姪のこと、猫のこと

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暖かい部屋での昼寝はたまらんニャ

 今年の正月は、10年ほど絶縁状態だった弟と久しぶりに酒を飲み、和解しました。
 弟にはこの春に高校生になる一人娘がいます。先ほど電話があり、神奈川県下でも屈指の高校に受かった由、この優秀さは誰に似たのだろう、などという話になりました。
 10年の間、弟に会わないことは正直なんとも思わなかったのですが、この姪に会えないのはなんとも寂しいことでありました。彼女が幼児の折に会った際に自覚したのです。他の子に比べて圧倒的にかわいいと。これが、血のなせる業なのか、意味もなく特別にかわいいのです。
 私は結婚をしていません。それは私が今まで歩いてきた結果なのですから、自分では納得していることなのですが、姪にいとこを作ってあげられなかったのは心残りです。私も弟も歳の近いいとこと兄弟のように遊んだ楽しい思い出があるからです。
 ところで、自分の家族がないから、猫を愛するかというと、それもまた違います。
 もし、結婚していたとしても、今のように猫たちと暮らしていたでしょう。
 猫がいない私って、私ではない。猫は私の一部です。
 父が捕らぬタヌキのなんとかで、結婚したら赤ちゃんに害があるから猫を飼うな、という話をよくします。
 ありえない話です。私は私ではない私として生きていけません。
 まぁ、今のところそんな心配も杞憂ですが…。
 入学祝いを口実に久しぶりに姪に会いたいと思います。

顔に目がけて、のび~


 


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