心臓移植のため渡米した響子ちゃん

移植手術が無事終了

突発性拡張型心筋症という重い心臓病のため、米国での心臓移植を受けるために1月12日に渡米し、コロンビア大学病院に入院していた三輪響子ちゃん(12)のドナーが現地時間の今月3日に見つかり、4日午後無事に手術が終わった。術後の病状は安定しているという。

国内の病院に入院していたころの三輪響子ちゃんの写真▲国内の病院に入院していたころの三輪響子ちゃん

両親はブログに「ドナーが現れたと言うことは、何処かで大切な人を亡くされた方々があると言うことで、亡くなられた方の御冥福を祈り、臓器提供に深く感謝致します。きょうこも手術前には提供頂いた方の分も強く生きると言っていました。ここまで来ることが出来たのも皆様の暖かいご声援のお陰で大変感謝いたします。ありがとうございました」と書いている。

響子ちゃんは小学4年生の時に、学校の集団検診で心電図の再検査となった。心房性期外収縮不完全右脚ブロック(不整脈)と診断され、経過観察に。通常の生活を送っていたが、一昨年7月、国保松戸市立病院での定期検診で、特発性拡張型心筋症と診断された。昨年9月に病状が悪化し東京女子医大に入院。心臓移植のため両親の友人らが支援のための会を発足し募金活動を行った。昨年のクリスマスに目標額の2億3千万円を超え、今年1月に渡米した。