猫の優れた共感力

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たたんだ羽毛布団にもぐりこんで寝るさくら

 猫のあくびもうつるのか。これは考えてみるとなかなか面白い命題です。
 さくらにつられて、ちびクロもあくびをした。起きがけだから、偶然同じようなタイミングで、ということもあるでしょう。でも、私は猫のあくびは、他の猫にうつったりすることもあるだろう、と思います。
 あるテレビ番組に、動物学者の先生が出ていて、なぜ猫と犬が人間のペットとして選ばれたのか、という話をしていました。猫と犬に共通しているもの、それは「共感する力」だといいます。その共感力は、私たち人間に一番近い動物の猿よりも強いのだとか。だから、飼い主が落ち込んでいると、猫や犬たちも悲しそうにしている、という話はまんざら根拠のないことではないのですね。
 人間同士で、あくびや涙がうつるのは、人間に共感する力があるからです。人間は相手の表情を見て、共感して泣くのです。人と同じように共感する力に優れている猫も、あくびがうつるとしても、これはおかしなことではないかもしれません。
 それでは、人間のあくびが、猫にうつるか。今度気を付けて見てみようと思います。
 猫や犬には、人間と同じような優れた共感力がある…。どうりで猫や犬がこんなにも愛しいわけです。

脚もなめなめ…。シンクロみたい?


ニャに? まだ寝てるんだけど…(さくら)

まだ眠いにゃ…ファ~…(さくら)

つられて、ちびクロもあくび。ファ~

 洗濯かごのベッドが定着してしまったみたいです。
 たまった洗濯物をかたずけようと思いましたが、この姿を見てしまうと…。
 きょうは天気も悪いし、後にしようかな。うちは基本的に天気に関係なく部屋干しですが、それでも雨の日は渇きが悪いです。
 この洗濯物を全部どかしてしまうと、フカフカのベッド感はなくなるでしょう。気に入っているみたいなので、洗濯物がかたずいたら、何か布系のものを入れておこうかと思います。
 それにしても、洗濯かごに二人で入るといかにも狭そう。なんで猫って狭苦しいところが好きなんでしょう。
 見ていたら、さくらが「まだ眠いよ~」という顔をしてあくび。それにつられたのか、今度はちびクロがあくびをしました。猫でもあくびはうつるんでしょうか。
 私が下りてきたことに気が付いたちびクロは、早速かごを出て私の膝の上で丸くなってグルグルとのどを鳴らしています。
 さくらは一人になって、逆にのびのび寝ているように見えます。
 甘えん坊度では、やっぱりちびクロの方が上ですね。

ちびクロがいなくなって一人でのびのび寝ているさくら

かごを出て棚の柱で爪を研ぐ、ちびクロ


 


都会の猫は温室育ち?

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最近めっきり外に行かなくなったミンミン

 私の田舎は九州の九重連山や阿蘇山、祖母、傾山(かたむきやま)などに囲まれた山の中にあります。標高も高く、実家の最寄駅から数駅いったところが、九州で一番標高の高い駅でした。冬は雪が積もらないのに、やたらと寒い。霜柱で数センチも隆起した地面をガシガシいわせながら小学校に通っていました。その小学校も、数キロ先。通学バスなどもありませんでした。教室には石炭ストーブがありましたが、ストーブから離れた席になると寒くてしかたがありませんでした。九州は南国のイメージがあるかもしれませんが、南国とは程遠い気候でした。
 雪はめったに積もらないのですが、数年に1度積もることがありました。雪が降ると喜ぶのは子供と犬。でも、猫も意外と平気なんですね。雪が積もった日ぐらい家にいればいいのに、いつものように外に遊びに出て、新雪に点々と足跡を残していました。
 でも、今うちにいる猫たちを見ていると、やはり猫は寒さには弱いみたいだと思います。ミンミンは、寒くなってきてからぐっと外出時間が減りました。きのうは徹夜で会社にいましたので、ミンミンは24時間以上家の中に閉じ込められていましたが、きょうも1日中家の中にいました。外にいる時は、外猫のおすそ分け(向こうは分けるつもりは毛頭ないと思いますが)をいただいて、外猫のフードを食べているみたいで、家の中ではフードをさっぱり食べません。実はミンミンが1日にどれくらい食べるのか正確には知らないわけですが、家に1日いると、朝入れておいたフードがみんななくなっています。ちゃんと食欲があるのが分かってほっとします。

