CSが始まってから、野球が面白くなりました。消化試合というのがほとんどなくなりました。最終戦までドラマがあります。日本シリーズに行きつくまでに楽しみが増えました。
リーグ優勝する意味が薄れる、3位のチームが日本一になる可能性があるCSのシステムは、考えてみると理不尽なところもあります。CSが受け入れられたのには、大リーグ中継の影響があると思います。大リーグではワールドシリーズに行きつくまでに一山も二山もある。野茂が渡米して以来、大リーグ中継が日本でも盛んに見られるようになりました。アメリカのシステムの面白さを見ていたから、CSにも抵抗があまりなかったのでしょう。そう考えると、野茂の業績は日本人選手に大リーグへの道を開いたということだけではなく、プロ野球全体に影響を与えたことになります。野茂本人にはそんな気はなかったと思いますが、偉大な先駆者とはそういうものなのですね。意図しなかったところにも影響が広がります。
「短期決戦」の面白さは、大学1年の時に先輩に連れて行かれた東都リーグの1部2部入れ替え戦で知りました。母校の中大は2部1位で、1部最下位の東農大と戦いました。見に行ったのは、第3戦。この試合で1部昇格(残留)チームが決まります。スコアなど、細かいことは忘れましたが、終盤に後にプロに行く笘篠選手のホームランで勝ちました。乾いた打球の音、神宮の外野席に吸い込まれていく白球を今でも覚えています。そして、見知らぬ学生と抱き合って喜んだ、あの感激。チアガールはみんな泣いていました。リーグ優勝を争う試合ではありません。1部2部入れ替え戦です。でも、後がない試合というのは心を打つのです。
さて、猫ブログですので、猫たちのことも少し。ミンミンは天気がいいので外に出ていますが、さくらとちびクロは、基本的には1階でひなたぼっこ。たまに、野球観戦をしている私の様子を見に来ます。テレビがある2階はテレビが見やすいように陽が入らないようにしているので、ひなたぼっこには1階しかありません。ひなたぼっこをしたいんでしょうけど、私のことも気になる。1階と2階を行き来する姿がかわいいです。
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