高い道徳観で地域社会に奉仕

松戸北ロータリークラブ

 市内に5つあるロータリークラブのうち、松戸北ロータリークラブ(児山守治会長)が新会員を募っている。

同クラブの「芋掘り大会」の写真▲同クラブの「芋掘り大会」

 ロータリーは、人道的奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的基準を守ることを奨励し、世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した実業人および専門職業人が世界的に結びあった団体。それぞれの会員の企業活動の根本に奉仕理念をおいて、それを磨き上げることを目的としている。

 活動は「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」というモットーのもと、各自の職場で個人的な貢献を行う「職業奉仕」を柱として、「国際奉仕」や「社会奉仕」、「新世代」(30歳までの青少年)への支援、「ロータリー財団」への支援、など。

 ロータリークラブは、1905年2月23日にアメリカ・シカゴで弁護士ポール・ハリスの発案で誕生した。当時のシカゴの街は、著しい経済発展の中で、商業道徳の欠如が目に付くようになっていた。ハリスは友人3人に声をかけ、互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いが親友関係に発展するような仲間を増やしたいとロータリークラブという会合を考えた。

 その活動は全世界に広がり、現在では200以上の国と地域に3万3000近くのクラブを擁し、120万人が会員となっている。日本には2300以上のクラブに約9万人の会員がいる。

 松戸北ロータリークラブは、1973年(昭和48)創立。現在の会員は38歳から83歳までの37名。13ある委員会のいずれかに属し、ロータリー精神の理解を深め、会員各自の職業奉仕活動と合わせて委員会活動を活発に行っている。

 ロータリークラブ全体としては、ポリオ撲滅活動を行っているほか、松戸北クラブでは東日本大震災の被災地の学校にピアノを寄付する活動のほか、松戸市内小中学校のなかよし学級の児童生徒を招いての「芋掘り大会」を25年間続けている。

 問い合わせは、電話 711・5950松戸北ロータリークラブまで。