» 猫のブログ記事

こんなにかわいいんですもん。そりゃ、赤ちゃん言葉にもなりますよ…

 猫に話しかける時、無意識に赤ちゃん言葉になってしまう。猫と暮らしている人なら、たいていはそうなのではないでしょうか。
 私の場合、それに加えて、猫の名前がどこまでも変化していきます。たとえば「ミンミン」。呼んでいるうちに、「ミンきゅん」になり、いつのまにか「きゅんきゅん」になり、そのうち「きゅんきゅきゅん」になります。ここまで来ると元の名前がなんだったのか、知らない人にはわかりません。
 「ちびクロ」は、→「ちびクロりん」→「くどくどちん」→「くにょくにょ~ぉ」…。だんだん溶けて形がなくなっていく感じですね。
 「さくら」は→「さくらちん」→「さくだ」→「たくだ」→「たくだてぃん」→「たくだんだんだん」…。一番原型を止めています(?)が、なぜか濁音(だくおん)が多くなります。
 正しく名前を呼ばないというのは、教科書的しつけからすると、ペケでしょうね。でも、口が勝手に動いちゃうんだから、しょうがない。
 これで、赤ちゃん言葉も全開に、いい歳した男が「たくだんだんだんは、なにちてるんでしゅか?」とか言いながら猫を抱っこしているんですから、決して人に見せられたもんじゃありません。
 お客さんがいる時は、緊張気味に言葉が変化しないように気をつけながら、ちょっとすまし顔で猫に話しかける私です。
 


猫布団

| |

布団から顔を出して眠るミンミン

 きょうも猫布団の中で目が覚めました。
 ミンミンが私の腕の中、さくらが真ん中、ちびクロが足のほう。
 ミンミンはいつも顔が布団から出る感じで寝ていて、まるで人間みたいです。最近、気が付いたのですが、ちびクロも同じで、布団の反対側(私の足のほう)から顔を出して寝ていました。
 ミンミンとちびクロは、私が起きるのと同時に目覚め、ミンミンは外に朝の散歩に。ちびクロは、朝食の後、キッチンで原稿を書く私の膝に乗って、微妙に仕事を邪魔していました(締め切りの最中なので、会社に行く前に、原稿を2本書きました)。
 さて、会社に行く時間になっても、さくらが起きてきません。少し心配になって(けして意地悪したのではありません)布団をめくると、「なに?」という寝ぼけまなこで私を見る顔が。かわいいやら、うらやましいやら。
 猫でなくても春眠をむさぼりたくなる季節です。


猫の野生

| |

昔はいろんな動物を捕ってきたミンミン

 ミンミンが獲物を捕ってこなくなって何年ぐらいがたつでしょうか。おそらく10年くらい。
 子猫の時の、バッタやセミなどの昆虫に始まり、若かりし頃の野鳥、そしてネズミ。
 野鳥の巣を襲うらしく、大きな雛を2羽くわえて帰ってきたことがありました。あれは多分、カラスの雛だったのでしょう。スズメもよく捕ってきました。スズメは成鳥だったり、幼鳥だったり。なぜ猫に捕まるのか、ちょっと不思議でした。
 ミンミンも子猫の時に捨てられたか何かでノラだった子です。本来であれば、死んでいたかもしれない命を拾ったという思いもありますから、私としては複雑な思いでミンミンの狩りを見ていました。
 ですので、捕ってきた動物が生きていれば、基本的に逃がしてやります。それがネズミでも。
 ミンミンの頭をたたくと、その衝撃で口を開けるので、獲物を救出します。獲物をとられたミンミンは狂ったように探し回ります。あの時の目…。らんらんと輝いて、完全に野生に戻っています。それに、今までに聞いたこともないような唸り声。「血が騒ぐ」、というのはああいう状態をいうのでしょう。
 スズメは最初ぐったりしていますが、手で包んで温めたり、裸電球の熱で温めたりすると息を吹き返します。羽ばたけるようになったら、離してやります。
 ヒヨドリの雛を捕まえてきたことがあり、羽を怪我していたので、鳥籠を買って、飼育を試みたことがあります。2階の窓に籠をつるしておくと親鳥がやってきて、エサをやっていました。人間が与えるエサも並行してやるべきだったのでしょうが、親が来ているからと油断したために、ある日帰ってみると、冷たくなっていました。
 ネズミも生きていることが多く、それを家の中で離してしまうので、困りました。長い間、家の中で捕まらず、隠れていたのもいます。ある日、とうとうミンミンの餌食になりました。ずいぶん痩せていて、今思うとかわいそうです。
 そのネズミを最後に、ミンミンは狩りをしなくなりました。歳をとったせいなのか、理由はわかりません。
 一方、子どものころから完全室内飼いのさくらとちびクロは、迷い込んだハエを追いかけて遊ぶのがせいぜいです。


