松戸市の地域情報を中心に、グルメ、イベント、おすすめスポットなど有益情報をお届けする、地域コミュニティ新聞「松戸よみうり」の第737号です。

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大木3本がお引っ越し

「関さんの森」で移植作業

都市計画道路3・3・7号線を補完する迂回道路(新設市道)が建設される「関さんの森」で、「子どもの広場」の端にあったケヤキ1本とエノキ2本の大木が今月1日と2日、道路予定地の脇に移植された。3本の大木は樹齢100年を超えるという。今年の10月か11月には樹齢225年を超えるケンポナシの大木の移植も、予定されている。

【戸田 照朗】

 

巨大なクレーンに吊り上げられ、移植される3本目のエノキの写真▲巨大なクレーンに吊り上げられ、移植される3本目のエノキ

3本の大木は、昨冬に「根回し」(樹が眠っている冬季に根を切り、薬剤などを塗って処置をし、ひげ根を生やしてから移植するという方法)の作業を行い、二冬をかけての移植となった。160トンという巨大なクレーン車が樹を吊り上げると、ギギギ、メシメシメシと樹が音をたてる。「ここを動きたくないと、木が泣いているみたい」と作業を見守る元地権者の関美智子さん(75)は語った。1日の作業は、幸谷小学校2年生の児童も見守る中行われた。

木はケヤキが22トン、エノキが20トンと11トンだった。作業にあたった(株)富士植木の関係者によると、20トンある木を安全に吊り上げるためには、160トンのクレーン車が必要なのだという。クレーン車は、その大きさから一般道を走行することができない。5台のトラックに分解した部品を乗せて浦安から運び、現地で組み立てた。作業が終われば、また分解して運ぶ。この巨大クレーン車の隣には、このクレーン車を分解するための、ひとまわり小さなクレーン車が停まっていた。

吊り上げられるときにはミシミシという音がなるの写真 ▲吊り上げられるときにはミシミシという音がなる

木に巻き付けられているのは、天然素材のテープ。樹皮を直射日光から守るためのもので、そのままにしておけば、2〜3年でボロボロになり、自然にはがれるという。移植のために多くの枝を切ったために、夏は直射日光が幹にあたり、樹皮は表面温度が摂氏50度にもなってしまう、という。

この木が新しい場所に根をつけ、移植が本当に成功したかを判断できるには3年ほどがかかるという。これほどの手をかけても、根がつかず、枯れてしまう可能性もある。

重機を入れるために鉄板を置いた部分が、期せずして新しくできる道路の形と重なっていた。「道」の脇には、樹齢225年を超えるケンポナシの大木があり、「子どもの遊び場」からもよく見えていた。この木は天然記念物級の珍しい木で、幸谷小学校の校章にもケンポナシがデザインされている。

昨冬の根回しの作業の写真 ▲昨冬の根回しの作業 10月にも移植されるケンポナシの写真 ▲10月にも移植されるケンポナシ

ケンポナシは高木であったため、何度も落雷を受けたことがあり、幹は焼けて、樹皮だけで生きている状態。大木の隣には、その子どもと思われる若木も生えている。老木であるため、根回しも慎重に、半分ずつ二冬にわたり行われた。1回目は昨冬、そして2回目が先月の終わりに、残り半分の根回しが行われた。移植は今年の10月か11月に行われる予定だ。

ただ、ケンポナシの大木は前述のように樹皮だけで生きているため、クレーンで持ち上げると、壊れてしまう可能性がある。そこで、横に引いて移動させる方法がとられる予定だという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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戸定に「ひなげしの小径」

与謝野晶子・鉄幹の歌を松戸ゆかりの書家の筆跡で

歌碑の除幕をする石上さん、本郷谷市長らの写真▲歌碑の除幕をする石上さん、本郷谷市長ら

松戸ゆかりの書家の手によって書かれた与謝野晶子の歌18首と夫・鉄幹の歌1首が、赤御影石に刻まれ、「ひなげしの小径(こみち)」として、戸定が丘歴史公園のフットライトの上に配置された。

松戸シティガイド発足10周年を記念して設置されたもので、先月27日に除幕式が行われた。

同ガイドのメンバーが同公園をガイドしていると、石造りのフットライトを指さして「これはなんですか」と聞かれることが多かった。同公園のフットライトは夜間照明として設置されたが、結果的に同公園は夜間開園されなかったために、一度も使われたことがない。そこで、このフットライトを有効利用できないか、と同ガイド代表の石上瑠美子さんらが今回の「ひなげしの小径」を発案した。

書を無償で提供した19人の書家らの写真 ▲書を無償で提供した19人の書家ら 戸定が丘歴史公園内に設置された「小径」の歌碑の写真 ▲戸定が丘歴史公園内に設置された「小径」の歌碑

