ニャンコの怒り

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基本的には仲良しの二人です

 あなたの猫は「フー」とか言って怒ったりしますか。
 さくらとちびクロは怒ったことがなく、この子たちには「怒り」という感情はないのだろうかと思っていました。ところが、昨年9月にちびクロが慢性腎不全で入院して9日ぶりに帰宅した夜、久しぶりにさくらがからもうとしたところ、「フー」と言って怒ったのです。あまりにも意外だったし、ちびクロが怒る声を初めて聞いたので、最初は空耳かと思いました。
 今では以前のように二人で追いかけっこしたりしていますが、何か気に障るのか、時折さくらに怒っています。
 さくらは、ミンミンにもしつこくして怒られます。さくらは怒られてばかりですね。でも、さくらが怒るのを見たことはありません。ちびクロやミンミンに怒られる時は、「なんで?」という感じで、ちょっと不服そうな顔をしていますが…。ミンミンやちびクロの点滴が終わると、さくらは二人の点滴跡を必ずなめます。ちょっとお転婆だけど、やさしい子なんですね。
 ちびクロは私に怒ったことはありません。猫と人間に触られるのは違うのでしょうか。
 ミンミンは私に怒ったことがあります。まだ子どもの頃に、お風呂場でシャンプーしようとしたところ、しつこくシャワーをかけられて、初めて怒りました。別に汚れていたわけでもないのに、あれは失敗でした。以来、猫にシャンプーしたことはありません。猫には必要ないですね(さくらと、ちびクロは私が湯船につかっていると、のぞきに来ます。さくらは、足を滑らせて湯船に落ちたこともあります)。
 また、ミンミンの長いしっぽを、うっかり踏んでしまうことがあり、この時はさすがに怒りの声をあげます。いや、あれは悲鳴なのかな。

ミンミンの点滴跡をなめてあげているさくら。さくらはちびクロにも同じことをします


 


 ちょっと前の話になるんですが、ミンミンが松戸商工会議所会報誌「ブリッジ」11月号の表紙になりました。
 この会報誌は編集委託されているのですが、通常、表紙写真には特集に関連したものが選ばれます。この号は「松戸版IT活用術」というタイトルでした。ところが、適当な写真がない。そこで、猫たちに登場してもらうことにしました。
 プレゼンで出したのは、ミンミンとさくらバージョンの2種類。通ったのは、ミンミンのバージョンでした(私のオススメはさくらバージョン)。
 猫がマウスで遊ぼうとしています。パソコンには松戸商工会議所のホームページが。猫はやっぱりマウス(ねずみ)が気になるんですねぇ、というシャレです。見る人にわかったかなぁ?
 撮影では、マウスに猫缶を少しくっつけて、写らないところでは、私が手招きしています。
 ちびクロでもチャレンジしたのですが、周りで遊んでいるばかりでうまくいきませんでした。

ちびクロは動き回るので、うまく撮れませんでした


ニャンコたちの近況

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ミンミン、重くない?

 ご無沙汰してすみません(´・_・`)
 ニャンコたちの近況をお報せします。
 ミンミンとちびクロの病状ですが、結論から言うと、まあまあ安定しています。
 ◆ミンミン(18歳・1日置きに125ml輸液)
 BUN 8(12/12) 45(12/27) 35(1/30) 37(4/5)
 Cre 2.0(12/12) 2.1(12/27) 2.3(1/30) 2.1(4/5)
 ◆ちびクロ(5歳・1回100mlを1日2回輸液)
 BUN 72(12/19) 78(12/27) 60(1/7) 39(1/30) 52(2/27) 47(4/5)
 Cre 3.6(12/19) 4.1(12/27) 3.7(1/7) 3.5(1/30) 4.3(2/27) 4.1(4/5)
 正常値はBUN(血清尿素窒素)が17~40、Cre(クレアチニン)が0.6~2.0と言われています。

