19日にミンミンが亡くなりました。
推定で5月生まれなので、19歳10か月だと思います。
トイレの失敗はしょっちゅうでしたが、ここ何週間はニャンニャンうるさいくらい鳴くので、フードをあげると、最初は飛びつくのに、ほんのちょっと食べるか、ひどい時は匂いをかいだだけで食べずに、またうるさく鳴き続けるというようなことが続いていました。
私も困惑し、獣医師に診せたのが15日。血液検査の結果は、腎臓の数値は悪化していたものの、まだ死に至るような悪さではなく、よく鳴くのは認知症のせいだろうとのことでした。
スープ状のフードや大好きな刺身をタタキにしてみたりと試してみたものの、あまり食べませんでした。19日の朝、いくらなんでも食べさせなきゃまずいな、と思い、指にフードをつけて口に含ませようとしたんですが、うまくいかず、その日は松戸よみうりの印刷日(土曜が祝日のため1日早かった)だったので、のんびりもしていられず、帰ってからまたやってみようと思い、部屋を出ました。それがミンミンとの別れになってしまいました。
その日は、グループ会社の同僚の送別会の約束があり、自宅の近くのイタリアンレストランで呑みました。自宅で呑み直すことになり、帰宅したところ、ミンミンは既に冷たくなっていました。記憶が定かではないのですが、ミンミンが死んでいることに気が付いたのは、同僚のほうが先だったかもしれません。
号泣する私。同僚もさぞ驚いたでしょう。彼には本当に申し訳なかった。
今思えば…ということなのですが、19日の朝、無理にフードを口に含ませようとした時に、いつもならもっと抵抗するのですが、その力が弱かった。それだけ弱っていたのだと思います。もっと早くに強制的に食べさせてれば、とも思います。例えばちびクロが死にそうになっていた時にしたみたいに、注射器で流動食を口に入れるとか。毎日うるさいくらいに鳴くもんだから、まだ元気があると思い込んでしまった。冷静に考えれば、あんなに何日もまともに食べてないんだから、もたないよな…と考えられたはずなんですが。
どこか、ミンミンはずっと生き続けるように思っていました。その日が近いことは、どこかで分かっていても、その考えを無意識に排除していた。だから判断が鈍ったんだと思います。血液検査も腎臓だけでなく肝臓も診てもらうべきだった。もともと肝臓が弱い子だったから、食べないことで肝臓が悪くなっていたかもしれません。
これは、獣医師のせいではありません。動物の場合、その子のことが一番分かっているのは飼い主です。飼い主が勘を働かせて気がつかなければいけないことだと思います。
いずれにしても、今さら思いを巡らせてもどうしようもないことです。19日以降、「人間で言えば100歳近い大往生なんだから」という気持ちと「自分がしっかりしていれば、もっとできたことがあったんじゃないか。そうすればミンミンは今でも…」という気持ちが私の中で行ったり来たりしていました。
やっと、心の整理がついてきたので、このブログを書いています。
最後に、もう一つ後悔として、このブログを以前のように書き続けていたら、もっといろんなことに気がつけたのではないか、と思っています。
ミンミンは、今ピンクの覆いに包まれた骨壺の中で、先に逝ったクロとかえでとともに眠っています。ピンクの覆いは、週に一度掃除を頼んでいるお手伝いの方(昔の隣人)のリクエストです。うちの猫をとてもかわいがってくれて、今回も一緒に泣いてくれました。
7年前に逝ったクロは3月30日が命日。生前はミンミンととても仲がよかった。クロの骨壺は青い覆いに包まれていて、ミンミンのとお揃いです。今頃、天国で一緒に遊んでいるでしょう。
このブログを通じて、ミンミンの病気のことを案じてくださった方々、本当にありがとうございました。
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