ちびクロは呼ばれるとすぐに来ます

 多頭飼いするようになって、猫たちの名前を間違って呼んでいることがしばしばあります。
 抱っこして「さくら、かわいいねぇ」とつぶやいていて、ふと気がつくと手元にいるのがちびクロだったり、その逆も。ほとんど無意識です。
 姉妹でいっしょに入ってきたさくらとちびクロの名前を取り違えることがしばしばだったのですが、最近はミンミンも仲間入り。わたしがぼけているのか。「かわいい」というキーワードでは、どの子も変わりないからでしょうか。
 さて、呼ばれるほうの猫たちは自分の名前を憶えているのでしょうか。さくらとミンミンは、名前を呼ばれても知らんぷりしていることがよくあります。でも、ちびクロはすぐに反応して、近寄ってきます。人一倍あまえんぼうなのか、それとも目が悪いために、耳からの情報に敏感になっているためでしょうか。
 


酒宴をのぞいていた「しじみ」と「きなこ」

 きのうは古ヶ崎にある、あるご家庭でお酒をいただきました。
 松戸市の学校統廃合の取材の時にお世話になった家で、そこの娘さんが当時小学校6年生でした。今年高校を卒業されて、専門学校に進学したというので、お祝いに。あれから、もう6年が過ぎたのか、とちょっと感慨深いものがあります。廃校になった古ヶ崎南小学校の跡地利用は、いまだに未解決。なぜ、あんなに強引に、急いで、人の気持ちを傷つけながら、廃校にしたのか、釈然としません。
 ここの家は、畑もあり大きな農家の風情があります。最初に訪れた時、「となりのトトロ」に出てくる「まっくろくろすけ」がいるな、と感じました。炊事場が大きくて、天井が高く、私の田舎の家を思い出します。ここに来ると懐かしいような、切ないような気持にもなります。古ヶ崎というのは、松戸駅の近くにありながら、まだそんな風景を残した素敵な場所です。娘さんに、昔、「これトトロの木っていうんだよ」と庭にある木を紹介されました。学校へ続く「さくら道」も。
 ここには数匹の猫たちもいます。酒宴をのぞいていたのは「しじみ」と「きなこ」。愛犬パンチが2か月前から行方不明で、この日会えなかったのが少し残念です。


病院いきたくないよ…

| |

日ごろは元気そうに見えるミンミン。16歳だけど、まだまだきれいでしょ?

 午前中にミンミンの週1回の点滴に病院に行ってきました。
 健康だった時は特に病院を嫌がっていなかったミンミンも、最近は病院に行くのを嫌がります。
 朝になると、外に出たい、外に出たいと言って、ニャンニャンを連発します。私が寝ていると、枕元まで来て、私の鼻の頭を爪でひとかき。これに負けてうっかり外に出してしまうと、午前中は帰ってきません。本来は外に出ても、30分もすれば気がすんで戻ってくる子なんですが。
 今通っている病院は、午前中しか診療していません。午前11時半までに受付をしないと、また次の日ということになってしまいます。
 ミンミンはこれを知っているようです。ほんとに頭がいいというか、カンがいいというか…。
 点滴を始めてから、背中の毛の色が薄くなったように感じます。日ごろ見ていても、健康なころと変わりないように見えますが、猫は症状が表に出た時は、かなり悪くなっていることが多いですから、油断はできません。
 来週3か月ぶりに血液検査をします。ちょっとドキドキします。