 ミンミンは12月12日にBUNが8まで下がり、病院には申し訳ないですが、何かの間違いかと思いました。それまで、1日置きに150ml輸液していましたが、それからは125mlに減らすように言われました。BUNは低ければそれに越したことはないと思っていたのですが、低すぎてもいけないのかな。ちょっと困惑しました。ミンミンは見た目には痩せてしまって、ちょっとヨボヨボしているのですが、数字で見ると健康体に近く、まだまだ長生きしてくれそうです。
 ちびクロは、12月中は非常に数字が悪く、このままどうなってしまうのか、と不安になっていましたが、年明けから改善。特に1月30日は数字がよく、BUNが正常値まで下がりました。その後は少し上がりましたが…。こうして並べてみると、Creのほうは、4.0前後で上がったり下がったりしているんですね。
 BUNが下がったのは、活性炭(ネフガード)のやり方を工夫したせいだと思います。
 活性炭は缶詰にかけるようにして食べさせるように言われていたのですが、ちびクロはカリカリのほうが好きで、缶詰をあまり食べません。
 前回のブログ(昨年11月)にあるように、活性炭を指につけてなめさせるようにあげていたのですが、漫然とあげたのでは効果がないんですね。というのも、よく食べれば尿素が増える。その尿素を吸着するのが活性炭です(多分、この解釈で合っていると思います)。なので、食事と活性炭はほぼ同時にあげなければ効果が出ません。そこで、「もう、おなかペコペコ!」とちびクロが言うくらいに空腹にさせて、活性炭をなめさせた後にカリカリをあげて、ガツガツ30分以内に食べ終わるようにしました(仕事をしていて、一人暮らしなので、以前は「置きエサ」にしていました)。おかげで、ミンミンもさくらもちびクロの食事のタイミングで食べさせられるようになり、この二人も空腹に付き合わされています。ちょっと気の毒ですが…。
 1月30日に正常値内まで下がったBUNがその後少し上がったのは、私に油断があったせいだと思います。
 あと、さくらですが、写真でご覧のとおり、ミンミンとちびクロにちょっかいを出しながら毎日元気に過ごしています。さくらについては、また書きます。

ちびクロなにやってるの? byさくら


 
 
 
 


さくらとじゃれあう、ちびクロ

 最近のちびクロですが、実は検査の結果がよくありません。
 10月23日はBUNが42、クレアチニンが4.0となったため、輸液の量を1日125mlから150mlに増やしました。それで、1週間様子を見て10月31に検査をしましたが、BUNが63、クレアチニンが4.4と悪化していました。
 23日の検査をするまでは医者も、そろそろ数値も安定しただろうから血液検査はそんなに頻繁にしなくても…、という雰囲気だったのですが、なんとなく安心できなかった私がお願いして検査したところ、上記のように悪化していました。
 一応、別の日にエコーで腎臓の様子を見ることになりました。
 今は1日に2回、100mlずつ輸液して、活性炭(ネフガード)を食べさせています(活性炭といえば「キムコ」を思い出します。悪臭だけでなく、尿毒素までも吸着するなんて、驚きです)。フードに混ぜても食べないので、どうしようか迷ったのですが、水に溶けるみたいなので、溶かして注射器で強制的に飲ませたところ、吐いてしまって失敗。それで、指に水を少しつけて活性炭の粒をつけ、ちびクロの口の上あごにぬるようにするとうまくいきました。少しずつなので数回繰り返さなければなりませんが、これが一番確実のようです。ちびクロの口の中は真っ黒で、まるでイカ墨スパゲッティを食べた後みたいです。
 造血ホルモンの注射は効いているみたいで、ヘマトクリットが23日は40%、31日は42%と安定しています。1週間に1度の注射を2週間に1度にしたので、明日(正確にはきょうですが)が通院日です。血液検査もするので、数値がよくなっていればいいのですが。
 ミンミンは、11月5日に検査したところ、BUNが39、クレアチニンが1.8と、なんと、ギリギリですが正常値に入っていました。貧血も血糖値も正常値で、ステロイドの副作用も出ていないようです。
 ちびクロはさくらともよく遊び、一人でもなにかとイタズラをして、見るからに元気です。一方ミンミンのほうは、17歳という年齢のせいなのか、どこかヨボヨボしているようにも見えます。
 検査結果とは真逆に見える二人です。

