懐かしい病院の匂い

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子猫の時から1階のの部屋で過ごしてきたさくらとちびクロは今でも仲良し

 最近友人が相次いで入院、手術をしましたので、病院にお見舞いに行く機会が何度かありました。友人といっても、一人は私の親くらいの歳の方、もう一人は還暦を超えられた方です。
 病院が苦手という人もいるかと思いますが、私は病院の雰囲気や匂いにどこか親近感を感じています。だから、お見舞いは意外と好きなのです。
 というのも、私は幼いころから病気がちで、2歳から小学校2年生くらいまで入退院を繰り返していました。病院は遊び場だったし、看護婦さんに遊んでもらったり、勉強を見てもらったりしていました。親と離れた生活はもちろん寂しいこともありましたが、それよりも覚えているのは、病院の空気の懐かしさです。特に感じるのは病棟の匂い。
 猫たちも子猫の頃からいた部屋や寝ていた毛布の匂いに安心するみたいです。ミンミンは、子猫の時から16年以上このアパートで暮らし、私といっしょに寝てきたわけですから、私の匂いに安心した顔をするのは当たり前といえば当たり前ですね。さくらとちびクロは、ミンミンやかえで(エイズキャリアで幼くして亡くなりました)との関係などから子猫のときから、1階の部屋で二人だけで寝ていました。今でも1階の部屋が落ち着くみたいで、2階に遊びにきても、いつの間にか1階に下りて二人で寝ていることがあります。
 最初は、この子たちは私と寝ることはないのかもしれないな…と思い、少し不憫に感じましたが、それも取り越し苦労だったみたいで、今はミンミンが外にいる時は私と昼寝したりして、十二分に甘えてくれています。


毛布から頭だけを出して寝ているミンミン

私の又の間で寝ているさくら。上は毛布、下の柄の生地は私のパジャマです

 夜から朝にかけてはミンミンが私と寝ています。毛布から顔を出して寝ている姿は、まるで人間の子どもみたいです。
 朝になってミンミンが外に出て行ったので、2階のドアを開けてさくらとちびクロを入れてあげました。ミンミンがいる時はちびクロは入れても、さくらは入れないようにしています。ちびクロはあんまりミンミンにしつこくしないのですが、さくらは強引に近寄っていくので、ミンミンが嫌がってすぐに外に出たがります。
 2階に入ってきたさくらとちびクロは、私の布団の中に入ってきて、二人とも私の又の間(両脚の間)に入って寝ていました。布団の中に入っていれば、さくらのおねしょの心配もありません。いつも、掛布団の上にしますので。
 そのうちちびクロは布団の外に出て、ビニール袋に頭をつっこんで遊んでいました。
 1階に下りていくと、外猫ちゃんたちが玄関の前で待っています。朝ごはんをあげましたが、出勤するときもまた玄関前で待っていました。ごはんをあげてからまだ1時間あまり。お皿にはフードが残っているはずです。こういうことがよくあり、最初は、別のフードがほしいのか、新鮮なものを足してほしいのか、いずれにしても外猫もだんだん贅沢になっていくなぁ、と思っていたのですが、今朝はふと、いつもお皿にフードが盛られてないと不安なのかなぁ、と思いました。家の中の猫と違って、外の猫は不安から解放されることがない…。本当に安心することはないんだろうなぁ、と。ちょっとかわいそうな気がしました。

