市長選立候補予定者に28問

市民グループが公開質問状

弊紙ホームページで回答を公開

6月8日告示、6月15日投開票の松戸市長選挙で、市民グループが立候補予定者に公開質問状を送った。齊藤正明さん(35)ほか3人を発起人とする『松戸を良くする、市民の「ゆる~い」ネットワーク』は、特定の政党や会派に偏らず、主体的に松戸を良くしようという志を持つ市民が集まり、松戸を良くするための前向きで建設的な声を、広く行政や議会に届けようという趣旨で発足したグループで700人が参加している。立候補予定者をより深く、より多くの市民に知ってほしい、という思いから、メンバーから質問や提案を集め、公開質問状を作成したという。5月18日までを回答期限とし、公開方法はインターネット、新聞各社、協力市民による配布とした。弊紙でも同会に協力し、ホームページ上に立候補予定者の回答をリンクした。

各立候補予定者の公開質問状への回答は写真か氏名をクリックしてください。

(順不同)

 

質問状の内容を検討する市民グループの写真▲質問状の内容を検討する市民グループ

 回答者は現職の本郷谷健次氏、前市長の川井敏久氏、元市議会議員の杉浦誠一氏、伊藤余一郎氏の4人。告示前に新たな立候補予定者が現れ、回答が寄せられた場合は順次追加する。

 質問は以下の28問。うち前半の21問は以下の市政に対する要望について、具体的な方策を提示してほしいというもの。

 ①保育サービスを向上し、市民がよりよいサービスを選択できるしくみがほしい。

 ②多様な働き方に対応可能な保育サービスを充実させてほしい。

 ③すべての子供が平等に学べる環境がほしい。

 ④小中学生の登下校時の安全・防犯対策を充実させてほしい。

 ⑤出生率を高めてほしい。

 ⑥児童虐待を減らしてほしい。

 ⑦障害児のデイサービスを充実させてほしい。

 ⑧障害者が働きやすい環境を整えてほしい。

 ⑨働き盛りの世代を増やしてほしい。

 ⑩市内企業の振興に力を入れてほしい。

 ⑪団地の空き部屋を有効活用してほしい。

 ⑫図書館のあり方を検討し、さらなる充実をはかってほしい。

 ⑬原子力に頼らないエネルギー施策を推進してほしい。

 ⑭市外からも人を呼び込むため、観光資源を有効活用してほしい。

 ⑮学校の跡地を有効活用してほしい。

 ⑯リタイヤ世代や主婦が気軽に起業(就業)できる環境を整えてほしい。

 ⑰高齢者のコミュニティづくりを推進してほしい。

 ⑱市立病院のあり方の方向性を確定させてほしい。

 ⑲低投票率(政治的無関心)を解消してほしい。

 ⑳市職員の人件費を見直しつつ、モチベーションアップをはかってほしい。

 ㉑市の歳入を増やす取り組みを進めてほしい。

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 後半の7問は市長選挙の立候補を検討するにあたっての「思い」について聞いている。

 ①なぜ立候補を検討しているのですか。端的にお答えください。

 ②立候補にあたり、新規政策の提案をされると思いますが、逆に「廃止・縮減」を検討している事業はありますか。

 ③近隣市との関係について、合併を含む今後の方向性について、いかがお考えでしょうか。

 ④市議会議員の定数および待遇について、いかがお考えでしょうか。

 ⑤任期中に必ず解決(実現)したい重要な課題(政策)を3つ、ご記入ください。

 ⑥市長になってからの4年間、松戸市に最も必要とされると思うことはなんですか。その実現のための方策と含めてご提示ください。

 ⑦あなたが市長になったときに市民が享受できるメリットをご記入ください。