福岡ソフトバンクホークスが日本シリーズ進出を決めました。
実に8年ぶり。その間何度もリーグ優勝した気がするのに、8年ぶりとは本当に長かった。
シリーズ通していつも大喜びだった本多選手、同点で引き分けでまだゲーム終了ではないのにマウンドに駆け寄ろうとした松中選手の気持ち、痛いほどわかります。
胴上げされる秋山監督を見て初めて実感がわきました。そして孫オーナーの胴上げ。きっと現場とフロントがうまくいっているのだと思います。8年前は監督だった王さん。今は会長ですが、胴上げの輪の中に入りません。謙虚というか、王さんらしい。
結果的にホークスのサヨナラになりましたが、引き分けでシリーズが決まるという制度はどうなんでしょうか。シリーズ中くらい、最後まで決着を決める制度にしてはどうかと思います。
古い話ですが、1988年の「10.19」を思い出しました。リーグ戦の最終戦、ダブルヘッダーで近鉄はロッテに2連勝が優勝の条件だった。近鉄は1戦目を勝利。2戦目も9回表まで1点リードして当時エースだった阿波野がマウンドへ。故・仰木監督の「シーズン中がんばった阿波野を胴上げ投手に」という温情だったと思うのですが、これが裏目に。名前は忘れましたが、当時ロッテの首位打者だった選手のホームランで同点に。延長戦でも近鉄は勝ち越せず、時間切れで引き分けに。試合のなかった西武の優勝が決まりました。
きょうの試合では、もう日本シリーズ進出の可能性がなくなった西武の選手が裏の回を守っているのが痛々しかった。あの日の近鉄の選手と同じです(当時の近鉄の選手には現ホークスのコーチとなっている大石さんがいました)。
ともあれ、ホークスが日本一になれますように。
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