日商珠算検定

園児が3級合格

結菜ちゃん 商工会議所が表彰

五香西のあさひ幼稚園に通う黒﨑結菜(ゆな)ちゃん(6)が先月14日に行われた日本商工会議所主催の「第206回珠算能力検定試験」で3級に合格した。高度な問題が出題される3級に幼稚園児が合格するのは全国的にも珍しいという。幼稚園児が3級に合格するのは松戸市内では11年ぶりの快挙。今月14日には、松戸商工会議所で中山政明会頭から表彰状が贈られた。

中山会頭から賞状を贈られる結菜ちゃんの写真▲中山会頭から賞状を贈られる結菜ちゃん。後ろは母裕子さん

結菜ちゃんは玉井珠算学園(玉井正代表)で珠算を学び始めてわずか1年で合格。

今回合格した3級の検定は、6桁の数字10個を足したり引いたりする「みとり算」が10題、3~5桁と2~4桁を掛け合わせる「かけ算」が20題、2~4桁の「わり算」が20題出題された。

合格するには50題を30分で解き、300点満点で240点以上取らなくてはならない。合格者の平均は小学校6年生にあたる11~12歳だという。

結菜ちゃんは、今回わり算の満点を含む270点で合格した。

また、同日の試験では姉の羽菜(はな)さん(松飛台小3年)も難関の1級に合格している。

母親の裕子さんは、「そろばんを始めてから、私が何を言っても気がつかないほど、集中力がつきました」と話していた。