ベトナム人急増 実態把握へ

新国際交流員ハーさんを任用

ベトナム出身の国際交流員レー・ハー・ガンさん(24)=写真=が、先月31日から1年の期間で任用されている(5年まで更新可)。

ベトナム出身の国際交流員レー・ハー・ガンさんの写真

松戸市では一般社団法人自治体国際化協会が行う「語学指導等を行う外国青年招致事業」を活用し、平成27年度からオーストラリア出身のスコット・エリン・フェイさん(28)を任用し、国際交流推進の一翼を担っている。

松戸市の在住ベトナム人の人数は、平成29年3月末で2069人になっており、中国人(6131人)についで2番目の人数で、市内外国人人数(1万4425人)の14・3%を占めている。平成24年3月末のベトナム人の人数は401人だったので、5年間で約5倍に増えている。日本全体でもベトナム人の人数は、平成23年(4万4690人)と28年(19万9990人)の5年間の比較で4・5倍になっている。

ベトナム人がなぜ急激に増えているのかなどの実態把握や、多文化共生施策を検討するために在住外国人のコミュニティをできる限り把握することを目的にハーさんが任用された。

ハーさんは今後、松戸に暮らす外国人、特にベトナム人を中心に生活の状況を把握するための調査をサポート、イベント参加や観光スポットを訪問して外国人から見た松戸市の良さを発信、国際交流事業へのアドバイスや通訳、翻訳などの業務を行う。