリスマスにさきがけたイベントを展開する。

松戸駅前では、松戸クリスマスファンタジー2010「宇宙(そら)まで届け 松戸スターライトクリスマス」(松戸駅周辺にぎやかし推進協議会主催)を開催(12月24日まで)。今年も、巨大なコアラのサンタクロースバルーン「マックス」と「ピュアラ」が東西デッキ上にそれぞれ登場するほか、周辺商店街では星空と12星座をモチーフにしたスターライト・イルミネーションを点灯。期間中の毎週末には、駅西口デッキ上のステージで、コンサートやダンスパフォーマンスなど、さまざまなイベントも予定されている。

また、12月1日からは「松戸駅前商店街クリスマスセール」として、24日までの期間中に商店街協賛各店で買い物(1回の会計1000円ごとに抽選補助券1枚。3枚で1回抽選)をするか、プラーレ松戸・伊勢丹松戸店・ボックスヒル松戸で買い物(1回の会計3000円ごとに抽選券1枚進呈。1枚で1回抽選)をすると抽選券がもらえ、海外旅行などが当たる「松戸クリスマス大抽選会」(22日〜24日・東西デッキ上ほかで開催)に参加できる。

問い合わせは、電話 080・3010・4152松戸駅周辺にぎやかし推進協議会事務局まで。

一方、新松戸駅前周辺では、「第7回光のフェスタ」が開かれる。昨年に続き「みんなでつくる光の和」をテーマに、新松戸町会連合会加盟の24町会などが思い思いのイルミネーションでまちを彩る。

20日午後5時から流通経済大学広場で点灯式、12月23日午後5時から同じく流通経済大学広場で「唄和night」(収灯式)を予定。見物客がそれぞれのイルミネーションを巡り投票する「クリスマスラリー」も行われる。

問い合わせは、電話 344・0051実行委員会事務局、阿部さんまで。

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