ミンミンもちゃんと食欲があるんですね


外猫にはつらい季節

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かいかい…

 昨夜は徹夜になってしまいました。締め切りの時にいつも思うのは、もう少し要領よくやれば、こんなことにならないのに、という後悔。でも、20年近くも締め切りのある生活をしているわけですから、今さら、という感は否めませんね。
 というわけで、うちのニャんズたちは、昨夜は私のいない家でミンミンは私の布団で、さくらとちびクロは二人猫団子になって過ごしたことと思われます。明け方、かなり寒かったですから。
 外猫たちはどうしていたでしょう? 生まれてからずっと厳しい冬も乗り切ってきたわけですが、今年1年で私もかなり彼らに情が移ってしまいました。今年は毛布でもプレゼントしようかな?(前の住人が敷いたと思われる湿気た布団があるのですが、あまり温かそうに見えません)

ねむ…


おねしょの後は洗濯中

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ちびクロが寝ていた洗濯かごにいつの間にか、さくらが。ちびクロをなめてあげて、なんとなくサービスしてる感じ

 さくらがおねしょをしたボロギレは洗濯し、下に敷いてあった新聞紙も濡れていたので、かえました。
 ちびクロは、そのまま選択かごの中で寝ていましたが、そこへ、さくらが。
 ちびクロの頭をなめてあげたりして、サービス?(懐柔策?)
 あらあら、いつの間にかさくらが寝てしまい、ちびクロの寝ていたところが取られてしまいました。
 その後、ちびクロは、さくらと重なるように寝ていました。
 さくらはマイペース。ちびクロはお人よしですね。

あれ? ちびクロ、寝るとこ取られてるよ?

最後は重なるように寝てました

 


洗濯かごのベッド

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洗濯かごをベッドにして寝ていた、ちびクロ。ちょっと舌が出てるよ?

 今朝起きてみると、さくらが椅子の上に置いてある段ボール箱の上で寝ていました。いつも、ちびクロと二人で段ボール箱の寝床の中で寝ているのに珍しいなぁ、と思っていたら、段ボール箱の寝床の中にはちびクロもいません。どこにいるのかと探してみたら、洗濯かごの洗濯物の上で寝ていました。
 これは、もしかしたら、と、段ボール箱の寝床の中に敷き詰めてあるボロキレを拾いあげてみると、やっぱり湿っていてちょっと臭い。さくらがおねしょしたんですね。
 まったく、自分が寝る場所におしっこすることないのに…。さすがに自分のとはいえ、おしっこの臭いのするところで寝るのは嫌みたいです。いい迷惑なのはちびクロですね。でも、意外と洗濯かごもベッドみたいで寝心地よさそう。

椅子の上に置いてある段ボール箱の上で寝ていた、さくら


荷台にはキャリーバッグに入ったちびクロがいるので、さくらは前かごに。飛び出ないようにひもをしっかりむすんであります

 きのうのしゃくりと、今朝吐いた跡があったので、念のためにさくらとちびクロを病院に連れていきました。吐いたものはほとんど水分ですが、どちらが吐いたものかわからないので、二人とも連れて行きました。
 何か症状が出ているわけではないので、何にもないだろうと思いましたが、思った通り何にもありませんでした。
 あんまりお腹が空きすぎると吐くことがあるそうです。そんなにお腹空いてたのかな。二人ともまた一回り丸くなった気がするのだけど…。
 この辺は、親バカですね。仕事で家を空ける分、私がいない間に具合でも悪くなったらと、気になりだすと止まらなくなります。結局、心配するくらいだったら、さっさと病院に行った方が午後の仕事にも集中できる、ということで、大したことはないだろう、と思っていても、連れて行ってしまいます。
 二人連れて行くときは、臆病なちびクロをキャリーバッグに入れて自転車の荷台に、さくらは散歩用のひもをつけて、前かごに入れます。こういう写真を載せると心配される方がいるのですが、外に飛び出ないように、ハンドルのところにひもをくくりつけて、用心しながら病院まで走ります。


