響子ちゃんが帰国

心臓移植成功、リハビリ終え

特発性拡張型心筋症という難病のため、米国コロンビア大学病院で心臓移植手術を受けた三輪響子ちゃん(12)が18日、帰国した。

成田空港に到着した三輪響子ちゃんと両親、支援者の写真▲成田空港に到着した三輪響子ちゃんと両親、支援者

支援団体「きょうこちゃんを救う会」が募金を呼びかけたところ、昨年12月25日に目標額の2億3千万円を超え、今年1月12日に渡米。5月5日に移植手術が行われ、その後ニューヨークのリハビリセンターでの入院を経て、無事に退院、帰国した。成田空港到着後はすぐに東京女子医大病院に搬送され、検査入院に入った。

父の三輪慎平さん(45)は、「ドナーから頂いた心臓はしっかりと動いています。ドナーとご家族に深く感謝致します。響子はお陰さまで元気に過ごしています。響子は歩行器で歩いていますが、時々テーブルや椅子に捕まりながらの伝い歩きもするようになりました。みなさんのおかげで無事に手術することができました。募金だけではなく、精神面でも多くの人に支えていただきました。ご支援いただいたみなさんに深く感謝しています」と話している。

響子ちゃんは「日本に帰ってこられてうれしい。はやく、みんなに会いたいです」と話している。

また「救う会」の中鉢慎代表は「響子ちゃんは今後も継続的にリハビリを続けていきます。響子ちゃん一家が平穏な生活に戻れる日まで引き続き温かくお見守りください。今年のクリスマスは響子ちゃんは家族や友だちと松戸で迎えられそうです。みなさま、本当にありがとうございました」と話している。