グリーンレイズが全国へ

松戸市の小学生ソフトボールの選抜チーム「松戸JSLグリーンレイズ」が昨年11月習志野市袖ヶ浦運動公園で行われた平成27年度第9回春季全日本小学生男子ソフトボール大会千葉県予選会で優勝。3月26日から28日まで京都府宇治市で行われる春季全日本小学生男子ソフトボール大会に出場する。

全国大会に出場する松戸JSLグリーンレイズの写真▲全国大会に出場する松戸JSLグリーンレイズ

これまでも松戸市代表チームが千葉県大会で優勝して全国大会に出場することはあったが、初戦か2回戦で敗戦することの繰り返しだった。そこで、松戸市ジュニアリーグを母体とした選抜チームを結成して、全国レベルで戦うことのできるチームを作ることになった。平成24年に結成されたのが、松戸JSLグリーンレイズと松戸JSLブルーレイズの2つの選抜チームだ。チームは松戸市内で活動している小学生ソフトボールチーム30~35チームからセレクションを経て選ばれた子どもたちからなる。ブルーレイズ1期生は5年生から、グリーンレイズ1期生は4年生から選抜された。

現在のグリーンレイズは、5年生20人、3年生3人からなる。

県予選では、上位3チームで争われる順位決定リーグ戦にグリーンレイズ、ブルーレイズともに進出。グリーンレイズは勝浦フレンズに1―0で競り勝って優勝を果たした。ブルーレイズも4年生のチームながら、3位に入る健闘を見せた。

グリーンレイズの富田正二監督は「1期生の時にベスト8に入っているので、今大会はベスト4が目標。客観的に見ていいチームになっていると思う。それが全国でどこまで通用するか、いい結果報告がしたい。練習は守備の基礎練習が中心。打つ方も優秀な子がいるが、県予選の勝浦戦もそうですが、相手ピッチャーによって打てないことがあります。守備はウソをつかない。1点を守りきる試合をしないと全国では勝てません」と話した。

キャプテンの狩野浩斗くん(火の見下所属、六実二小、1番セカンド)は「優勝はサヨナラで決まりましたが、嬉しいというより、やっと全国に行けると思ってホッとした。全国大会では、今まで育ててくれた両親や監督に感謝しつつ、プレーで恩返しがしたい」と話した。