住宅の除染始まる
申し込み1万2千件超える
2日より、市では住宅を対象に除染を開始した。広報まつどや保育所、幼稚園、小学校への通知、町会の回覧などで告知し、7月31日より申し込み受け付けを開始したが、今月4日現在で1万2千件を超える申し込みがあった。受付期間は9月30日までだったが、より多くの市民に申し込んでもらい、最大限に空間放射線量の低減化を図るため、11月30日まで延長するという。転入者については来年2月28日まで受け付ける。
【戸田 照朗】
締め切り11月まで延長
除染は「放射性物質汚染対処特措法」に基づいて策定された「松戸市除染実施計画」により、主に国の財政措置で行われる。
対象となるのは、「除染実施区域内の住宅」か「除染実施区域外で小学生以下の子どもがいる住宅」のいずれかに該当する住宅。「除染実施区域」は、昨年9月に文部科学省が実施した航空機モニタリングの結果、高さ1メートルで毎時0・23マイクロシーベルトを超える地域に、市が昨年5月25日から11月15日までに実施した公園緑地、保育所、小学校などの調査で高さ50センチから1メートルの空間放射線量が毎時0・23マイクロシーベルト(※)を超えた地域を加えたもの。
市のほぼ全域が対象区域となるが、字が秋山、河原塚、串ア新田、五香、五香西、五香南、五香六実、高塚新田、田中新田、松飛台、六実となる区域は国、市いずれの調査でも毎時0・23マイクロシーベルトを平均的に下回ったため、区域外となる。ただし、これらの区域でも、小学生以下の子どもがいる住宅は対象となる(下図参照)。
申し込みは署名・捺印が必要なため、書類による郵送に限られる。用紙は7月29日発行の「広報まつど放射能対策特集号」に折り込まれている。「特集号」は支所等で配布しているほか、市のホームページからもダウンロードできる。
申し込むと、市の委託会社が日程を調整の上、住宅の空間放射線量を家人立会いのもと測定。毎時0・23マイクロシーベルト以上の箇所があれば、除染業者が後日作業を行う。除染方法は庭の落ち葉の除去、除草、枝葉の剪定、土壌の天地返し、雨どい、側溝などの清掃、洗浄、汚泥の除去など。
9月30日までの測定件数は1510件。そのうち除染実施予定となったのは522件(34・6 %) だった。毎月2千から3千件程度の測定を実施し、来年3月末までにはすべての住宅の測定を完了する予定だという。
市では保育所(園)、幼稚園、市立学校の施設については9月4日までに主な生活空間の除染を終えている。
また、市は東京電力に対して、放射能対策に要した総額から国庫補助金等で措置された額を引いた2億1千万円余りを損害賠償請求している。
問い合わせは、電話704・3994市放射能対策課まで。
※松戸市は、昨年8月30日から線量の低減策を実施する指標値として毎時0・3マイクロシーベルトとしてきたが、12月6 日からは、国から示された値に準じ、毎時0・23マイクロシーベルトに変更した。環境省が示した、事故による追加被ばく線量は年間1ミリシーベルト。これは毎時0・19マイクロシーベルト(1日のうち8時間を外で、16時間を屋内で過ごすと仮定して計算)だが、もともと自然界に存在する放射線量、毎時0・04マイクロシーベルトを加えて、毎時0・23マイクロシーベルトとしているという。
激戦の高校演劇地区大会
県立松戸が優勝
馬橋2位で県へ 専松惜しくも3位
松戸は高校演劇の激戦区。08年度に関東大会で優勝し、09年の全国大会で2位に入り、国立劇場の舞台を踏んだ馬橋をはじめ、09年に県大会で優勝した専大松戸、07年、08年と関東大会へ進んだ県立松戸などがしのぎを削る。全国大会への道は県を12地区に分けた地区大会から始まる。代表は各地区1校のみだが、第2地区(松戸・白井)は、昨年関東で2位に入った八千代などがいる第6地区とともに成績優秀のため2校枠となっている。
2日と3日に流山市文化会館で行われた今年の地区大会で優勝したのは県立松戸(稲毛高校演劇部・作「プリーズ・ミスター・ポストマン」)。頭ひとつ抜けていたという。2位は馬橋(佐野洋子・作「100万回生きたねこ」)で辛くも県大会出場を手にした。3位は僅差で専大松戸だった。
