いすに座っていた父が「ああ、足がしびれた」と言うので、最初は何を言っているのかピンときませんでした。
見ると、子猫だったかえでが膝の上にいるので、なるべく体を動かさないようにして座っていたようなのです。
私には思いもよらないことでした。私は猫が膝の上にいても、気にせずに立ち上がります。そうしないと一人暮らしではなにもできません。それに、再び座れば、また猫は膝に飛び乗ってきます。
実家でも3匹の猫を飼っています。実家に最初に猫が来たのは、私が高校1年生の時。山で捨てられたと見られる猫を私が連れて帰り、飼うことにしました。父と母は特別猫が好きというわけではなかったのですが、それからずっと猫がいます。私が拾った猫・ヤコはもう何年も前に老衰で亡くなりました。ヤコと一緒に飼っていた元ノラのシロも亡くなって、私が親しみのある猫はいなくなりました。今飼っている猫たちには、ほとんど面識がありません。
実家でも父は膝に猫を乗せたまま、「今ちょっと動けないから」とか言って、母に用を頼んでいるのでしょう。そんな姿が目に浮かびます。
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