市がPM2.5注意喚起

防災無線、ツイッターなどで

 非常に小さいため、肺の奥深くまで入りやすく、肺がん、呼吸系への影響に加え、循環器系への影響が懸念されているPM2・5。工場や自動車の排気ガスのほかに、中国大陸からの飛来が原因だと言われている。

 松戸市では、P M2・5の高濃度が予想される場合、市民への注意喚起を行う。12日に開始して以来、22日までにはまだ注意喚起情報が流されたことはない。

 注意喚起が必要と予測された場合は、千葉県から市環境保全課に午前9時ごろに連絡が入り、その後庁内、関係施設、市民に対して注意喚起を行う。

 市民に対しては、防災行政無線、安全安心メール、ツイッター、コアラテレビの文字情報などで行う。

 また、松戸市独自の情報提供として、平日の毎日午前5時、6時、7時の1時間値を市のホームページ、ツイッターなどで報せる。

 注意喚起のための「暫定的指針となる値」として国が設定した1日平均値70μg/m3(70マイクログラム毎立方メートル)に相当する値は、午前5時から7時の1時間値の平均値が85μg/m3程度と推計されている。千葉県では、県内の複数の大気測定局の午前5時から7時の1時間値の平均値が85μg/m3を超えた場合、午前9時を目処に市町村に注意喚起を行う。

 PM2・5の濃度が濃い場合は、屋外での長時間の激しい運動を控える、屋内でも窓の開閉、換気は必要最小限にする、呼吸器系、循環器系疾患のある人や、子ども、高齢者は体調に応じてできるだけ外出を控えるなどの注意が必要だという。