仲良く寝ているちびクロとミンミン(おねしょ癖のあるさくらはこの部屋には入れません)


外猫たち(件の子は入っていません)

 前回、3匹いた外猫のうち1匹が最近姿を見せないということを書きましたが、その数日後、久しぶりに…多分1,2か月ぶりに…姿を見せました。ひょっとしたら、死んだんじゃないか、と思っていたのでホッとしました。
 見た感じ痩せてもいないし、特別汚くもなっていない。他の2匹とは兄弟姉妹なので、毛色も同じです。ちょっと前と違うのは、久しぶりに見た私が恐いのか、オドオドしていました。
 でも、その翌日はいましたが、翌々日からはまた姿を見せなくなりました。似た毛色の別の猫だったのでしょうか…。いや、他の2匹が受け入れていたので、いなくなった子だと思うのですが…。
 他の2匹は常にウチの周りにいて、のんびり昼寝をしている姿をよく見かけます。いなくなった子もそれまでは同じように過ごしていたのに…。健康状態は悪くなさそうなので、ウチで食べなくても、どこかでごはんをもらっているのかもしれません。それにしても、子どもの時からずっと一緒だった兄弟姉妹とどうして離れていったのか…。ウチに来れば確実に食べられて、とりあえず安全なのに。今はどこでどうしているんだろう。
 誰かに拾われて今は家猫になっていて、先日はたまたま兄弟姉妹に会いに来た…というのがベストシナリオですが、首輪もしてなかったしなぁ…などと考えます。
 まだまだ猫はわからないことが多いです。


窓の外から外猫ちゃん

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網戸越しにシルエットが…

 写真は外猫の中でも一番人懐っこい子です。決して人には慣れませんが、「甘える本能」というものでもあるのか、最近は人の顔を見るとニャンニャン鳴きます。甘えてみたいけど、生まれながらの野良猫の習性で、完全には人間を信じきれない。そんな感じです。
 この子は最近は、窓から部屋の中に入ってきて、ミンミンの食べ残しを食べたりします。毎朝カリカリはあげているのですが、やっぱり猫缶も食べてみたいのでしょうか。
 ミンミンはひょっとしたら、さくらやちびクロよりもこの子たちのほうが仲がいいかもしれません。よく外で鼻の頭をくっつけてあいさつしている姿を見かけます。
 もともとは4兄弟姉妹でしたが、避妊去勢手術をした時に1匹、病院の前で逃げられてしまいました。その後行方不明に。私の不手際で、今でも痛恨の思いがします。
 そして、最近、もう1匹の姿が見えません。病気にでもなったか、誰かに拾われたか。なんとなく、もうこの世にはいないような気がしています。
 将来、引っ越すことがあったら…その時は多分、都会とはさよならをして、九州の実家に帰るでしょうが…外猫たちも連れて行くつもりです。私の田舎なら、誰気にすることもなく猫は自由に家の中と外を行き来できるような環境ですから、きっと気に入ってくれるでしょう。
 いっそのことウチの子になってくれたら、と思いますが、多分難しいでしょう。
 今のままでは病気になっても病院にも連れていけないし、もう少し慣れてくれればなぁ、と思います。

