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市長旗争奪第81回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会(綿内功会長・松戸よみうり新聞社後援)の決勝トーナメントが5日、金ヶ作小学校グラウンドで行われ、竜房台こども会が、ゆうかりこども会を6-3で破り、初優勝を果たした。
竜房台は1回表、牧野柊芽君(6年)がヒットで出塁。続く小林和史君(同)も相手エラーで出塁し、1、3塁とした。3番の勝又大陽君(同)のレフト前ヒットで1点を先制。なおもランナー1、3塁で、続く上田英暉君(同)はショートゴロアウトとなったが、次の杉村敬斗君(4年)のショートへの打球が内野安打となり、満塁とした。6番・斎藤亘平君(6年)がフォアボールを選んで、押し出しで1点を追加。さらに、高橋士穏君(同)の飛球を相手がエラーして、その間に2点を追加。竜房台は初回に4点を挙げた。
ゆうかりはその裏、2番の山田郁人君(同)がフォアボールで出塁すると、続く岩瀬樹音君(同)が相手エラーで出塁。1,2塁とした。4番の天野大吉君(同)はインフィールドフライでアウトとなったが、ランナー2、3塁に。ここで、続く宮地康輝君(同)がライト前にタイムリーヒットを放ち、2点を返した。
2回は両チームとも無得点。
3回表、竜房台は先頭打者の上田君がセンターオーバーの3塁打を放つと、続く杉村君がセンターフライを放ち、これがタッチアップとなって1点を追加した。
3回裏、ゆうかりは、先頭打者の岩瀬君が相手エラーで出塁し、2塁まで進んだ後、天野君のセカンドごろの間に3塁へ。続く宮地君の打席でバッテリエラーが出て、岩瀬君がホームに駆け込み、1点を返した。
4回は両チームとも無得点。
5回表、竜房台は先頭打者の小林君が相手エラーで出塁。続く勝又君はセカンドゴロアウトになったが、続く上田君がセンター前ヒットを放ち、バッテリーエラーで3塁まで進んでいた小林君を返した。
5回裏は、ゆうかり打撃陣が3者凡退に打ち取られゲームセットとなった。ゆうかりは、4回表の竜房台の攻撃を3者凡退で抑え、流れを変えるかに見えたが、追加点を挙げることができなかった。1回表の4失点が痛かった。
竜房台のキャッチャーで主将の勝又君は、「初めて優勝できたのでうれしい。2回戦の火の見下戦が強打者がそろっていて難しかった。決勝は初回に4点取れたので、あとは安心してやれました。このチームは6年生がいっぱいいて、仲がいい。秋のジュニアも優勝できるように、毎日家でも努力して、練習も一生懸命取り組みたい」と話した。
MVP賞を獲得したピッチャーの上田君は、「MVPは他の人が取ると思っていたので、びっくりしています。今までの練習の成果を発揮できたかなと、思います。きょうのピッチングは、いつもより入らなかったけど、スピードはいつもより出ていました。きょうは1回戦、2回戦であまり打てなかったんですが、決勝でいっぱい打ててよかったです。このチームは人のことを見ることができて、アドバイスや励ましたりできるチームです。今年は6年生で最後の年だから頑張りたいという気持ちもあるし、仲間がついてきてくれたので、その分まで頑張ろうと思う。次の大会でも優勝したいですが、チームにもうひとり、いいピッチャーがいるので、抜かされないように頑張りたいです」と話した。
勝又大介監督(37)は、「初優勝は率直にうれしい。絶対的なエースとか、絶対的なバッターがいるチームではなくて、チームみんなで勝とうというところでやってきました。そんななかで、みんな自分のできることを一生懸命やっていて、その積み重ねが点を取ったり、アウトにしたりということにつながって優勝できたのかなと思います。今回、ピッチャーを柊芽とMVPの英暉と2枚そろえて、それぞれがちゃんと自分の力をしっかり出してくれたことがよかったのかなと思います。リーグ通じて1失点、決勝トーナメントは決勝は3点取られましたが、1回戦1失点、2回戦完封でしたので、非常に少ない失点の中で決勝まで来れたこともよかった。6年生11人全員が仲が良くて、励ましあいながらこれたことも良かった。6年生が多くて、周囲からは『今年は竜房だろう』といった声も聞いたのですが、我々としては弱いところも見えていたし、他のチームのすごいところも見えていたので、そんな中でのプレッシャーもありました。自分が見ているところと、相手に見られている時のギャップが大きかった。決勝の相手、ゆうかりさんとも何度も戦わせていただいていて、戦うたびに点差が縮まっていたので気が抜けなかった。準決勝の虹の街とゆうかり戦を見ていて、ゆうかりが最後ミラクルな勝ち方をしていたので、その波に乗ってこられると恐いと思っていました。波に乗らせないように、初回から好球必打でストライクを思いっきり振っていけという指示で、初回4点を挙げることができました。控えの選手も声を出して、みんなで相手の勢いを抑えられた上で、こちらも勢いに乗れた。秋の大会では、きょう対戦したチームも、次こそはという気持ちで来るでしょう。監督、スタッフ、選手、保護者もそういったプレッシャーに負けずに連覇を目指したい」と話した。
決勝トーナメントの試合結果、個人賞は次の通り(敬称略)。
【準々決勝】
虹の街11-2平賀あじさい
ゆうかり8-5三ヶ月
火の見下6-0北松戸風の子
竜房台8-1寿
【準決勝】
ゆうかり4-3虹の街
竜房台2-0火の見下
【決勝】
竜房台6-3ゆうかり
【最終結果】
▼優勝=竜房台、準優勝=ゆうかり、3位=虹の街、火の見下、4位=平賀あじさい、三ヶ月、北松戸風の子、寿
【個人賞】
▼優秀投手賞=山本幸輝(虹の街)、上田英暉(竜房台)、狩野浩斗(火の見下)、宮地康輝(ゆうかり)
▼ホームラン王賞=小林大輝(松ヶ丘ライズ・2本)、小林和史(竜房台・2本)、鴨源心(こばと・2本)、岩瀬樹音(ゆうかり・2本)
▼得点王賞=後藤公汰(虹の街・11点)、小林和史(竜房台・11点)、狩野浩斗(火の見下・9点)、天野大吉(ゆうかり・10点)
▼敢闘賞=宮地康輝(ゆうかり)
▼MVP賞=上田英暉(竜房台)
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