千葉県中学校駅伝大会(6区間、18.59Km)が6日、柏の葉公園で行われ、東葛駅伝の覇者で、県駅伝でも優勝が期待された松戸四中は4位、東葛駅伝では11位と入賞を逃した旭町中が2位と健闘した。優勝チームにだけ与えられる全国大会への出場権は逆井中が手にした。3位は柏二中で、上位4チームは来月4日に神奈川県で行われる関東大会に出場する。四中はトップとわずか7秒差、旭町中は5秒差に泣いた。松戸二中は13位だった。
1区の大集団を2区で抜け出したのは松戸四中。旭町中も1区4位、2区3位、3区~6区は2位をキープするという堅実なレース展開だった。四中は2区の村田達哉君、3区の伊勢翔吾君が連続区間賞を取る快走で2位に差をつけ、一時は20秒近く広げた。2位の旭町中と3位以下のチームとの差も10秒近くあったため、中盤は四中と旭町中とのマッチレースの様相を呈していた。しかし、後半の5区になると上位4チームの差が徐々に縮まり、最終6区ではゴール地点の総合競技場の手前まで4チームが集団で来るという混戦に。トラックの前で逆井が抜け出し、そのままゴール。1位から4位までが7秒の中にひしめく大混戦だった。
松戸四中の田中輝充監督は「選手は100%の力を出してくれたと思う。相手が強かったということ」と話した。
旭町中の宮里剛監督は「(あと少しで優勝を逃したことは)悔しい気持ちもあるが、東葛駅伝での悔しさをバネに選手たちはよくがんばってくれた」と話した。
四中は、全国駅伝での優勝を目指していただけに、レース後選手たちからは落胆の表情がうかがえた。駅伝は最後まで何があるかわからないものだと、改めて感じるレースだった。旭町中と四中には関東大会での健闘を期待したい。
旭町中出場選手(区間順・敬称略):菅家希来、中根滉稀、小林彬寛、矢部一真、安食諒亮、作美祐介
松戸四中出場選手(区間順・敬称略):小林凪、村田達哉、伊勢翔吾、矢嶋直人、木本涼太、木口航太
なお、同日に行われた女子の部(5区間、12.54Km)では、鎌ヶ谷二中が優勝。小金南中は18位、松戸六中が24位、松戸一中が26位だった。