中の様子をうかがって…


さくらの尿検査

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寝起きのさくら。まだ眠そう…

 きのうはさくらを連れて病院に行ってきました。さくらは以前に結石ができたことがあるし、ちびクロのこともあって血液検査したところクレアチニンが1.9と正常値内ながら高めだったため、念のため尿の検査もしてもらいました。血液検査で腎臓の数値に現れるのはかなり悪くなってからです。まだ数値が正常値内でも、進行中だということはあります。
 膀胱に尿が溜まっていないなくて、検査ができなかったということが2回あり、きのうは3回目のトライでした。エコーで膀胱の尿の溜まり具合を確認してから、注射器で尿を抜き取ります。
 結果は、結石も壊れた腎細胞が出ているということもなく、大丈夫とのことでした。「尿が濃くて、おしっこを作る力は優秀みたい」とのこと。
 絶対に病気がないとは言い切れないのでしょうが、ひとまず安心してよさそうです。
 腎臓や泌尿器の病気は猫にはつきものです。今考えられる検査方法は血液検査と尿検査ぐらいでしょう。腎臓の状態をより正確に、病気がごく初期に分かる検査方法ができればいいのですが。


とても元気なちびクロ

 きのう、1週間ぶりにちびクロの血液検査をしました。1週間前と比べ、BUNが51から37.7に、クレアチニンが3.8から3.0に下がりました。貧血の数値(ヘマトクリット)も28%から38%に増えました。
 高齢のミンミンよりも若いちびクロのほうが数値が悪いというのが今まで胸痛かったのですが、今回の数値は同じぐらいに落ち着きました。点滴は2日に1回のミンミンに比べ、ちびクロは毎日なので、約倍の量を輸液しているわけですが…。それでも、検査の度に数値が良くなるというのは、かなり順調なのではないでしょうか。家でとても元気そうにしてたので、多分調子がいいんじゃないか、と思っていましたが、本当にうれしいです。
 
 昨晩は福岡ソフトバンクホークスもファイナルステージ進出を決め、ファイターズの待つ札幌行きが決定。テレビの横でハエを追いかけているちびクロを眺めながら、お酒がいつもよりおいしく感じました。


ちびクロもちゃかり隣に乗っかってます

 さくらがおねしょをするので椅子の上にキャリーバッグを置いて、その上に敷物を避難させているという話を書きましたが、さくらはその上が気に入ったようで、キャリーバッグの上に置いた敷物の上で長い時間を過ごしています。座って外を眺めていたり、眠ったり…。昼寝をするには気持ちのいい季節。外を眺めるのが好きなさくらにとっては、ある意味おあつらえ向きの場所かもしれません。
 昨晩からはちゃっかりちびクロも乗っかって、いっしょに昼寝を楽しんでいます。やっぱりこの二人は仲がいいなぁ。
 さくらも今のところおねしょしていないし、「常設」にすることにしました。もう1枚同じ敷物があるので、私はそれを敷いてごろ寝をしながら野球観戦。今は日米ともにポストシーズンです。

ちびクロにマッサージされてるみたい。さくら気持ちよさそう…


秀吉的性格のミンミン

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空のお皿の前でじっと待っているミンミン

 犬みたいに空のお皿の前でじっと待っているミンミンです。私に早くフードを持ってくるように無言の圧力(?)をかけています。
 こういう時もあれば、ほとんど毎日、朝方午前3時くらいにニャンニャン鳴いて私を起こします。私はどちらかというと、夜は早く寝て朝は早く起きるほうですが、さすがに3時はまだ眠い…。起きないと、起きるまで鳴き続け、それでも起きないと私の鼻の頭に爪を立てるという「秀吉的性格」の持ち主です(言わずもがなですが、「鳴かぬなら鳴かせて見せようホトトギス」のことです)。
 これが自然な食欲なら嬉しいのですが、ステロイドの副作用かと思うとちょっと微妙です。ただ、以前は匂いをかいだだけで見向きもしなかったKD(ヒルズの腎臓病猫の療養食)を食べてくれるようになったので、その点は良かったと思います。それにしても、よほどお腹がすくんですね。

ねぇ、早くちょうだい! と目で訴えるミンミン


 


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