「関さんの森」に新道路案


 きのう、「関さんの森」で記者会見があり新道路案が発表されました。
 都市計画プランナーで早稲田大学芸術学校講師、株式会社まちつくり研究所代表取締役の井上赫郎さんと関さん、その支援者らが検討してきたもので、結果的にルート、幅員(11m)とも昨年、市長が提案した道路案に近いものとなっています。市長案との違いはケンポナシなど樹齢200年を超える大木をよけるために少しだけ大回りしている点と、こどもの遊び場部分はトンネルにしてこれまで通り子どもたちが遊べるようになっている点などです。
 井上さんによると、この道路の建設費が10億円だと仮定した場合、土地の買収にかかるお金がそのうち7〜8億円と推定されます。関さんは道路用地は市に寄付すると言っているので、建設費は2〜3億円で済むことになります。
 一方、市が計画取りに幅員18mの道路を通した場合は、国の補助金、市の起債(借金)を除いた当面かかる市の税金投入は7〜8億円になります。関さんの案にすれば5〜6億円も税金を節約できるわけです。
 この案も市は拒否するのでしょうか。市長案に近い案だという点がミソです。
 詳細は次号(9月14日)の松よみでお伝えします。

記者会見する関さん

記者会見する関さん

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関さんの森立ち入り調査〜強制収用の始まり


 10日号でお伝えした通り、「関さんの森」に市が道路を作るため測量などの立ち入り調査をしました。7日から11日までの予定でしたが、7、8日の2日間で終了。むつみ梅林やこどもの遊び場などを測量した後、関さん宅の庭に塀を乗り越えて入って来るかと思われましたが、脚立を使って塀の外から目視での調査だけで終わったようです。小生は締め切りで動けず、9日朝からいざ出陣というところでしたので、少々気が抜けました。それでも、7日には市職員51人、測量業者25人、関さんの支援者120人が駆けつけたというから、物々しい光景だったことでしょう。関さん姉妹は一連の騒動で体調を壊しており、市もこれに配慮して、というのが表向き2日間で終了した理由のようですが、多くのマスコミも来ており、特にテレビ朝日のカメラも入っていたため、強引に塀を乗り越えて入る絵を撮られるのはあまりにもマズイという判断が働いたのかもしれません。

市の立ち入り調査(「関さんの森を育む会」提供)

市の立ち入り調査(「関さんの森を育む会」提供)

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