今朝も朝6時ごろに仕事が終わって、パソコンを閉める前にツイッターをのぞいたら、今朝早朝に殺処分される黒いラブラドールの一時預かりをお願いしたいというつぶやきが目にとまりました。ほどなく、「私が」という人が現れ、ひと安心。ところが、家に帰って気になってパソコンを再び開いたところ、この情報を最初に発信した人がわからないというメッセージが。恐らく夜中じゅうツイッター上をリツイートで情報が駆け巡っていたのだと思います。ほどなく、発信元の人は判明したのですが、今度は連絡しても返事がないとのこと。ツイッター上で犬好き、猫好きのみなさんがメッセを送りあい、連絡がないのは動物愛護センターに引き取りに行ったからではないか、という流れになってきたので、私も仮眠をとることにしました。
お昼ぐらいに目が覚めて、ツイッターを見たところ、発信元の人が朝一番に電話をしたところ、既に殺処分された後だったようです。行政がやっている殺処分って、そんなに朝早くやるのでしょうか。詳しい事情はよくはわかりませんが。
私が富里の愛護センターを取材したのはもう何年も前のことです(今回とは違う愛護センターだと思われます)。千葉県は長い間殺処分数が全国ワースト1位でした。その後引き取りを有料にしたり、引き取る場所を減らしたりしたところ、殺処分数は減って1位ではなくなったようです。今の正確な数字はわかりませんが、数年前に取材した時点では全国の犬猫の殺処分数は30万台の前半だったと思います。懇意にさせていただいている愛護ボランティアの方の団体の名称が「80万から0への会」といいました。つまり、その昔は年間80万頭以上が殺されていたということですね。今は減ったとはいえ、30万もの命が人間の都合で奪われているわけです。きょうも、です。土日は殺処分は行われないと思いますが、また月曜になれば始まるのです。
ペットはかわいい。犬や猫にみんな癒されています。でも、ペットの問題を考え、人と語る時、ものすごく暗い、辛い気持ちになるのは私だけではないと思います。
早く、こんな日本ではなくなってほしい。殺処分0は夢物語ではないと思います。法律の改正・強化、飼う人への啓蒙の徹底など、方法はあると思います。
写真はそんなこんなで、朝帰るなりパソコンの前から離れられなくなった私を猫タワー的木造棚の上から見ているさくらです。連日暑い日が続いているので、ちょっとけだるそう。このブログでみなさんにかわいがっていただいているさくらも、子猫の時にちびクロとともに路上をさまよっていたところを保護された子です。