幼稚園利用促進図る

市がセミナーを開催

松戸市は6日、「私立幼稚園預かり保育利用促進セミナー」=写真=を市役所議会棟3階特別委員会室などで開催した。

私立幼稚園預かり保育利用促進セミナーんの写真

市では、「幼稚園に入園させたいけれど保育時間が短いので仕事と両立できない」「幼稚園は保育園よりお金がかかるから無理」と幼稚園を選択できないでいる保護者に、3歳児以降に保護者が就労していても幼稚園を選択できるように、助成金制度や幼稚園での預かり保育の拡充を図っている。特に、助成金制度は今年度、保育園に入所し延長保育利用料を負担した額とほぼ同じになるよう、助成額の増額などを行っている。

この日のセミナーでは、そうした助成金制度の説明、保育料のシミュレーション(希望世帯)のほか、預かり保育を実施している市内の幼稚園が会場内にブースを設置して、自らの園のPRなどが行われた。会場には、土曜日ということもあってか夫婦揃って参加している姿も多く見受けられ、市職員らの説明に熱心に耳を傾けていた。

3歳から幼稚園への入園を検討している母親(29)からは「費用面では保育園と大差ないことがわかり安心しました。ただ幼稚園だと行事が多く、平日は仕事で参加できないため、やっぱり保育園の方がいいかな」といった声も聞かれた。

なお、市では来月10日にも同様のセミナーを市中央保健福祉センターで開催する。問い合わせは、電話 366・7351市幼児保育課まで。