松戸市ジュニアソフト 三ヶ月子ども会が初優勝


初優勝を果たした三ヶ月子ども会

 松戸市ジュニアソフトボール連盟(綿内功会長)主催による、市長旗争奪「第72回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会」(松戸よみうり新聞社後援)は23日に決勝戦が新松戸西小で行われ、三ヶ月子ども会が相模台を6-5で破り、大会7度目の参加で初優勝を果たした。
 三ヶ月は1回裏、四球などでランナー1、2塁としたところで、4番の小玉隆太郎くん(6年)がホームランを放ち3点を先制。その後もヒットと四球などで満塁とし、押し出しの四球、セカンドゴロの間に2点を追加した。
 相模台は2回表に関幸作くん(5年)がライト前ヒット、小泉泰祐くん(同)の3塁打で1点を返すと、花木蘭丸くん(6年)のショートゴロの間に3塁ランナーがホームに駆け込んで2点目を入れた。
 2回裏、三ヶ月は小玉くんが2塁打を、寺倉竜哉くん(5年)がタイムリーヒットを放ち、6点目を入れた。
 3回表、相模台は2つの死球とヒットで満塁とし、関くんのサードゴロがフィルダースチョイスを生んで、3点目を追加した。
 最終回の5回表、3点を追う相模台は川田尚輝くん(5年)がセンター前ヒットで出塁すると、小堀裕司くん(6年)が2ランを放ち1点差に迫ったが、反撃もここまでだった。
 三ヶ月の主将でピッチャーの秋山翔冴くん(同)は、「だれか一人がうまいのではなく、みんなで協力して力を出してがんばってきたチーム。優勝は、努力した分だけ結果に表れたのがうれしい。ピッチングは、相手は強打者ぞろいだったが、コースに投げ分けられたのがよかった。最終回に1点差まで追いつかれた時は、1点はいいから四球を出さないようにだけ心がけた。初優勝は、すごい先輩たちの記録を塗り替えることができてうれしい」と話した。
 1回に3ランを放ち、MVPに輝いた小玉隆太郎くんは、「6年生最後の大会で優勝できてよかった。MVPはまさかとれるとは思っていなかった。チャンスで打順が回ってきたときは、4番の仕事をしなければと思い、緊張した。前の試合で打てていなかったので、打ててよかった」。
 小玉清隆監督(44)は、今春からチームを率いている。「思いやりのあるいいチームを作りたい、という気持ちでやってきた。試合に出ていない選手のためにも、みんなでいっしょうけんめいがんばるというチーム。選手は15人しかいないが、その数を上回るOBや保護者にお手伝いをいただいている。そんなところが、このチームの強いところだと思う」と話した。
 決勝トーナメントの結果、個人賞(敬称略)は次の通り。
 ★準々決勝
ウイングス7-2こばと
相模台5-0松ヶ丘ライズ
北松戸風の子5-2虹の街
三ヶ月6-1古ヶ崎SK
 ★準決勝
相模台5-1ウイングス
三ヶ月2-1北松戸風の子
 ★決勝
三ヶ月6-5相模台
 ▼優秀投手賞=兵頭奏翔(松ヶ丘ライズ)、秋山翔冴(三ヶ月子ども会)、浅野雄星(北松戸風の子)、大藪和起(ウイングス)
 ▼ホームラン王賞=辻崇之介(こばと・4本)、矢野浩平(中金杉・5本)、林懐(北松戸風の子・4本)、大藪和起(ウイングス・3本)
 ▼得点王賞=兵頭奏翔(松ヶ丘ライズ・12点)、小玉隆太郎(三ヶ月子ども会・10点)、林懐(北松戸風の子・13点)、大竹晴斗(虹の街・13点)
 ▼敢闘賞=小堀裕司(相模台)
 ▼MVP賞=小玉隆太郎(三ヶ月子ども会)
 ▼努力賞=中村美風(三村新町)、舘野真依子(北松戸風の子)、高田夏子(さつき)、柳沢里美(古ヶ崎SK)、飯島あゆみ(ゆうかり)、平出春乃(同)、丸山幸樺(同)

1回裏、三ヶ月・小玉隆太郎くんの3ラン

先制の3ランを放ち、MVPに輝いた小玉隆太郎くん

最終回に1点差に迫る2ランを放ち、敢闘賞に輝いた相模台の小堀裕司くん

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