ちびクロの幸せそうな寝顔

避妊手術と目の手術をした後のさくらとちびクロ

 ちびクロは子猫でノラだった時に目と鼻のウイルス感染がひどくて、今でも目はあまり見えていません。どの程度見えているのか。飼い主である私もよくわかりません。
 小さい時から、さくらの後をついてまわる子でした。さくらほど速くは動けないのですが、ちょこちょこ後をついてまわる姿は、けなげで、いじらしい感じがしました。
 さくらについて、高いところにも登るのですが、下りる時は恐いみたいです。着地点との距離感がわからないみたいで。さくらは、ジャンプしてひとっ飛びに下りるのですが、ちびクロは足場を確かめながら、少しずつ慎重に下りてきます。ちょうど登山で、足場の悪い崖を少しずつ下りてくるような、あんな感じです。
 さくらと一緒に避妊手術をした時に、二人とも目の手術も受けました。手術直後は濁った眼球が出ていたのですが、すぐにまた皮の膜がかかってしまいました。眼球が激しく常に動いており、これは先天的なものだろう、と医者が言っていました。眼球の動きに合わせて、頭も小刻みに上下させていました。この状態がずっと続くのはつらいだろうから、目があまり見えない状態というのも、逆に良かったのかもしれません。
 顔の輪郭など、ちびクロはなかなかの美人だと思います。これで、美しい目があったら、さぞ…と思わなくもないですが、今は幸せそうにしていますので、ま、これでいいかな。
 
 
 
 


いつもはちゃぶ台の上にお皿を置いたりはしません。ちょっと意地悪してみました

 猫はトイレをすると、自分の手で砂をかいて隠します。
 この動作を、さくらとちびクロは匂いの強いものに、なんでもします。
 私が食べる料理だとか、自分が食べているフードとか、なんでもです。だから、「臭いから」ではないのです。
 喫煙者の友人が来た時に、吸い殻の入った皿(私はたばこを吸わないので、灰皿はありません)を、さくらとちびクロが手でかくので、「はいはい。ごめんね。もう止めるね」と友人が言います。私は内心「ありがとう。私の言えないこと言ってくれて」とつぶやきます。さくらとちびクロは、匂いが嫌いだからではなく、単に強い匂いのものを隠そうとしてるだけなのですが。
 納豆を食べる時などは困ります。うっかりすると、さくらとちびクロが手でかいて、テーブルの下にお茶わんや皿を落としてしまいます。
 こういう行動をとる猫を他に見たことがありません。ほんとに、さくらとちびクロは不思議なクセを持った猫です。


涙目のさくら

 さくらとちびクロは子猫の時のウイルス感染がもとで、今でも目と鼻の調子が悪い時があります。
 さくらの目じりが少し赤くなっていたので、医者に診せたところ、まぶたをこすりすぎた上に、眼にも傷があるとのことで、2種類の目薬をさしています。さくらは抱かれるのが好きなので、錠剤を飲ませるのも、目薬をさすのも楽です(錠剤はのどの入り口に指で入れてやり、針のついてない小さな注射器で、水を飲ませます。うちに来ると小さな注射器が転がっているので、知らない人には誤解されることがあります:汗)。
 あんまり目をこするようなら、エリザベスカラーをつけるように医者から言われているのですが、どうもかわいそうな気がして、私は極力つけないようにしています。
 飼い主の私も、ここ数日はさすがに調子が悪く、鼻声で、目のかゆみに悩まされています。医者からもらった、かゆみ止めの入った目薬をさすのですが、焼け石に水で、つい目をこすってしまいます(以前はばい菌が入って、ものもらいができました:涙)。
 猫も人間も涙目になりながら、目薬をさしているきょうこのごろです。


さくらはつくしてるんだけどなぁ…。ミンミンは気の向いた時だけ

 きょうのお昼。ミンミンとさくらとちびクロの3人が仲良く昼寝していました。最近はさすがに慣れてきたのか、さくらとちびクロがおとなしくなったせいなのか、ミンミンが3人でいることを前ほど嫌がらなくなってきました。
 きょうは、機嫌もよかったようです。さくらがミンミンの頭をなめていたのですが、されるがままにしていました。
 亡くなったクロの時もそうでしたが、ミンミンは頭をなめられても、相手におかえしで、なめてあげるということはしません。どういうわけか、うちに来る猫は、人(猫)がいいというか、ミンミンに親切で、親しくしようとするのですが、ミンミンは自分の気の向いた時だけ付き合います。
 実は大変臆病な子で、私以外の人にはまず慣れません。
 でも、私以外の他人から見れば、一般的な猫のイメージ、つまり、「気まぐれ」「人間にこびない」「自分勝手」「気難しい」(ほとんど猫を飼ったことのない人のイメージのように私には感じますが)などには合う猫だなぁ、と常々思っております。この感じ、ミケに多いと聞いたことがありますが、本当でしょうか。
 それに、美人(親ばかでスミマセン)で、お姫様チックですから、ますます「猫」のイメージですよね。

せっせとミンミンの毛をなめてあげるさくら


2025年4月
« 4月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

カテゴリー

アーカイブ