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ひもを食べる猫

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ひもを食べちゃったのはさくらでした(ちょっと涙目)

ちびクロが疑われてレントゲン検査を受けちゃいました

 さくらとちびクロが子どものころの話ですが、なんでも口に入れるので困りました。
 ある日、パーカーのひもが途中からちぎられていることに気が付きました。これは、さくらかちびクロが食いちぎったに違いないと確信しました。食いちぎっただけならいいのですが、飲み込んでしまったら大変です。そこで疑われたのがちびクロです。「ヤギ猫」で書いたように、ティッシュをカミカミするのが大好き。きっとちびクロの仕業だろうと思って、病院でレントゲンをとってもらったところ、ちびクロのお腹にひもらしきものはありませんでした。
 このころ、さくらかちびクロの一方だけを置いて外出するときには、猫好きの隣の部屋のおばちゃんにあずけていました。二人はうちに来る前からずっと一緒だったので、一人になると鳴いてかわいそうなのです。
 この日は、さくらをあずけていましたが、病院から帰ってみると、さくらのお尻からひもが出てきたというのです。おばちゃんが、引っ張って出したとのことで、出てきたひもを見ましたが、確かにパーカーのひもでした。
 後で医師に聞いたところによると、こういう場合は無理に引っ張って出すと、腸を痛める可能性があるので、自然に出てくるのを待ったほうがいい、とのことです。
 以来、ひも状のものはさくらとちびクロの目の届かないところに置いています。大人になってからは、こういう事故はないのですが、今までに2回、携帯のコードをかみ切られたことがあります。
 人間の赤ちゃんも目を離すとなんでも口に入れてしまって、危ないと聞きます。子どもは人間も猫も共通点が多いのかな。


窓際の攻防戦

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戦いの前の静けさ

さくら攻勢

ミンミン反撃

 きょう、昼間に部屋の掃除をしましたが、掃除機の気配を感じてミンミンは外へ。夕方から病院に肝臓の検査に行く予定でしたが、まだ時間があるので外に出してあげました。
 掃除をはじめて間もなくすると、もう2階の窓に帰ってきました。
 ちびクロは掃除機の音が大嫌いなので、1階のどこかに避難していますが、さくらは逆に掃除機が大好きなので、私が掃除している間じゅう、掃除機の周りを飛び回って遊んでいました。そこへ、ミンミンが帰ってきたのです。
 ミンミンを中に入れるためには窓を開けなければなりませんが、窓を開けると、無鉄砲なさくらが飛び出る可能性があります。
 そこで、猫が出るにはちょっと狭すぎるぐらい、ちょっと窓を開けて、様子を見ることにしました。
 猫というのは、隙間があると手を入れてみたくなるものなのですね。さくらが窓の外に手を出すと、その手をめがけて、ミンミンが猫パンチを繰り出す。ミンミンから見れば、隙間から出たり入ったりしている白い手にからまないのは、猫の本分に外れます。
 私は、しばらく掃除の手を休めて、この攻防戦をながめることにしました。
 もう、果てしない猫パンチの応酬。お互いに顔にあてることはできないわけですから、手と手のつばぜり合いです。
 ミンミンがもっと若かったら、もっと激しく応戦して面白いことになったのでしょうが、飽きたのか、疲れたのか、ミンミンが手を出すのをやめて、試合終了。
 観客は私一人。ちょっと楽しませてもらいました。

