6年ぶり松戸神社神幸祭

10月18日古式装束の行列巡行

 松戸総鎮守の松戸神社と松戸神社神幸祭実行委員会は10月18日に「松戸の大まつり・神幸祭」を6年振りに斎行する。

市内の巡行図
四神図

伝統の四神(東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武からなる天の四方を守護する霊獣)を繰り出して、古式装束に威儀物(即位の礼などのとき、参列する武官などが、儀式の威容を整えるために捧げ持つもの。弓・箭〈や〉・胡〈やな〉ぐい・太刀・桙〈ほこ〉・盾など)を掲げた神社神輿一行延べ500人が松戸駅周辺の旧松戸宿氏子12町会を約6キロにわたり巡行する。行列は10時30分に松戸神社を御発輿(ごはつよ)する。

 

 

 

松戸神社神幸祭は、宝暦年間(1751~1763年)の祭具が今に残され、約260年前から行われていた祭りだという。「松戸の大まつり」と親しまれた江戸時代には、四里四方からの見物客で松戸があふれると称えられていた。

 

 

 

 

大榊と四神の写真▲大榊と四神

昭和初期の斎行を最後に60年余り途絶えていたが、1989年(平成元年)に神社の蔵から「木像の四神」が偶然発見されたことから復活し、以来、例大祭の10月18日が日曜日と重なった年のみ神幸祭として古式に則り継承されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

獅子屋台の写真▲獅子屋台

「木像の四神」を行列に伴うという松戸神社の「神幸祭」は、今では全国的にも珍しくなっていると言われている。

 

 

 

 

 

 

 

五色旗の写真▲五色旗の墓

神幸祭の行列は神社提灯を先頭に、稚児行列、大榊、四神、手古舞、獅子屋台、五色旗、宮神輿、巫女、各町代表供奉員、町内神輿など延べ500人が巡行する。

 

 

 

 

 

 

 

宮神輿の写真▲宮神輿

神幸祭当日は、9時30分から発輿祭(はつよさい)を執り行った後、松戸神社を10時30分に御発輿。松戸駅東口方面(松戸山下/陣ヶ前/一丁目向山下/三丁目東)を回り、正午に松戸市民会館前で駐輿式となり、午後には西口方面(宮前町/角町/下横町/三丁目/二丁目/本町/平潟/納屋川岸)を巡行した後、午後5時に松戸神社に御着輿の予定となっている。

 

 

 

巫女の写真▲巫女

問い合わせは、電話 362・3544松戸神社神幸祭実行委員会(松戸神社社務所)。