10年後の自分へ

旧古ヶ崎南小児童に作文戻る

 2005年3月に廃校となった古ヶ崎南小学校の当時の在校生と教師ら60人が2日と3日、同小近くの江戸川堤防上に集まり、廃校時に児童が「10年後の自分へ」向けて書いた作文と当時の写真などを受け取った。作文は古ヶ崎小で保管されていた。集合場所となった江戸川堤防上の東屋付近は、古ヶ崎南小のマラソン大会でゴールとなっていた場所だという。

江戸川堤防上に集まった旧古ヶ崎南小の元児童と教師の写真▲江戸川堤防上に集まった旧古ヶ崎南小の元児童と教師(保護者提供)

 03年秋に発表された新松戸北中、新松戸北小、根木内東小、古ヶ崎南小の統廃合計画は保護者などの反対にあい、地域に混乱をもたらしたが、計画は強行された。市は07年9月の市議会前に4校の跡地利用案を説明したが、市議会の反対で白紙に。新松戸2校の跡地利用については12年にようやく基本計画が決定し、現在解体工事が行われている。根木内東小と古ヶ崎南小については、市がそれぞれ公文書館、ふれあい学級として暫定利用している。