寺社に残る震災の傷跡


地震で壊れたと思われる神社の灯篭。いたるところで、こんな光景を見た

カエルの声も懐かしい、神社の前に広がる水田

木間ヶ瀬の駒形神社。こんもりとした小さな森に風雪に耐えた味わいのある鳥居がたたずむ

 やっと天気が回復したきょう、「東葛の寺社めぐり」旧関宿町編の取材を本格的に始めました。
 朝はどんより曇っていて、本当に晴れるのかな、と思いましたが、昼ごろには青空が。天気予報で「真夏のような暑さ」と言っていましたが、やはり真夏とは違いますね。気温が高くても、真夏のすべてが焼けて溶けてしまいそうな暑さとは違います。利根川の堤防のあたりを自転車で走りながら、夕方には気持ちのいい風を感じることができました。
 田植えのシーズンで、水田からはカエルのコーラスが。県道沿いに並ぶ牛舎からは、牛糞の香ばしい匂いがしてきました。どちらも、田舎育ちの私には懐かしい声と匂いです。
 訪ねた寺社にはまだ震災の傷跡が、屋根や、灯篭、鳥居などが壊れ、まだ手つかずの状態で残っていました。
 寺社は基本的にすべての寺社を踏破することを目指します。既刊のガイドブックに頼らず、自分が面白いと思ったものを紹介する。これが、私が私に課しているルールです。
 きょう見た中では、木間ヶ瀬の駒形神社がよかった。うっそうとした緑の中に小ぶりな社殿が鎮座しています。自然の風雨にさらされ風化した鳥居が、またいい雰囲気をかもしだしています。

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