ただいま

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窓際で見送ってくれた、さくらとちびクロ

 葬式に行くかどうか逡巡しましたが、結局行ってきました。仕事や猫のことも気になりましたが、どうも気持ちが収まらなくて。火曜、朝6時過ぎの東京発の新幹線に乗って、福岡県の日田英彦山線・筑前岩屋駅に着いたのが午後12時59分。1時からの葬儀にはなんとか間に合うはずが、2両編成の1両目しかドアが開かないことを知らなくて1駅乗り過ごすというハプニングはありましたが、なんとか30分遅れで到着しました。
 火葬にも立ち会い、ゆっくりとお別れができて、やはり帰ってよかったと思いました。この家の孫…私より2歳上で子どものころにはよく遊んだ人…が、私にお骨を抱かせてくれたのがうれしかった。帰りのバスの中で、ばあちゃんは私の腕に抱かれていました。火葬の残り熱でほんのり暖かい骨壺が、なんだかばあちゃんの温もりのように感じました。ばあちゃんは80代で、関西の浄土真宗の寺に行き、自分の戒名をもらってきていたそうです。享年98。老衰だったそうです。
 親戚の人たちとも久しぶりに話ができたし、竹田から来た母とも会えました。
 筑前岩屋というところは、近くに岩屋神社や英彦山があり、修験道の山として有名です。川の水がきれいで、飲めるのではないかと思うほどです。
 川では従兄弟たちと魚釣りをしたし、ばあちゃんには栗拾いにつれていってもらったのを懐かしく思い出します。
 1泊2日の予定で、フードと水をたっぷり置いてきたので、猫のことはさほど心配はしていませんでしたが、アパートを出る時、さくらとちびクロは窓際に来て、ミンミンと外猫たちも玄関前に集合して、なんだかみんなで見送ってくれているようでした。遠くに行くのがわかったのかな。不思議ですね。
 水曜に戻ってきたのに、きょうになるまで元の感じがつかめず、少々ボーッとしていました。田舎はなんだか異次元。別世界のような気がします。
 というわけで、遅ればせながら「ただいま」というわけです。ブログもやっと再開です。
 これからもよろしく。
 
  


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