ビニール袋に頭をつっこんで遊んでいるちびクロ


SF体質

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どうも猫語をしゃべっているような気がしてしょうがない

 新聞で映画を紹介するときは人間ドラマを中心に、良作を紹介しています。
 でも、休日などに個人的に趣味で見る時は、SF&ホラーものが多くなります。最近は海外のドラマをよく見ています。
 「スーパーナチュラル」に「フリンジ」など。古くは「V(ビジター)」「ツインピークス」「Xファイル」など。
 もとも科学番組が好きで、SFもその延長線上にあります。以前は(いや、最近もかな?)SFという分野を下に見る傾向がありましたが、小説でも映画でも社会的に重要なカテゴリーだと思っています。私が小学生の頃、クローン(遺伝子工学)もコンピューターもロボットもSFの世界の物でした。頭の固い学校の先生などは、私がSF小説を読んでいると、「漫画を読んでいるのと変わらない」と批判めいて話したものです(当時は今と違い漫画に市民権がありませんでした。ドラマの「ゲゲゲの女房」でも出て来ましたが、「悪書追放」の名のもとに、多くの漫画家が批判の対象となったのです)。
 良質のSF作品には必ず文明批判と、科学技術最優先の社会への警鐘がありました。つまり、未来社会への警鐘です。文学として、大切なことではありませんか。そんなところも広く見てほしかったのですが…。
 私に夢見がちな側面がるのは確かです。猫たちを見ていると、どうしても未知なる可能性を見てしまう。例えば、人間の気持ちがすごくわかっているのではないか、とか。実は言葉を理解し、猫語でしゃべっているのではないか、とか。
 やっぱりSF体質なんですね。

沈思黙考しているような気がする。考えるニャンコ?


 


ふかふか布団が気持ちいいね

 さくらのしゃっくり。本当はしゃっくりなのか怪しいのですが、たまに頭が小さくガクッとなります。2週間前に気になって病院に連れて行ったのですが、診察の時は症状が出ず、元気そうなので診察だけで帰ってきました。その後もしゃっくりもどきをたまにしていました。前にブログにこのことを書いたところ、猫友さんから、横隔膜ヘルニアかも、というメッセージが届きました。それで、きょう病院でレントゲンを撮ってもらったのですが、とりあえず横隔膜ヘルニアの所見はみられないとのことでした。このしゃっくりもどきが病気に起因するものなのかもわからないのですが、きょうも診察の時には症状が出なかったので、今度動画に撮って見せることになりました。
 さくらは、膀胱に石ができたり、元気そうでいて、たまに病気をします。今回も大したことがなければいいのですが…。そういえばちびクロのほうは、目が悪い以外は今までに病気をしたこともなく元気です。
 さて、午後からはきょうも野球を見ていました。埼玉西武が2連勝でファイナルステージ進出を決めました。シーズン中のゲーム差を考えると、日本ハムがすんなりやられるとは思えないのですが、短期決戦はやっぱり恐いです。ホークスには、初戦を死守して有利にシリーズを進めてほしいものです。
 野球観戦では飲みながら、サンマの刺身をつまんでいました。そこへミンミンが帰宅。フードには興味を示さないのに、刺身は食べたくてしょうがない様子。かわいそうなので、少しだけおすそわけしてあげました。本当は先生から刺身はあげないように言われているんですけどね。先生には内緒だよ、ミンミン!
(たまに先生もこのブログを読まれているみたいなので、そのうち分かるとは思いますが…)

クンクン…。おいしそうな匂い


大リーグはカーディナルスが優勝しました

 きょうからクライマックスシリーズ(CS)が始まります。お昼にパ・リーグ、夜にセ・リーグです。同時間ではないので両方見ることができます(地上波で放送がないのにはびっくりしました。ジャイアンツが残っているから、セはやるかと思いましたが。時代の変化を感じます)。ちなみに午前中は大リーグのワールドシリーズ第7戦をやっていました(優勝はセントルイス・カーディナルス。これも感動的でした)。きょうは1日中野球観戦になりそうです。つまみとビールを買い込んで、ごろごろしたいと思います(きょうは家飲み解禁です)。
 CSが始まってから、野球が面白くなりました。消化試合というのがほとんどなくなりました。最終戦までドラマがあります。日本シリーズに行きつくまでに楽しみが増えました。
 リーグ優勝する意味が薄れる、3位のチームが日本一になる可能性があるCSのシステムは、考えてみると理不尽なところもあります。CSが受け入れられたのには、大リーグ中継の影響があると思います。大リーグではワールドシリーズに行きつくまでに一山も二山もある。野茂が渡米して以来、大リーグ中継が日本でも盛んに見られるようになりました。アメリカのシステムの面白さを見ていたから、CSにも抵抗があまりなかったのでしょう。そう考えると、野茂の業績は日本人選手に大リーグへの道を開いたということだけではなく、プロ野球全体に影響を与えたことになります。野茂本人にはそんな気はなかったと思いますが、偉大な先駆者とはそういうものなのですね。意図しなかったところにも影響が広がります。
 「短期決戦」の面白さは、大学1年の時に先輩に連れて行かれた東都リーグの1部2部入れ替え戦で知りました。母校の中大は2部1位で、1部最下位の東農大と戦いました。見に行ったのは、第3戦。この試合で1部昇格(残留)チームが決まります。スコアなど、細かいことは忘れましたが、終盤に後にプロに行く笘篠選手のホームランで勝ちました。乾いた打球の音、神宮の外野席に吸い込まれていく白球を今でも覚えています。そして、見知らぬ学生と抱き合って喜んだ、あの感激。チアガールはみんな泣いていました。リーグ優勝を争う試合ではありません。1部2部入れ替え戦です。でも、後がない試合というのは心を打つのです。
 さて、猫ブログですので、猫たちのことも少し。ミンミンは天気がいいので外に出ていますが、さくらとちびクロは、基本的には1階でひなたぼっこ。たまに、野球観戦をしている私の様子を見に来ます。テレビがある2階はテレビが見やすいように陽が入らないようにしているので、ひなたぼっこには1階しかありません。ひなたぼっこをしたいんでしょうけど、私のことも気になる。1階と2階を行き来する姿がかわいいです。

