北松戸風の子が悲願の初優勝 松戸市ジュニアソフト決勝トーナメント


試合終了後、初優勝の喜びに沸く北松戸風の子ナイン

3回表、丸山くんの2ラン・ホームランで先制

 松戸市ジュニアソフトボール連盟(綿内功会長)主催による、市長旗争奪「第71回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会」(松戸よみうり新聞社後援)の決勝トーナメントが26日、新松戸西小で行われ、北松戸風の子が3-2でウイングスの3連覇を阻み、初優勝を飾った。
 決勝トーナメントに進んだのは、ウイングス、三ヶ月、北松戸風の子、しろあと、大畑ユニオン、相模台、中金杉、こばとの8チーム。
 北松戸風の子、ウイングスの両チームとも僅差のゲームを勝って、決勝に駒を進めた。
 北松戸・染谷優太、ウイングス・大藪和起両投手の力投で、2回までは両チームとも得点なし。
 ゲームが動いたのは3回表。ヒットと送りバントでランナーを2塁に進めた北松戸は、3番の丸山瑛士郎くん(6年)が左中間に2ラン・ホームランを放ち、2点を先制。続いて、福沢和己くん(同)がランナーを置いてタイムリー2塁打を放ち、3点目を入れた。
 その裏、ウイングスも反撃。1点を北松戸のエラーがらみで返した。
 4回は、両チームとも得点なく、3-1で北松戸リードのまま最終回(5回)へ。
 ウイングスは先頭バッターの大藪くんがソロ・ホームランを放ち1点差に。緊迫したゲームは、北松戸がその後守りきり、悲願の初優勝を遂げた。
 3回に先制の2ランを放ち、MVPに選ばれた丸山くんは、「外角ぎりぎりの球を、思いっきりひっぱたいた。1、2試合目は全然打てなかったので、うれしかった。優勝した時は夢かと思った。MVPはねらっていたので、とれてうれしい」。
 ピッチャーの染谷くんは「きょうはボールが多くてあまりよくなかった。最終回にホームランされたボールは2ストライクで追い込みながら甘いチェンジアップを打たれた。秋にはボール球を少なくして、いいピッチングがしたい」。
 キャプテンの林懐くん(同)は「きょうは接戦が多かった。決勝も最後までドキドキしたが、優勝できてよかった。秋の大会も優勝したい」。
 相馬鉄治監督(60)は、「71回になる大会で、最初から出ているのに優勝したことがなかった。決勝トーナメントには進出したことはあるが、ここ一番というところで勝てなかった。そこで、バッティング練習に力を入れ、打撃を強化した。リーグ戦では勝った6試合全てが二けた得点での勝利。確実に成果が出ていた。最終回に打たれたホームランは私のミス。チェンジアップを投げるようにベンチからサインを出しました。染谷が動揺していたので、変えようかと思ったが、変えなくてよかった。いままでも、染谷で勝ってきたわけですから。最後は子どもたちがよく守ってくれました」。

 決勝トーナメントの結果と個人賞は次の通り(敬称略)
 ★準々決勝
しろあと4-0中金杉
ウイングス4-3相模台
大畑ユニオン6-2こばと
北松戸風の子2-1三ヶ月
 ★準決勝
ウイングス1-0しろあと
北松戸風の子3-1大畑ユニオン
 ★決勝
北松戸風の子3-2ウイングス

 ★個人賞
 ▼優秀投手賞=大藪和起(ウイングス)、染谷優太(北松戸風の子)、兎澤悠介(大畑ユニオン)、矢野浩平(中金杉子供会)
 ▼ホームラン王賞=大藪和起(ウイングス・4本)、丸山瑛士郎(北松戸風の子・7本)、麻生和貴(千駄堀フェニックス・3本)、矢野浩平(中金杉子供会・4本)
 ▼得点王賞=大藪和起(ウイングス)、山崎雄大(しろあと)、兎澤悠介(大畑ユニオン)、矢野浩平(中金杉子供会)
 ▼敢闘賞=大藪和起(ウイングス)
 ▼MVP賞=丸山瑛士郎(北松戸風の子)

北松戸風の子・染谷くんの力投

最終回、ウイングスは大藪くんがソロ・ホームランを放ち最後の反撃

初優勝を果たした北松戸風の子

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