クロは迷い込んできたオスの黒猫で年齢は不詳。うちには3年いました。かえでは、道の上で動けないくらい衰弱していた子猫を私が拾いました。キジトラのメス。エイズキャリアで2歳半という短い命でした。
クロが亡くなってから、私の机の上は手作りの仏壇になっています。
小さい骨壺がクロで、一回り大きい骨壺がかえでです。実際の体の大きさは逆で、クロは太めの立派な体をしていましたが、かえでは食も細くてずっと痩せていました。火葬にした時に、かえでの長い脚の骨がしっかり残っていて、骨壺が大きくなったのです。うちの猫たちの中で一番小さく、そして若くして逝ったかえでが、「私のこと忘れないでね」と言っているような気がします。
かえでは、写真もあまり撮っていなくて遺影の写真もいいものがありませんでした。長い間皮膚病に苦しめられ、最期は毛も抜けて、痩せ細っていましたので、私もカメラを向ける気がしませんでした。
昼間は外出しているミンミンも夜は帰ってきます。そして、自分の皿からではなく、なぜか仏前にそなえてあるフードを食べます。
クロは大好きだったミンミンが近くに来てくれて、喜んでいるかもしれませんが…。
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