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窓越しにじゃれる猫

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窓越しにじゃれる、さくら

すりガラス越しに見えるさくらの手

 私が朝会社に行くとき、それから帰ってきたときに、さくらは玄関から外に出ようとします。
 私は、さくらを椅子の上に置いた段ボール箱の上に抱え上げて、「ここから見送ってね」と話します。そこは、サッシのすりガラスの上の透明になった部分で、ちょうど外が見えるようになっています。
 出かける時に、窓越しに手を振ると、さくらも窓越しにじゃれてきます。かわいくて、なかなか窓から離れられなくなってしまいます。
 窓の向こうのさくらは、鳴いていますが、声は聞こえません。
 ところで、あなたの家の猫はニャーと鳴きますか? ミンミンはきれいにニャンニャン言っていますが、さくらとちびクロは、アーとかアッアッとか言っていて、ニャンニャンとは鳴きません。子猫の頃はもっと意味不明な鳴き声でした。大人になって、かなり鮮明に聞こえるようになりましたが、それでもニャンとは鳴いていません。

「いっちゃうの~?」と私に手を伸ばすさくら


毛布にもぐりこんできた、さくら

 台風15号とともに猛暑も去り、急に秋めいてきました。今朝「ちい散歩」でも紹介されていましたが、先日、市川の梨街道(国道464号線の大町駅の先)を自転車で走る機会がありました。今までずっと千葉県の梨の産地といえば松戸だと思っていましたが、実は市川のほうが生産量が多いみたいですね。この梨街道の両脇には梨農家の直販所がずらり。立派な長屋門のある農家の屋敷も見えます。空にはうろこ雲。風も気持ちよく、先日の寺社めぐりの取材の時もこんな天気だったら、と考えてしまいます(実は、あまりの暑さで、寺社をゆっくり堪能する気分にはなかなかなれなかったのです)。
 夜寝る時も、下着姿で毛布もなにもかけず、時に扇風機をつけながら、というスタイルから、ちゃんとパジャマを着て、毛布をかけて、というスタイルに変わりました。
 猫たちも薄手の毛布の中にもぐりこんできます。もう少しすると、掛布団も必要になってくるでしょう。今でも早朝などは薄手の毛布だけでは、少し寒いくらいです。
 羽毛布団もあるのですが、夏にさくらがおねしょをしてしまいました。少々においます。今度の週末には、コインランドリーで丸洗いしようと思っています。


落ちたままの9月

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最近、また大人しく点滴を受けてくれるようになったミンミン

 2週間以上もブログをお休みしてしまいました。
 この2週間何をしていたかというと、合併前の旧柏市の寺社めぐり(松戸よみうりのホームページにアップされますので、ご覧ください)の取材と編集をしていました。新聞を発行した25日は暑さも落ち着いて、まち歩きには最適な気候になっていましたが、取材をしていたころは季節外れの猛暑で、自転車のペダルをこぎながら、熱中症にならないように、スポーツドリンクが手放せないという毎日でした。あの大きな台風15号が暑さも根こそぎ持って行ったみたいで、今では朝晩は肌寒いくらい。あの暑さがウソのようです。
 そんなわけで、毎日ヘトヘトになっていたわけですが、やはり気持ちの問題が大きかった。
 仕事上でのゴタゴタで、落ち着かない日々でした。
 私の場合、それでなくても毎年8月はモチベーションが下がります。お盆にも実家に帰らず、これはきっとじいちゃん、ばあちゃんが呼んでいるせいなのかな、などと考えていました。8月に夏休みがあるというのは、理由があることなのですね。どうせ気力が落ちるのだから、仕事(勉強)なんか休め、と。
 いつもだったら、9月に入ると気持ちも上がってくるのですが、今年は8月を引きずったような暑さが続き、仕事上の不安などもあり、9月も落ちたままでした。
 ところで、ブログが更新されないために、数人の猫友さんから私と猫たちを心配するメッセージをいただきました。
 猫たちは元気です。さくらとちびクロは相変わらずですが、ミンミンもどういうわけか、また大人しく点滴を受けてくれるようになりました。近ごろ病院に行かなくなったので、不安感が薄らいだせいなのか、それとも、私のことを慮ってくれたのか。やはりお利口な子です。このまま、どんどん点滴嫌いになったら、どうしようと思っていましたので、ひと安心です。
 また、猫たちの近況なども詳しく書いていきますので、これからもよろしくお願いいたします。
 


猫の壮大な旅

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日本猫の祖先もエジプトから…

 猫の手も借りたい…。忙しい時に使われる言葉ですが、正確には猫の前脚ですよね。でも、「手」と表現したくなるほど、表情が豊かです。寝る時に鼻をかかえたり、何かを転がしたり、つかんだり…。招き猫のように座ると、「手」が自由になります。力を入れて「こぶし」を作ると、爪が出てきて、「つかむ」に近い動作ができます。4本脚の動物なのに不思議な感じがします。
 そのほかにも「猫のひたい(のような庭)」「猫の目(のようによく変わる)」「猫なで声」「猫をかぶる」「猫かわいがり」「猫背」「借りてきた猫のよう」などなど、日本語には猫にまつわる言葉がたくさんあります。
 エジプトで山猫が家猫として改良され、その後ヨーロッパ、アジアへと全世界に広がっていったといわれています。日本の猫はシルクロードを通って中国まで来た猫が、仏教伝来とともに経典をネズミから守るために船に乗せられ、日本に渡ったことが最初だとか。その後は穀物をネズミから守るために、日本人の生活の中に猫が入っていったといいます。
 アフリカで生まれた人類がその後ヨーロッパ、アジアへと世界に広がった「グレートジャーニー」のようではありませんか。