しゃっくり(と思われる)症状がある、さくら。元気、食欲はあるのですが…

 NHK-BSで、「五木寛之 21世紀・仏教への旅」が再放送されています。第3集は、ブータンへ。ヒマラヤにある人口70万の小さな仏教王国です。この国では、GNP(国民総生産)ではなく、GNH(国民総幸福、H=ハピネス)を国の指針にしているとのこと。国民の97%が「自分は幸せだ」と答え、自殺率も非常に低いといいます。
 日本は物質的には豊かになったけれど、自殺率は先進国の中でも最高レベルにあります。常に追いかけられるように物質を生産し続け、外国と競争し、「経済大国」を維持してきました。終わりのないマラソンのような気がしてきます。ブータンは経済的には貧しいかもしれないけれど、インタビューを受けた人々が、当たり前のように「自分は幸せ。これ以上は望まない」と答えます。
 ブータンの仏教は、チベット仏教の影響を強く受けていて、輪廻転生を信じています。蚊がプーンの飛んできて、パチンとやろうとしたら、「それは叔父さんかもしれない」と言われたというエピソードを五木さんが披露していました。
 この番組には、なにげに猫が出てきます。ブータンでは生きとし生けるものは全て大切にされますから、当然猫も大切にされているのでしょう。猫も転生した、親やきょうだいかもしれません。
 五木さんは、取材の終わりに、後ろ髪が引かれるように離れがたい、と話されていました。私もいつかこの穏やかな国に行ってみたいと思います(きょうのニュースで知りましたが、ブータン国王が結婚し、近く日本を国賓として夫婦で訪れるそうです)。
 ところで、きょう家に帰ると、さくらがしゃっくり(と思われるもの)をしていました。私はびっくりしてしまって、病院に連れていこうかと思ったのですが、元気もあり、食欲もあるので、様子を見ることにしました。これは本当にしゃっくりなのでしょうか。ネットで検索すると、猫がしゃっくりする動画がいくつか出てきました。


車庫に繁殖しているツタ植物。強い繁殖力で、「緑のカーテン」に最適では?

 今年は節電と猛暑対策のために「緑のカーテン」をつくる家庭が多かったように思います。うちでも過去にキュウリやゴーヤーのカーテンを作ったことがあり、今年も作ろうかと思ったのですが、カーテンを作る場所が、さくらがいつも外を見ている窓で、さくらの楽しみを奪うのもかわいそうだと思い、今年は作りませんでした。
 ところで、昨秋から車庫にツタ植物が自然に繁殖しはじめました。この植物はなんという名前か知りませんんが、古い空き家などで、家を覆うように生えているのを見たことがあります。生命力が強いようで、冬には枯草のようになるのですが、夏が来ると再び繁殖を始めます。昨秋は芽生えただけ、という感じでしたが、今年の夏はかなり成長しました。
 「緑のカーテン」としてはうってつけだと思われるのですが、あまり話題にならないのは、雑草として嫌われている植物だからなのでしょうか。
 ミンミンは外に行くと、この車庫の屋根の上にしばらくいるらしく、今朝も気持ちよさそうに朝日を浴びていました。この屋根の上にまで、植物のツタが来ています。来年はどこまで成長するでしょうか。
 ミンミンは体調がいいみたいで、病院に通っていたころよりも明らかに毛並がよくなって、つやつやと朝日に光っています。うれしい限りです。

車庫の屋根の上で朝日を浴びるミンミン。屋根の上にまで植物のツタが…


ダンボール箱の中でトロンとした目をしている、さくらとちびクロ。おやすみ~

 夜行性の猫も、人と暮していると人間の生活に合わせるようになるのか、私が夜更かしをしていると、目がトロンとして眠そうな顔をしているので笑えます。なんだか、人間の子供みたい。
 1階にあるダンボール箱の中にボロキレを敷いてあって、さくらとちびクロはその中で寝ます。夜中にトイレに下りると、ダンボール箱の中で二人仲良く寝ています。
 3年前に子猫としてうちに来た二人は、すでに老猫だったミンミンと合いませんでした。さくらとちびクロは、好奇心を持ってミンミンに近づくのですが、ミンミンのほうが受け付けません。そこで、1階はさくらとちびクロの部屋、2階はミンミンの部屋というふうに決めたのです。ミンミンは2階の窓から出入りするので、1階を通りません。
 さくらとちびクロも大人になり、昔ほどミンミンも嫌がらなくなったのですが、その後ミンミンが慢性腎不全になったこともあり、なるべくミンミンにストレスをかけないように、ミンミンが2階にいる時は、1人で静かに寝ていられるようにしています。
 さくらとちびクロも子猫の時から過ごしている1階が自分たちの部屋だと思っているのか、ミンミンが外出中に2階に遊びに来て、私と一緒に布団で寝ていたとしても、いつの間にか1階に戻っていたりします。

二人仲良くダンボール箱の中で寝ているさくらとちびクロ


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