矢切の情報発信の拠点に

観光案内所「野菊の蔵」オープン

 矢切と東京・柴又を結ぶ江戸川の渡し舟「矢切の渡し」近くに、松戸の観光と矢切地域の情報発信の拠点として、観光案内所「野菊の蔵」が先月末オープンした。

観光案内所「野菊の蔵」の写真▲観光案内所「野菊の蔵」

 矢切の渡しは松戸を代表する観光スポットのひとつだが、以前より「対岸の柴又に比べて何もない」「柴又から松戸に渡って来ても、何もないからすぐに帰ってしまう」などと言われてきた。こうした声を払拭するきっかけに、また昨年4月のJR松戸駅からのバス路線延伸をいかそうと、地元有志により設置されたのが「野菊の蔵」で、運営も同有志により組織されたNPO法人やきり倶楽部が担っている。

 「野菊の蔵」では、矢切地区をはじめとする市内の観光スポットの紹介・案内をはじめ、市観光協会推奨品や矢切ネギなどの地場物産のPRと販売、レンタサイクルも用意されている。今後は、矢切の歴史をテーマとした講演会や、地域活性化イベントなども行っていきたいとしている。

 「野菊の蔵」は、土・日曜及び祝日(1・2・8月は除く)の午前10時から午後4時まで(矢切の渡し・バス運行時間内)の開設。観光シーズンの臨時営業なども予定している。