姉妹の絆

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お互いをなめあうのも愛情表現のひとつ

 さくらとちびクロは姉妹で拾われました。もう一人、姉妹か兄弟がいたのですが、その子は別の人のところに行きました。というのも、その子が一番健康そうだったからで、さくらもちびクロもウイルス感染で、だいぶ目がやられていました。
 うちに里親の話があったとき、さくらだけが来る予定でした。ちびクロの目はかなり悪く、もう治らないだろうと予想がついたので、拾った人が自分で飼うつもりだったみたいです。ただ、ずっと姉妹でいたわけだし、私が気に入るかもしれない、という望みをかけて2匹とも連れてきました。
 二人とも1つのキャリーバッグに入って、うちにやってきました。2匹いてもバッグには余裕があるほど小さかった。ものすごく人懐こい性格で、バッグの中からもゴロゴロというのどを鳴らす音が聞こえていました。
 バッグの扉を開けると、早速さくらは飛び出して遊び始めました。この時からやんちゃな性格がはっきり出ていました。
 一方、ちびクロはバッグからなかなか出てこず、バッグの中に入ったまま、のどだけをゴロゴロ鳴らしていました。
 とりあえず、ためしに2匹とも引き取ってみるか、ということになって、そのまま今に至っています。
 老猫のミンミンとは気が合わないので別の部屋だし、私は日中は仕事でいないし、で二人で遊んでくれるので、助かりました。その分、いたずらは2倍で大変でしたが…。
 さくらとちびクロは二人で一人。私の中ではそんなイメージです。
 ケンカをしたのを見たことがありませんし、今後もないでしょう。
 特にさびしがり屋のちびクロはさくらの姿が見えないと鳴いて探すような、そんな子猫でした。
 私の父母は昔の人なので兄弟姉妹が多いし、私にも弟が一人います。でも、人間の場合、あんなに兄弟姉妹が仲がいいということはめったにないと思います。
 考えてみれば、子猫で路頭に迷い、いつ食べられるかもわからない心細い中を姉妹で肩を寄せ合って生きていたわけですから、人間なら大変過酷な幼少期です。絆が強くなるのも無理ないかもしれません。
 いつまでも二人いっしょに、元気でいてほしいです。

いつも仲のいい二人


 
 
  


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