メダカも今や絶滅危惧種です。むかしばなしや童謡に登場する、日本人にはなじみの深い動物なのに。私の子どものころには、あまりにもあたりまえにいた動物なので、信じられません。
むかしばなしによく出てくる動物といえばキツネがいますが、私は野生のキツネを北海道以外で見たことがありません。キツネも昔は普通にいたのだと思います。でも、今は本州では絶滅してしまったのでしょうか。
スズメが都会で減った原因として考えられるのは、都会で瓦屋根の家屋が減ったことだとか。スズメは瓦と瓦の隙間などに巣をつくるのだそうです。瓦屋根の家屋が少なくなり、都会では繁殖がしにくくなったのではないかと。人間の暮らしの変化が、身近な動物に変化を与えているのですね。
以前、猫の写真を撮っているカメラマンの方と話した時に、最近の三毛猫は黒い部分の割合が多い気がすると言っていました。三毛猫は和猫だけの特徴ではないのですが、日本の三毛猫の変化は外来種の影響ではないかと。
外国の様々な猫が飼われるようになり、中にはその猫たちを捨てるふとどきな飼い主もいます。和猫の中で混血はずいぶんと進んでいます。
さくらとちびクロにも、和猫以外の血が混じっているかもしれません。さくらなんか、耳はたれてませんが、どことなく顔がスコティッシュフォールドに似てなくもない。
スズメやメダカ、キツネは野生動物で、猫(家猫)は人間が山猫を交配させてつくった動物ですので、一概には語れません。しかし、別の意味で人間には猫に対して責任があるのです。自然の中では生きられない動物を人間の都合でつくり、身近に置いたのです。だから、捨て猫は絶対に、絶対に許されないのです。
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