 その後、ミンミンを五香の本院に連れて行って肝臓のエコーの検査と点滴をしました。肝臓には腫瘍などはないとのことで、現在の治療を継続することになりました。

こう着状態


猫の家族愛

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さくらには家族(猫)を思いやる気持ちもあるんだね

 うちには、かえでという末っ子がいました。子猫の時に私に拾われ、水も自分で飲めないほど弱っていましたが、なんとか命をつなぎました。しかし、その後も食が細く痩せていました。後の検査でエイズキャリアーであることがわかりました。
 昨年の暮れに2年半の短い生涯を閉じましたが、エイズには潜伏期間があるはずで、死因はよくわかりません。
 かえでは病院通いばかりしていた子でしたが、これはその頃の話です。
 ある日、かえでを病院に連れていきました。理由は覚えていませんが、さくらも連れてきていました。キャリーバッグが1つしかないので、さくらには散歩用のひもをつけていました。
 かえでは病院が大嫌いです。この日も採血のために医師と看護師に体を抑えられ、怒りの声をあげていました。採血は太い血管が通っている首すじからすることが多いのですが、先生が針を刺そうとした瞬間、先生が「ギャーッ」と悲鳴をあげました。
 なんと、さくらが先生の膝に思いっきり爪を立てたのです。かえでのただならぬ声に、先生がかえでをいじめていると思ったのでしょう。かえでを守ろうとしての一撃でした。
 先生には申し訳ないのですが、何ごともなかったかのようにすましたさくらの横顔を見ながら、「さくら、男前だなぁ」(さくらは女ですけど)と感心しました。
 猫は群れない、単独行動を好む動物だと言われます。でも、同胞、いや家族を守ろうとする意識も、人間と暮らす家猫には芽生えているのかもしれません。

体が弱く昨年暮れに他界したかえで(右)


猫の二度寝!?

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段ボール箱の中で寝てしまったさくら

 今朝、私も猫たちも朝食をとり、窓際には一足先に病院食をたいらげたさくらが日向ぼっこをしていました。
 しばらくして、ふと見ると、さくらが段ボール箱の中で眠っていました。
 「な~んだ。さくらは二度寝か。いいなぁ…」とつぶやいて、自分の発言が何かおかしいことに気が付きました。
 とにかく暇さえあれば一日中寝ている猫のこと。これは果たして「二度寝」と言えるのか。
 猫の語源は「寝子」だという説があるくらいです。とにかくよく寝ます。だいたい、1日に十数時間から20時間寝ると言われています。だから、夜私と寝た後に、昼間も夜と同じかそれ以上寝ているわけです。
 私の経験では、子猫と老猫のほうが若い猫より睡眠時間が長い気がします。
 ミンミンは外に行って、数時間帰ってこないことがあります。いろんなところに散歩にいったり、だれかと遊んでいるのかと思いきや、家の周りを捜すと、片隅に置いてあるボロ毛布の上で昼寝していたりします。ただ、外のほうが危険が多いですから、熟睡してはいないと思います。
 家の中で猫が安心して熟睡しているとき、耳をすますと寝息が「スー、スー」いっているのが聞こえたり、寝言を言うのが聞こえたりします。猫好きには、たまらないひと時です。


姉妹猫の怪

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毛色も体格も全然違うさくらとちびクロ

 さくらとちびクロは、子猫の時に拾われ、私のところに来ました。
 拾われた時にいっしょにいたので、姉妹だろうということでした。
 でも、全然毛色が違いますよね。ちびクロは手足も短くまん丸な感じですが、さくらは胴体が長く、痩せている時はその違いが際立っていました。こんなに毛色も体格も違うのに、本当に姉妹なんだろうか、というのが最初の印象でした。
 ところが、いっしょに暮らしてみると、二人は共通点が多い。食いしん坊で、人間が大好きで、自分のフードまで手でかいて隠そうとする、など今までブログに書いたように、変なクセまで同じ。それになんといっても、仲が良く、いつも二人でいます。ちびクロは子どもの時から、さくらの後をちょこちょこついてまわる子で、同じ日に生まれたかもしれませんが、ちびクロのほうが妹に違いない、と思っています。
 「手色が違うのは、お父さんが違うからじゃないの?」と言う人がいて、ネットで調べてみると、猫は同じ妊娠で複数のオスと交尾でき、生まれた子の父親が全部違うということがあるそうです。
 さくらとちびクロのお父さんは違うんですね、きっと。
 拾われた時、子猫は3匹いたそうです。一番健康状態のいいもう一人の子は別の人にもらわれたとか。どんな子だったのか、会ってみたい気がします。


なんでもなめる猫

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ミンミンの頭をひたすらなめるさくら。あんまりしつこいとミンミンから怒られます

