図書館整備計画策定へ

社会教育計画10年ぶり見直し

 3月に「社会教育計画に関する提言書」が松戸市社会教育委員から提出され、社会教育計画が10年ぶりに見直されることになった。

 これに併せ、「松戸市図書館整備計画」も策定されることになり、6月から来春まで審議会が6回開かれることになった。委員には元浦安市立中央図書館長で、立命館大学教授、日本図書館協会理事の常世田良氏ほか5人の学識経験者、社会教育関係者、市職員が委嘱される予定。任期は平成28年5月31日まで。審議会は傍聴でき、日程は広報で公表される。来月中旬には、無作為に選んだ市民3000人を対象に、図書館を含めた社会教育全般のアンケートが行われる。

 松戸市には、岩瀬の旧大蔵省関税中央分析所跡地に新中央図書館(生涯学習会館)を建てるという計画があり、市総合計画第一次実施計画では2002年度末に「建設着手」となっていたが、2000年に市が用地取得を断念。以来、図書館整備計画は白紙となっていた。

 今回の計画策定では具体的な図書館用地の候補はまだなく、まず図書館に必要なサービスや機能について話し合われるという。

 伊藤純一教育長も「図書館は文化、情報の発信地。まちづくりの中心となる施設」と高く評価している。