与謝野晶子は大正時代に、同公園の隣にある千葉大園芸学部(当時は千葉県立高等園芸学校)を訪れ、60首の歌を残している。その中から18首を選び、夫である鉄幹の歌1首も加えて、石に刻んだ。刻まれた筆跡は、石飛博光氏(日展評議員、毎日書道会理事、創玄書道会理事長)、鈴木一敬氏(日展会友、毎日書道展審査委員、創玄書道会理事)、田中美敦氏(毎日書道展会員、創玄書道会審査委員)ら、松戸にゆかりのある名だたる書家たちのもの。今回の趣旨に賛同し、無償で協力してくれた、という。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ひなげしの小径の歌碑配置図

 


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旧新松戸北中、北小の売却に反対の声多く
学校跡地めぐりフォーラム

来年度に結論

廃校になった旧新松戸北小の写真▲市民フォーラムには多くの参加者が

新松戸地区で廃校となった新松戸北中、北小の学校跡地の有効利用について市民の意見を聞く、市民フォーラム(新松戸学校跡地有効活用検討会議)が30日、新松戸市民センターで開催された。

当日の出席者は約100人。町会代表、有識者、公募で選ばれた委員12人で構成される「新松戸学校跡地有効活用検討会議」は、昨年2月から5回の会議を開いた。フォーラムでは、今まで同会議が検討してきた内容について説明、その後、来場者から1人3分のスピーチ形式で意見を求めた。

同会議は、地域の将来の姿を「安全で安心して住めるまちにしたい」「多世代が地域活動を通して交流できるまちにしたい」「若い世代が住みたがるようなまちにしたい」と、大きく3点にわけ、それぞれ「現状認識と課題」「改善すべき部分」「導入機能」などを示した。

来場者の発言では、「地震や洪水など自然災害が心配。新松戸北小は防災拠点として、売却せずに残してほしい。そもそも新松戸には公共施設が少ない」という意見が多かった。また、「新松戸北中、北小、西小を建てるために、地主は坪40万円はする土地を11万で提供し、マンションに住む住人5800戸がそれぞれ50万円を負担した。29億円の負担金が集まり、市はほとんど税金を使わずに済んだはず。それを、売却するとはどういうことか。学校跡地は地球温暖化防止のためにも、森として残してほしい」といった、学校建設当時を知る住人からの意見も出された。他には、「転勤が多く、新松戸に来て驚いたのは、図書館分室に十分な閲覧室もないこと。もっと図書館を充実させてほしい」「昔は1クラス50人もいて、大変な時代があった。今は30人、25人でゆとりの教育をやれるチャンスなのだから、いつでももとの学校にもどせるようにしておいてほしい」などの意見が出された。

同会議は、今回出された意見も参考に、3月までにあと2回の会議を開き、3月下旬に市長に答申。市長は来年度、学校跡地の有効利用について決める方針だという。

【戸田 照朗】

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参加者募集中

第11回松戸市民スプリングゴルフ大会

4月4日、我孫子ゴルフ倶楽部

松戸市民スプリングゴルフ大会の写真 ▲美しい自然の中で行われる松戸市民スプリングゴルフ大会

松戸よみうり新聞社主催「第11回松戸市民スプリングゴルフ大会」(7土屋文化振興財団、読売新聞松戸支部、1椎名、1JCNコアラ葛飾後援)を4月4日、我孫子ゴルフ倶楽部で開催します。

ゴルフを通じて市民スポーツ愛好家の交流と親睦を深めることなどを目的に開催している同大会。 今年で11回目の開催となります。 

会場となる我孫子ゴルフ倶楽部では開催当日、満開の桜も楽しめる予定です。

女性の方もふるってご参加ください。

【第11回松戸市民スプリングゴルフ大会】

▼開催日=4月4日b

▼コース=我孫子ゴルフ倶楽部(我孫子市岡発戸1110、104・7182・0111)

▼募集人員=160人(40組)

▼参加費=1人2000円(プレー費・昼食代などは各自清算。なお、グリーンフィーは通常の半額で1万500円)

▼競技方法=18ホールストロークプレー(新ペリア方式)

▼競技規則=日本ゴルフ協会規則及びローカルルールによる

▼表彰式=紙面発表で賞品は後日、代表者に郵送。表彰式及びパーティーはおこなわない

▼参加申し込み=・個人受付は不可。4人1組で代表者が3月4日fまでにゴルフ事務局(ヒューマンハーバー研究所内・平日午前9時30分〜午後6時。1369・1361)に電話し、登録を受ける ・参加費(4人分8000円)を添えてゴルフ事務局または、左記の口座に代表者名で3月11日fまでに納入(参加費納入後の取り消しは返却不可)

▼銀行振込先=千葉銀行松戸支店(当座)0560046/口座名・株式会社松戸よみうり新聞社/代表・椎名憲一

▼申し込み締め切り=3月4日f(ただし、定員になり次第締め切り)

※スタート時間は、申し込み順に希望時間を選択してもらいます。

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