私のことを気にしつつ、ひなたぼっこも捨てがたい


昼寝談義

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家に帰ると窓際にいたさくらがあくびをしながらお出迎え

窓から入る日の中で眠るちびクロ

 私は食べると必ずと言っていいほど眠くなります。お酒を飲むと、さらに強烈に眠くなります。とにかく、お腹がふくれると眠くなります。
 夜はそのまま寝てしまえばいいので問題はありませんが、朝食べても、昼食べても眠くなるので、学校に通っていたころは大変でした。昼休みに寝ないと、午後の授業は舟をこいでしまいます。よくクラスメイトに笑われていました。
 就職した後も、午後の仕事がつらかった。最初に就職した会社は1日中デスクワークという仕事で、それでなくとも眠くなります。
 今の仕事は時間に関しては比較的自由に使えるので(その分、徹夜や休日出勤もありますが)、眠い時には寝ます。眠い時は寝た方が仕事の能率もあがります。
 きょうは、午前中が取材で、昼ごはんは自宅に帰って食べました。
 帰ると、窓際で外を見ていたさくらがあくびをしながらお出迎え。ちびクロは、窓の形に入る日の光の中で寝ていました。
 食べた後はもちろんお昼寝。さくらも一緒に寝ました。きょうはポカポカ暖かかったので、布団もかけずに寝ましたが、さくらは布団にもぐりこんでいました。十分暖かいと思うんですが、布団が好きなんですね、猫は。

布団にもぐりこんで私と昼寝するさくら


斜めに差し込む朝日にあたるさくらとちびクロ。ちびクロはさくらのしっぽで遊んでいます

朝日にあたるちびクロ

 一昨日までは季節外れの暑さでした。もう11月になろうとしているとは思えません。
 やっぱりどこか気候が異常な感じがします。でも、外猫ちゃんたちにとっては、いつまでも暖かいのはいいことなのかもしれませんが…。
 きのうからは一転、ちょっと寒いくらいでした。
 ミンミンは私と布団の中で寝ていましたが、さくらとちびクロは段ボール箱で猫だんごになって寝ていました。
 朝、1階のカーテンを開けると、さくらとちびクロが斜めに差し込む朝日の中に。本格的な冬を迎えると、この日なたが時間とともに動くのに合わせて、さくらとちびクロは居場所を変えていきます。まるで日時計のように。
 ミンミンの方は、いったん外に出て、玄関前で気持ちよさそうに日なたぼっこしていました。
 もう、そんな季節になってきたんだなぁ、と実感しました。
 今朝は今年初めて灯油売りの声を聞きました。
 「灯油18リッター、1680円!」と流していました。今年も高いんですね、灯油。数年前の2倍以上します。節電のために石油ストーブが売れているとのことですが、家計にはキツイですね。