 とにかく、やることなすこと極端なことが多いのがさくらとちびクロの特徴です。なんでもなめる、というのもそのひとつ。
 自分の体、たとえば肛門をなめる姿はどの猫でも見られます。あんなになめて、肛門が痛くなったりしないのかな、と思います。
 その肛門をなめた舌で、私の顔もなめるのですから、よく考えてみれば汚いかも(本当はなんとも思っていません。猫バカですから)。それよりも、同じ場所を猫の舌でなめられていると、だんだんヒリヒリ痛くなってきます。それで、さくらの顔を手で押しのけるようにするのですが、それでも止めずに、ずっとなめてきます。このしつこさはなんなのでしょう。
 ミンミンも、さくらのなめなめ攻撃に遭い、しまいには唸り声をあげて怒ります。なめるだけではなくて、合間に甘噛み攻撃も入りますから。
 これほど、さくらとちびクロがなめまくるのは、単に人やほかの猫が好きだから、というだけではないようです。というのも、布団の一か所をずっとなめ続け、しばらくしてさわってみると、その場所がぐっちょり濡れていることがあるのです。
 布団に特別の思い入れがあるのか。なんとも不可解な行動です。

体をなめるのに忙しいちびクロ。足先もよくなめます


 


まるくなって眠るミンミン

 ミンミンがまだ小さかったころのこと。
 うちに来て、2、3日は机の下に隠れていて出てこないという、臆病で警戒心の強い子でした。机の下から出てくると、次第に慣れてきて、いつも私の後をついてくるように。トイレの中までついてこようとしたり、私がお風呂に入っている時は、風呂桶のへりに座って見ていました。もちろん、寝る時もいっしょ。
 最初の警戒心はどこへやら。いつのまにか、私にべったりな子になっていました。
 ある日、この子もお風呂で洗ってやろうかな、と思いつき、シャワーでお湯をかけました。ミンミンは嫌がったのですが、私は少々悪乗りしてしまい、お湯をかけ続けました。すると、生まれて初めて「フーッ」とミンミンが怒ったのです。
 その日、初めてミンミンは押入れの中で、私と離れて一人で寝ました。よほどショックだったのかもしれません。
 翌日はいつものミンミンに戻ったのですが、どことなく今までとは違う気もします。前ほどベタベタしなくなったというか…。
 良いほうに考えれば、ミンミンが親離れし始めた、ということ。悪く考えると、私がミンミンの信頼を損なったということ。余計なことをしなければよかった、と今でも少し後悔が残っています。
 さくらとちびクロは今までに一度も怒ったところを見たことがありません。私にだけでなく、ほかの猫に対してもです。これは、考えてみるとすごいことですよね。人間で、生まれて一度も怒ったことがない人っているでしょうか。
 私も猫に対してはあまり怒りません。でも、ちびクロはこのブログでも前に書いたように、ティッシュを箱から全部出してしまったりするので、時々怒られます。ただ、あまり強く言うと、シュンとしてしまうので、言いすぎないようにしています。

ちびクロは怒られるとシュンとしていまいます


 
 
 


きょうは外が気持ちいいニャ

さくらは、外をながめながら大あくび

 きょうの千葉県松戸市は、きのうとはうってかわって、いい天気!
 朝、気が付くと2階で布団の中にいるのは私だけ。ミンミンは外に散歩に。さくらとちびクロは1階の窓際で日向ぼっこをしていました。
 布団に入っていても十分暖かいわけですから、やはり暖をとりにいったというよりは、陽の光を求めて起きだしたのでしょう。猫たちも、陽にあたるほうが健康にいいことを知っているようです。
 外から帰ってきたミンミンの体はお日様の匂いがしました。
 さくらとちびクロは小さいときはずっと1階だけで生活していました。2階にエイズキャリアーのかえでがいたからです。エイズについては、また改めて書こうと思いますが、医者に「ほかの猫との接触を避け、エサも別々に」と言われました。ベテランの猫生活者からは、「血みどろのケンカでもしないかぎり、一緒に飼っても大丈夫」と言われ、混乱しましたが、大事をとって分けていました。
 かえでは、昨年暮れに夭折。だから、さくらとびクロが私と寝るようになったのは最近のことです。
 子どものころからの習慣で、さくらとちびクロは1階で陽の光を浴びたいのかもしれません。

