締め切りのある人生

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至近距離だったので、ちょっとボケた写真

 嵐のような1週間がやっと終わりました。最後は2日連続の徹夜で締めくくり。今までにもひと晩くらいの徹夜は何度もありましたが、さすがに丸2日間一睡もしなかったのは初めての経験でした。
 よく作家や漫画家が締め切りに追われて2日も3日も寝なかったという話を聞いたことがありますが、どんな感じなのか、想像もできませんでした。しかし、今回分かったのは、ほんとうに忙しいと、時間の感覚がなくなって、気がついたら2日目の徹夜に突入している、という感じでした。特に漫画家ですが、早く亡くなられる方が多いのは、そういった無理がたたってのことだと思います。
 思えば就職してからずっと、なかしら締め切りのある仕事をしているわけで、そういった意味でも、作家や漫画家の残酷物語には関心がありました。
 でも、元来怠け者である私は、締め切りがないと仕事しないんだろうなぁ、とも思います。もともと漫画家にあこがれていた私は、大学を卒業する折に、第一の夢はかなわなかったけれど、せめて印刷インクの匂いがする仕事がしたいと思って、出版社に入りました。
 昨夜も最終校正に印刷会社に行ってきましたが、校正室で、このあとも締め切りのある人生が続くのだあろうなぁ、などと感慨にふけりました。そのうち人生そのものにも、締め切りの時がやってくるわけですが…。
 この1週間、猫にごはんをあげるためだけに家に戻った日もありました。
 すると、家の中がすごくちらかっています。ティッシュは食い散らかしてあるし、お米の入ったビニール袋も食い破られて、まさかお米は食べられないだろうに…。食事の時間が少し遅れてお腹は空いただろうけど、飢えるほどではないはずです。やはり、飼い主がいなくて、スキンシップがとれないというのは、猫にとってもストレスなのでしょうね。少しの時間でしたが、かわるがわる思いっきり抱きしめてあげました。 
 
 
 


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