気持ちよさそうに玄関前で日なたぼっこするミンミン


なんだろう? 興味津々で、手でカーテンを開けて外を見るさくら。ちびクロはマイペースに毛づくろい

 昨夜のこと。家で夕食を食べていたところ、外で子どもの泣き声がしました。
 外を子どもを連れたお母さんが歩いていたみたいで、子どもが泣きだしたようです。
 すかさず、さくらがカーテンを手で開け、外を確認していました。
 このさくらの敏感な反応とはうらはらに、ちびクロはマイペース。毛づくろいをしていました。
 さくらも外に興味を失うと、ちびクロと仲よく段ボールの上に。
 ちびクロがさくらの顔をなめてやると、お返しとばかりに、さくらがちびクロの手をなめなめ…。
 いやいや、写真をよく見ると、これはさくらが自分の手をなめているのですね。
 仲良く、まったりの二人です。
 

ちびクロがさくらの顔をなめなめ

お返しに、さくらがちびクロの手をなめなめ?


2階建てになった、ちびクロの段ボールハウス

目が悪いので、慎重に床との距離を測っています

 ちびクロの段ボールハウスを2階建てにしてみました。ちょっと感じが変わって、ちびクロも楽しいかなと思って。中にはいるかなぁ? と思って見ていましたが、喜んで中に入っていました。
 でも、目が悪いので、この高さでも下りる時は、床との距離を慎重に手で測って下りていました。
 さくらとちびクロは、最近は洗濯かごの中に入って寝ていましたが、さくらがおねしょをした段ボール箱の中のボロキレを洗濯して、再び敷いたところ、また段ボール箱の中で寝るようになりました。
 やっぱり、段ボール箱のほうが好きなんですね。

手をついて慎重に下ります


お腹モコモコのちびクロ

さくらもモコモコ…

 きょうはダイエットの話です。
 今朝のモーニングバードで、人には食べると太る「魔の時間帯」があると紹介していました。
 取材を受けていたのは、日本大学薬学部と、早稲田大学の研究者。
 「体内時計」をつかさどる、時計遺伝子ビーマルワンが活発に動いている時間帯は食べると脂肪をため込みやすくなるのだそうです。このビーマルワンが活発に動いている時間帯が午後8時から午前2時。午前2時がマックスで、それ以降は減り、昼間の午後2時にはゼロになります。つまり、夜中に食べると太るという話は本当だったということです。
 理想的なのは、午前7時に朝食、正午に昼食、午後6時に夕食をとり、朝5:昼4:夜1の割合で食べるということ。朝はしっかり食べ、夜はほんの気持ち程度ですね。日大の先生は、これを実践して10kg以上も痩せたとか。
 朝食を抜くと太るという話は早稲田の先生がしていました。朝を抜くと、「次はいつ食べられるかわからない」と、体が警戒し、昼にドカ食いする可能性が出るし、3食食べる時間が全体的に遅くなりがちに。実験で朝ごはんを食べないマウスは、朝ごはんを食べるマウスよりもずっと太っていました。
 以前にお酒を止めたら、10kg以上も痩せたという話を書きました。お酒を止めただけで、どうして急激に痩せるのか不思議で、病気なのでは? と心配したほどです。
 でも、今考えてみると、今朝のテレビの話と符合するのです。
 お酒を飲まないと、晩酌をしないので、夜の食事は自然と減ります。私は、もともと朝はちゃんと食べるほうなのですが、その頃忙しくて、度々お昼を抜いていました。すると空腹で、午後5時くらいに2回目の食事をします。で、夜はお酒を飲まないので、午後5時の食事が1日で最後の食事になっていました。1日2食はいいことではないかもしれませんが、1日の食事がすべてビーマルワンが不活発な時間帯に入っていたということになります。偶然ですが。
 この時気が付いたのですが、私の場合、高校生の時の体重よりも3kg減った時が体のラインが一番きれいでした。高校生の時よりも筋力が落ちている分、少し痩せたくらいがベストなんですね。
 ところで、猫にも体内時計があり、食べると太るという時間帯があるのでしょうか。お腹を空かしてニャンニャン鳴かれると、ついついあげてしまいます。食べすぎないように、少しずつあげるようにはしていますが、あんまり体重は変わらないみたいです。猫も夜中に食べると太るのでしょうか。食べさせれば太る時間帯があれば、知りたいものです。 


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