失敗するたびに、「いつになったら、ほどよく飲めるようになるのだろう。歳をとれば変わるのだろうか」と。
お酒を飲むと、金銭感覚がなくなって、翌朝財布の中身を確認して青くなることがあります。
金銭的なことよりももっと問題なのが、時間の問題。20代前半までは、どんなに深酒しても、翌日の午前中までには回復していたのが、20代の後半から翌1日中回復にかかるという日が出てきました。私の場合、胃弱であることも回復を遅らせている原因でしょう。週末の夜に7、8時間も飲み続け、せっかくの休みに1日中寝ている…。お酒を飲むのは楽しい。でも、限られた人生の中で、時間の使いかたとしては、かなりもったいないのではないか、と思うのです。しかし、何度痛い目にあっても、ほどほどに飲むということがなかなかできませんでした。
私の場合、0か100なのですね。そこで、今年の春から人からのお誘いは受けるとして、原則飲むのをやめました。
そうしたら、体重がどんどん減るという副産物もついて、スリムな体に。なんと、高校生の時よりも体重が減りました。
ところが、7月のばあちゃんの葬式をきっかけに、酒飲みが復活してしまいました。いけなかったのが、家飲みを再開してしまったこと。暑いものだから、お茶か水がわりにビールを飲むようになってしまいました。体重も4kgぐらい増えました。
お酒を飲むと、ほんとうに何にもやる気がなくなるのが困ります。部屋がちらかりました。
これは、まずいなぁ、と思ってはいたのですが、暑さが引いたら再びお酒をやめようと思い直し、現在再び飲んでおりません。正確に言うと家飲みはやめました。人に会う時など、外では飲みます。お金がかかるので、自分へのブレーキにもなります。
もともと、お茶やコーヒーも好きで、家では何か飲んでいればお酒でなくともよいのです。
コーヒーを淹れる時に気をつけなければならないのは、コーヒーが蒸れるいい匂いがしているコーヒーメーカーをさくらとちびクロが手でかいて隠そうとすることです。もちろん、コーヒーメーカーを隠すなんて無理ですから、テーブルから床に落とすか、倒してしまいかねません。火傷でもしたら大変なことになります。
猫の嗅覚というものは大したものです。リキッドタイプの駆虫剤(ノーマット)のてっぺんをクンクン嗅いで、手でかいて隠そうとします。このリキッドは確か無臭のはず。人間には無臭でも猫は匂いを感じるのでしょう。