県大会は11月22日から24日まで千葉市の県教育会館で行われる。
県立松戸は09年に県内で初めて演劇が教科として設けられた。演劇の授業を選択した生徒と演劇部員が必ずしも重なるわけではないが、つかこうへい劇団で俳優として活躍した見上裕昭教諭( 57 )、演劇に造詣の深い阿部順教諭(51)、小室秀一教諭(56)の3人体制で指導している。
部長の佐々木瑠奈さん(3年)は、「4年ぶりに県大会出場。それもブロック優勝でという素晴らしい結果に驚きと喜びを感じています。作品の仕上がりは、顧問の先生方にも言われましたが、まだまだやり残したことがたくさんあります。3位で出場を逃した専松さんや他の学校のみなさんのためにも、県大会では関東大会を目指し良い作品に完成させたいと思います。県松の演劇部は、演劇以外の高校生活をきちんと送ることで、他の生徒のみなさんや先生方から応援をいただいています。この伝統を築いてくださった先輩方のためにも、忙しい時こそ普通の高校生としての生活を大切にしたいと思います。それがきっと作品の中の『あたたかさ』に現れると信じています」と話していた。
【戸田 照朗】
秋の大会が開幕
市ジュニアソフト
市長旗争奪第74回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会(綿内功会長・松戸よみうり新聞社後援)が7日に開幕。松戸市運動公園で行われる予定だった開会式は雨天のため翌日に順延し、新松戸西小で行われた。東西南北4リーグに分かれた35チーム530人の球児が、決勝トーナメントに向けて、リーグ戦を戦う。各リーグの上位1、2位のチームが決勝トーナメントに進出する。
開会式では、しろあと子供会の主将・山ア雄大くん(6年)が選手宣誓し、大会での健闘を誓った。
大会4日目までの試合結果は次の通り。
大会1日目(10月7日) ▼東リーグ 横須賀 11―7 古ヶS 千駄堀 2―1 金ヶ作 相模台 6―4 元 町 ▼西リーグ 寿 9―0 三村新 古ヶ二 2―0 三ヶ月 風の子 2―0 竜房台 古ヶ二 2―0 寿 ▼南リーグ 南花島 9―0 八ヶ崎 稔 台 6―0 馬橋中 松ヶ丘 6―1 八ヶ崎 ▼北リーグ 火の見 12―2 ゆうか 虹の街 8―2 こばと わかば 8―0 ゆうか 和名谷 2―2 常盤平
大会2日目(10月8日) ▼東リーグ ひまわ 2―1 古ヶS 元 町 2 ― 1 秋 山 相模台 10―0 金ヶ作 ひまわ 2―0 大金平 古ヶS 1 ― 0 元 町 相模台 3―0 横須賀 金ヶ作 7―0 大金平 ▼西リーグ しろあ 10―0 三村新 杉の子 1―0 寿 しろあ 10―0 中金杉 杉の子 14―1 三村新 しろあ 2―1 寿 風の子 7―0 中金杉 |
▼南リーグ 陣ヶ前 7―0 大畑ユ あじさ 6―4 さつき 松ヶ丘 10― 4 稔 台 あじさ 11―1 大畑ユ 松ヶ丘 4―0 南花島 八ヶ崎 11―1 馬橋中 ▼北リーグ 虹の街 5―1 平賀あ こばと 4―1 火の見 わかば 10―0 平賀あ こばと 1―0 ゆうか 常盤平 1―0 火の見 大会3日目(10月14日) ▼東リーグ 横須賀 4―0 大金平 秋 山 10― 0 金ヶ作 秋 山 8 ― 1 大金平 横須賀 5―4 金ヶ作 ▼西リーグ 竜房台 15―0 中金杉 三ヶ月 10―0 三村新 風の子 4 ― 0 寿 竜房台 9 ― 3 三村新 寿 4 ― 1 三ヶ月 ▼南リーグ 松ヶ丘 18―2 馬橋中 あじさ 1 ― 0 八ヶ崎 さつき 11―1 馬橋中 松ヶ丘 7 ― 5 大畑ユ 八ヶ崎 3 ― 0 さつき 稔 台 5 ― 3 大畑ユ
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▼北リーグ こばと 4 ― 3 和名谷 ゆうか 2 ― 1 常盤平 和名谷 3 ― 3 虹の街 わかば 3 ― 2 こばと 虹の街 2 ― 0 ゆうか
