実家にも猫が3匹いますが、捨てられたのか迷ったのか、うちに来てエサをもらううちに居ついてしまった、という猫たちです。
そんな中で育ったので、こちらに来て猫を飼うときにボランティアの方から聞いた「完全室内飼い」というのが、どうもピンときませんでした。猫は家と外を自由に行き来するものだと思っていました。ひょっとすると、昔は東京でもそれが普通だったのかな。夏目漱石の「吾輩は猫である」の猫は家に閉じ込められてはいなかった気がします。
松戸に来てから飼い始めたミンミンは、ボランティアの方が保護した子猫でした。「完全室内飼い」を勧められましたが、私の感覚がついていかなかったのと、ミンミン自身がものすごく外に出たがったこともあって、1週間後には外に出しました。
「完全室内飼い」を勧められる理由の一つは交通事故。それから、トイレの問題でご近所に迷惑をかける、というものです。
交通事故については、うちの前の道路の交通量が少ないことと、ミンミンが臆病で慎重なため、大過なくきています。トイレについては家の中のトイレにうんちとおしっこがされていることから、大丈夫だとは思いますが、もし迷惑をかけた方がいらしたら、申し訳ありません。この場を借りて謝ります。
さくらとちびクロは「完全室内飼い」にしました。昨年暮れに亡くなったかえでも。
スマートなミンミンに比べると、さくらとちびクロは不自然に太っているように思います。
きのう帰った時、ちびクロが首にレジ袋をぶらさげていました。その前の日は、虫でもいたのか、二人で盛んに部屋の隅を手でかいていました。狭い部屋の中で二人で何か面白いことはないかと探して遊んでいるのでしょう。
さくらはよく外に飛び出そうになり、ドアを開ける時は注意が必要ですが、きょうも外に出そうになり、あわててつかまえて部屋にもどしました。そのときさくらが私を振り向いてじっと私の顔を見ていたのです。「どうして?」と聞かれているようでした。
いつか、仕事を辞める時が来たら、ミンミンやさくらとちびクロを田舎に連れて帰って、広大な緑の田園で思いっきり遊ばせてあげたい。そんな夢を見ています。
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