日本とつなぐイメージで

スペインのアラゾーラさんが壁画

JR松戸駅近くの地下歩道に、スペイン出身のアーティスト、アマイア・アラゾーラさん(32)制作による壁画がこのほど完成し、道行く人の目を楽しませている。

壁画を描いたアラゾーラさん(右)とサンビセンテさんの写真▲壁画を描いたアラゾーラさん(右)とサンビセンテさん

アラゾーラさんは、松戸市の芸術家滞在施設「パラダイスエア」のロングステイ・プログラム2016に応募し、最終選考まで残ったものの惜しくも選考から外れたが、松戸まちづくり会議が渡航費や制作費などを出資することで、今回来日が決まり、壁画制作が実現した。

壁画が描かれたのは、松戸市民会館と伊勢丹松戸店近くの線路をくぐる地下通路(市民会館側)。アラゾーラさんは来日後、壁面清掃を行った後、アシスタントとして同行来日したイチ・サンビセンテさん(32)とともに、2日間で壁画を仕上げた。

完成した壁画には、日本をイメージしたキツネ、アラゾーラさんがモデルの少女、そしてハートが描かれている。日本とスペインをつなぐイメージで描いたといい、「絵を見てポジティブな気持ちになってほしい」との願いが込められているという。