大会4日目(10月21日) ▼東リーグ ひまわ 3 ― 0 千駄堀 元 町 9 ― 3 横須賀 秋 山 9 ― 0 ひまわ 千駄堀 6 ― 3 古ヶS 相模台 13 ―1 大金平 元 町 4 ― 2 千駄堀 ▼西リーグ しろあ 2 ― 0 古ヶ二 古ヶ二 9 ― 1 中金杉 しろあ 8 ― 1 風の子 しろあ 7 ― 0 杉の子 ▼南リーグ あじさ 2 ― 1 稔 台 松ヶ丘 7 ― 2 さつき 陣ヶ前 5 ― 0 あじさ 稔 台 1 ― 1 南花島 陣ヶ前 4 ― 1 松ヶ丘 大畑ユ 6 ― 2 南花島 ▼北リーグ わかば 1 ― 1 和名谷 常盤平 10―0 平賀あ わかば 14―0 火の見 和名谷 10―4 平賀あ
【戸田 照朗】 |
常盤平が5位
小金北9位 東葛駅伝
東葛飾地方中学校駅伝競走大会(松戸・野田・柏・流山・我孫子・鎌ヶ谷各市体育協会、毎日新聞社ほか主催)が20日開催された。今年は、松戸市民劇場前スタート、野田市総合公園陸上競技場(清水公園)ゴールの31・9キロ、10区間で行われ、70校が参加した。
優勝は野田南部、準優勝は柏二中、3位は白山。昨年松戸四中が3年ぶり2度目の優勝を果たした松戸勢は、常盤平の5位が最高。10位までの入賞圏内には9位に小金北が入った。
常盤平の主将で1区を走った小林将君(3年)は、「1区では9位ぐらい。中盤で19位まで下がってダメかと思ったが、後半の人たちががんばってくれて、順位を上げられてよかった。入賞が目標だったので、とてもうれしい。市駅伝(9月28日)では7位。その悔しさをバネにみんなよく伸ばしてきた」と晴れやかに話した。
小金北の主将で10区を走った海老澤和樹君(同)は、「入賞したかったのでうれしい。タスキを受けた時は12位。9位に入れてよかった」とうれしそう。同校は市駅伝では2位に入り、来月4日に柏の葉公園で開催される県駅伝に出場するが、県駅伝については「昨年は26位だったので、今年は20位以内を目指したい。平均的に速くて、エースはいない。みんなでがんばりたい」と話した。
県駅伝には市駅伝で上位4位までに入った、旭町、小金北、新松戸南、六中が出場する。
【戸田 照朗】
土屋文化振興財団
今年度の受賞者決まる
千葉県の文化振興を目的に、基礎医学、伝統芸能、音楽、演劇、絵画、スポーツなどの分野で活動する個人、団体に助成金を贈る、土屋文化振興財団(土屋亮平理事長)の今年度受賞者が、このほど決まった。
応募24件の中から厳正な審査により選ばれたのは、千葉大学医学部附属病院整形外科医員・折田純久氏の研究「末梢神経損傷の再生および疼痛関連因子に対する自家多血小板血漿移植」など、5件の個人・団体。
なお、贈呈式は来月1日、幕張のホテル「ザ・マンハッタン」で行われる。
松戸コミマ+ハロウィンパレード
来月3日、江戸川カッパ市開催
「第11回江戸川カッパ市」が来月3日、江戸川河川敷で開催される。
今回のカッパ市では、マンガ・アニメ・ゲーム・キャラクターなどのフリマおよびコスプレを中心とした、マンガ・アニメファンの交流イベント「松戸コミマ」に加え、ハロウィンパレードを開催。市内サンバチームもパレードに参加予定で、会場はハチャメチャ大騒ぎに!?
カッパ市は午前10時から午後3時まで、ハロウィンパレードは午後12時30分から開始予定。当日参加もOKで、子どもの参加も大歓迎(参加記念品あり)。
なお、恒例のフリーマーケット、飲食コーナーも、もちろん開催。さまざまな衣装を身にまとったコスプレーヤー、車体にマンガやアニメ、ゲームなどに関するステッカーを貼りつけたり、塗装などをした、いわゆる『痛車』も会場に集結する。
問い合わせは、電話330・3450江戸川カッパ市実行委員会(NPO松戸福祉サービス振興会内)まで。
子猫の里親募集
8月末路上で衰弱死寸前の子猫を保護し、現在里親さんを探しております。
子猫は、生後3か月くらいのグレーのトラ模様で、活発で人懐っこく、膝の上が大好き。爪とぎ、トイレは所定の場所で行い、家財の破損行為など無し。
犬との同居も可能(現在チワワと同居中)です。
室内飼育の徹底、毎年のワクチン接種、去勢手術をしてくださる方を探しています。お渡しは自宅まで伺います。
問い合わせは、電話070・5660・8357、またはichitarou0829@yahoo.co.jp( カワシナ) まで。
細かな性格や現在の生活状況など、些細な質問でもお気軽にどうぞ。