お寿司が好きな猫

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刺身には興味を示さないちびクロ

 私は刺身やお寿司が好きです。ミンミンも刺身やお寿司が好きです。よくスーパーで買ってきて食べるのですが、テーブルの上にお寿司を置いて、味噌汁やお茶の用意をして、いざ食べようとしたところ、お寿司が酢飯だけになっていて、悲しい思いをしたことがあります。私が目を離したすきに、ミンミンがお寿司の魚だけを食べたんですね。
 刺身を食べさせるのはミンミンには良くないと医者に言われているので、最近はあまり買ってきません。買っても、なるべくミンミンのいないところで食べるようにしています。
 一方、さくらとちびクロは刺身には興味がないようで、置いてあっても食べたりしません。
 ミンミンは、小さい時のバッタなどの昆虫に始まり、スズメやネズミなど、よく捕ってきました。肉肉しいものが好きなのかもしれません。
 さくらとちびクロは外に出ないせいもあって、ネズミなどを捕ったこともありません。
 きっとキャットフードの味しか知らないんですね。
 


まだまだ毛艶もよくて元気そうなミンミンですが…

 最初はおとなしく点滴を受けてくれたミンミンも、最近は嫌がるようになりました。
 点滴は1日おき。病院の指示で、500mlのバッグを4回に分けて使うので、1回が125ml。多いのか少ないのかわかりませんが、1回に10分ほどかかります。針を入れるまでは苦労しないのですが、点滴が始まると動こうとするので、抑えておくのが大変です。この10分が長く感じられます。点滴バッグにマジックで目印をつけておき、ミンミンを抑えながら、下から首を伸ばして、液が減っていくのを確認します。
 背中に触ると、いくつかのかさぶたができていて、切ない気持ちになります。


“猫の島”の震災復興

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 “猫の島”として知られる田代島。島の主要産業が漁業で、猫を大切にすると豊漁になるという言い伝えから、猫が大切にされてきました。自然に増えた猫は、島民の数を上回る100匹以上。猫の天敵となる犬は飼育も、持ち込みも禁止。
 宮城県にあるこの島も津波の被害を受けたといいます。今朝放送のウエークアップ(日本テレビ)で、猫好きで知られるジャーナリストの江川紹子さんが現地を取材していました。
 震災前は多くの観光客が猫目当てに島を訪れていました。島では復興のために、募金を募って、お礼に猫グッズをプレゼントするというプロジェクトを展開。あっと言う間に目標の1億5千万円が集まったそうです。やはり、猫好きの力、恐るべしですね。募金のうち1割は猫たちのエサ代や医療費として、残りは漁業の復活など、島の復興に役立てられるとのことです。
 私はこの島のことを以前から知っていましたが、なんとなく瀬戸内海など、西の島だと勘違いしていました。被災地の島だったんですね。津波の犠牲となった猫たちも少なからずいたのではないでしょうか。
 この島には有名な猫神社があります。いつか、この島に行って、猫神様に手を合わせたいと思います。
 


猫との昼寝が至福のひととき

 腰痛もだいぶ痛みが引いてきました。それにしても今回はしつこかった。あきらめて病院に行くほどひどくはならないかわりに、なかなか良くならない。
 それに加えて今週は先週に続いて締め切りが入っており(松よみとは別の仕事)、家でのんびり寝ているわけにもいきませんでした。月曜から、家には仮眠をとりに帰るだけ、といった毎日。
 当然、猫にかまっている時間もありません。ごはんをあげ、水をかえる以外は、ほとんど触れ合う時間がありませんでした。猫好きには、何か物足りない毎日です。仕事をしながら、猫に触りたい衝動にもかられました。
 猫はかまいすぎるとよくない。ストレスになるといいます。私の場合は、いっしょにいても寝ているか、それぞれに好きなことをしているかのどちらかです。
 日曜日などに、さくらがおとなしく、ミンミンにちょっかいを出さなければ、さくらも交えて1人と3匹で2階で昼寝をします。猫も寝るのが好きだけど、私も寝るのが好きです。猫たちが寝ているのを横目に、炊事やお風呂のために1階に下りると、猫たちもいつの間にか1階に来ています。積極的に取り合わなくても、やっぱり人間と同じ空間にいたいみたいなんですね。思わずホッコリします。
 猫が老人を好む理由はいっしょにいてくれて、激しい動きをしないからだとか。逆の理由で幼児が嫌いだともいわれます。
 猫にかまいすぎる、という感覚が私には今一つよくわかりませんが、「猫中毒」的にしょっちゅう触っている人もいるのかもしれません。
 私は活字中毒は意識することがあります。しばらく本を毎日読んでいると、読み終わった後も、暇があれば活字を目にしていたい衝動にかられます。好きな本がなければ新聞でも雑誌でも、活字ならなんでもいいのです(この症状は椎名誠の小説「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」に詳しく出ています)。
 猫については、今はいっしょにいるので落ち着いていますが、今のペット可のアパートに引っ越す前は、猫の夢を毎日見たりして、もう16年も前のことですが、今思うと、あれは猫禁断症状というか、ある種の猫中毒症状だったのかもしれません。


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