目が不自由なちびクロは、外にはあまり関心を持たず、いつもこの位置にいます


その日のまえに

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こうしていると病気だと思えないほど昔とかわらない、きれいな顔をしているのですが…

 きょう、ミンミンの点滴に行き、約3か月ぶりに血液検査も行いました。
 結果は、Cre(腎機能の数値)が2.6(前回は1.4。猫の正常値は0.6~2.0)、GPT(肝機能の数値)が335(前回は197。猫の正常値は30~85)でした。
 腎機能も肝機能の悪化していて、ショックな結果でした。この数字がどの程度の悪さなのかは、正直わかりません。日常生活は普通にできています。ただ、毛のつやが悪くなったことは気になっていました。
 子どもの時から不安のある肝臓の数字が悪くなっているので、今度エコーの検査を受けます。
 点滴も週に1回から2回に増やすことにしました。
 「その日」に向けたカウントダウンが始まった感じがします。
 腎臓はもともと「治る」ことはないと言われています。現状維持できれば、最高の結果なのです。

 ミンミンが生まれて16年。私が松戸に来て16年。今の会社で仕事をするようになって16年。
 この16年の間には楽しいことも、苦しいことも、様々なことがありました。その間、ずっと私のそばにいてくれたのは、ミンミンだけです。ミンミンは私にとって特別な存在なのです。
 ミンミンを私にくれた方に、(感謝の想いをこめて)こんな話をしたところ、暗にそんな風に思わないほうがいいと言われました。ペットロスを心配されたのだと思います。

 ミンミンの「その日」がくることが、今はまだ想像もできません。
 先に逝ったクロとかえでに毎日手を合わせながら、「まだミンミンを呼ばないでね」と祈る日々です。

 (タイトルは重松清さんの有名な小説からおかりしました)
 


我が家のフードはミンミン主導で決まります

 現在我が家の猫たちが食べているペットフードは「懐石」(日清ペットフード)。膀胱に石ができて食事療養中のさくらだけは、お医者さんでもらった特別なフードを食べています。お医者さんが調べてくれたところによると、「懐石」にも石ができにくい成分が含まれているらしいのですが、「太った猫は石ができやすいからねぇ」とのことでした。
 もともとうちのフードは基本的にアイムス(IAMS)をあげていました。ミンミンが子猫の時に、肝臓を弱らせて入院したことがあり、「先天的に肝臓が小さいかもしれない」と医者に告げられました。親しくしているボランティアの方に相談したところ、アイムスが無添加で肝臓にはいいと思う、とのことで、ずっとアイムスでした。
 ところが、ミンミンが味に飽きたのか、2~3年前からあまり食べなくなり、「食べない」というのが、また肝臓によくない、とのことで、別のフードに変えました。
 「懐石」は高め(アイムスも高かった)ですが、かつおぶしや小魚などが混ぜてあって、香りがいいせいか、よく食べます。猫はフードの味というより、「香りを食べる」いきものだと思います。「懐石」はそこを突いたのがうまい。
 猫は飽きっぽく、同じフードだとすぐ飽きて食べなくなる、とか、グルメだとか言われますが、人間だって、毎日同じものじゃ、飽きちゃいますよね。犬と比べたら、好き嫌いが多いかもしれませんが、実は犬の食べっぷりのほうが異常なのではないでしょうか。
 3年前に我が家に来たさくらとちびクロもミンミンのフード変更に伴いアイムスから「懐石」へ。2人とも好き嫌いが少なく、どのフードでもよく食べます。ただの食いしん坊とも言えますが…。
 外にいるノラ3兄弟姉妹には、もう少しリーズナブルなフードを与えています。別に差別じゃないです。いや、そうなのかなぁ…。

食いしん坊なちびクロは、どのフードもよく食べます


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